読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

陽気な幽霊―伊集院大介の観光案内

2008-07-31 | 国内ミステリー
陽気な幽霊―伊集院大介の観光案内 (講談社文庫 (く2-43))
栗本 薫
講談社

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『京都の闇が名探偵を飲み込んだ!
ミステリーツアーにかり出された伊集院大介。シナリオ外の出来事に混乱する旅行客を前に、「本物の」探偵の推理が冴える。
伊庭緑郎(いばろくろう)に騙されるような形で「名探偵とゆく 京都ミステリーツアー」のゲストになった伊集院大介。だが旅行会社の仕込みとは思えぬリアルな事件の続発に参加者たちはうろたえ始める… 』

著者本人は長編が書けないから間に合わせの"小品"だと開き直っていらっしゃいますけど~・・・小品ともいえないというか、そもそもこれはミステリなのか・・・。
少しも陽気な幽霊(題名)ではなく、一切観光案内(題名)ではなく京都の闇が名探偵を飲み込(惹句)まない!

羊頭を掲げて狗肉を売るってことばそのもの。
伊集院大介が出てくれば、読者は、特に愛読者は期待するものがあるのは当然で~応えられないのなら、出版しなければいい。
本当に「ご都合主義で殺人事件を引き起こす」(=ミステリーを書く)ことに疑問を感じているのなら、ミステリを書くのを辞めたらいい。
こんな無様なもので原稿料と印税を稼ぐというのは、なおかつあとがきで別の著作を薦めるとは、言語道断。
グイン・サーガだけ書いてたらどうですか?(1冊も読んでないけど)

「ご都合主義で殺人事件を引き起こす」(=ミステリーを書く)ことが疑問なら、ご都合主義で恋愛を引き起こすことも、ご都合主義で友情を育てることも・・・・すべて疑問。
小説というものがすべて無意味な存在ということになるということはお気づきではないらしい。

本書の登場人物・薬師寺京子は明らかに薬師寺涼子のパクリですけど、パクッた意味は何?

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坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ

2008-07-30 | 歌舞伎
坂東三津五郎歌舞伎の愉しみ
坂東 三津五郎
岩波書店

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『世話物・時代物をどう観るか,踊りの魅力とは,荒事・和事をどう愉しむか,新作の可能性とは──など,俳優の視点から,歌舞伎鑑賞の「ツボ」を伝授します.演題に即して観かたを具体的に解説.さらに舞台の想い出や演じる心意気にも触れ,三津五郎丈ならではの知的で洗練された語り口で,芸の真髄を解き明かします.』

「歌舞伎役者で誰がお好き?」と問われて、三津五郎さんの名前を挙げるとたいていいやな顔をされる。
それは、人気絶頂の寿ひずる(宝塚歌劇のスター)をトップ寸前に辞めさせた挙句に捨てたから。
あの突然の引退・結婚の衝撃をみんな(特に関西人は)忘れていない。
でも、それでも好きな役者さんの一人ではある。
彼の踊りは、私のような門外漢でもわかるくらいすばらしい。

で、ま、本書。
"中級者のために"と書かれていたので読んでみた。
現役の役者ならではの率直な書きようで面白かった。
三津五郎格子の表紙カバーがすっきりしていてGOOD!

それぞれの役者さんが、それぞれの志向で歌舞伎の未来を考えているところが素晴らしい。
その総和が歌舞伎の発展につながるのだろうなぁ。



坂東三津五郎公式ホームページ
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偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する

2008-07-29 | その他
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))
武田 邦彦
幻冬舎

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『いわゆる「地球に優しい生活」は、じつは消費者にとって無駄でしかない。「レジ袋をやめエコバッグにすると、かえって石油の消費が増える」「冷房を28℃に設定しても温暖化は止められない」「多額の税金と手間をかけて分別したゴミ、そのほとんどが焼却される」「リサイクル料を業者に支払った廃家電は、違法に中古で流れている」・・・・かようにエコ生活は、環境を悪化させ、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床になっている。「何が本当のエコか」がわかる環境問題の新しい教科書。』

エコと福祉は偽善である(エコと福祉を声高に叫ぶ人は偽善者である)というのは私の経験則である。
割り箸の追放、食品トレイやペットボトル、古紙、牛乳パックのリサイクル、合成洗剤より石鹸を、など間違っていると元々知っていた事柄もあったが、知らなかったのは、ダイオキシンや狂牛病が危なくないこと。
これにはちょっとびっくりしました。
吉野家の社長さんが大丈夫だって主張してましたよねぇ。疑ってごめんなさい。

最近一番うさんくさいと思っているのが、石油の代わりにバイオエタノールをという主張。
本書にも取り上げられているが、科学的な根拠は本書にゆだねるとして、

・世界中に飢えた人がたくさん居るのに、食料を燃料にしていいはずがない!

・ほとんど食料を自給できない日本が賛成していいことでは絶対にない!

これはもう生活者として当たり前の感覚でしょう?

日本政府よりUSAの記者のほうが頭が良くて、「これによって日本の食糧が高騰することをAbeは知っているのでしょうね?」と質問を受けたブッシュは答えられなかったそうである。知っているとか知らないとかいう問題じゃなくて、わかりきったことだとは思うが、Abeは知っていたのか?それでも進めたのか?それともわからなかったのか? 誰かが(政府が?政府と癒着の業者が?)儲かる話なのだろうな。
本国USAでも投機でトウモロコシの価格が上がりすぎてバイオエタノール工場が閉鎖の憂き目にあっているというのは耳新しいところである。

石油成分のうち捨てる(=燃やす)しかなかった部分から作られる、ほとんどただのレジ袋を断わって、高いエコバッグやゴミ袋をそのスーパーで買いますか?誰が得するんでしょうか?
そのレジ袋の分の石油成分は燃やされるだけなんです。

割り箸は端材から作られていて、端材が売れないと林業が成り立たなくなる=森林が荒れるということになるのです。これは昔アグネス・チャンがマイ箸を持っているって自慢して林業関係者から批判を受けて下火になったと思っていたのに、最近若い人たちの間でまた広まっているようですね。たぶん"環境にやさしい"と言う箸業界の陰謀でしょう。(端材=材木にならない細い枝や板を切り出した後の端っこの方など)

"環境にやさしい"とさえ言えば高くても売れる・・・。
"環境にやさしい"なんて甘いきれいな言葉にだまされずに、それで儲かるのが誰なのか、ほんとうにそれが役に立つのか、ちょっと考えてみませんか?






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死者を起こせ

2008-07-29 | 海外ミステリー
死者を起こせ (創元推理文庫)
フレッド ヴァルガス
東京創元社

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『愛称マルコ、マタイ、ルカの、それぞれ専門の異なる若く個性的な歴史学者と元刑事が、ともに暮らすパリのボロ館。その隣家に住む引退したオペラ歌手の婦人が怯えていた。ある朝突然、見知らぬ木が庭に植えられていたというのだ。ボロ館の四人がその木の下を掘るが何も出ない。そして婦人は失踪した。いったい何が起こったのか?気鋭の女流が贈る仏ミステリ批評家賞、ル・マン市ミステリ大賞受賞の傑作。 』

パンプルムースのシリーズを読んでも思うことなのだけど、フランスの小説ってなんでこんなに冗舌なのだろう。
でも彼らは知性があるので、その無駄口を楽しめる。
あとがきにも書かれているが、「職業的探偵や警察官は別として、ミステリの中で名探偵となるには、高い知性と好奇心と、何よりも暇が必要だ。失業中の歴史学者という三聖人には、この三つの条件がすべてそろっているのである。」
ミステリを冗舌と恋愛感情でミスディレクトして終幕まで持っていくのはフランスらしいと言えるのかもしれない。
フランスのミステリってほかに誰がいましたっけ?
ジョルジュ・シムノン?こんな文体だったかどうか覚えていない・・・。

ここでマルコ、マタイ、ルカという愛称を与えられている(伯父に、本人の同意なしに)三人の失業中の歴史学者なのだが、その性格づくりには、聖人のマルコ、マタイ、ルカの性格が反映されているのだろうか。三聖人にそういう風な印象があるのかどうか、そこまでキリスト教に知識がないのでわからない。



【追記】
ミステリマガジン4月号がフランス・ミステリ観光案内の特集だったみたい。
ミステリマガジン 2008年 04月号 [雑誌]

早川書房

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『フランス・ミステリ・ツアーをご利用いただき、誠にありがとうございます。右手に見えますのは、かの怪盗紳士ルパンが潜んでいた奇岩城、左手は、メグレ警視が勤務していたパリ警視庁、奥には『藤村巴里日記』の島崎藤村が住んでいたシテ・ファルギエールがございます。当ツアーはお客様に、行っても読むもよし、読んで行った気になるもよしの、フランスが舞台のミステリをご案内しております。スリルたっぷりですから、お足下に注意してお進みください。』

ルパンとメグレ警部を出すくらいだから、その後(日本で)著名な方は出てないみたい。


【追記の追記】
海外ミステリ通信 第21号 2003年5月号 フーダニット翻訳倶楽部のメルマガ
 「特集 ―― 現代フランス・ミステリを味わう」がフランスミステリ界の流れに詳しい。
フレッド・ヴァルガス(本書の著者)も紹介されている。
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スリー・パインズ村の不思議な事件

2008-07-28 | 海外ミステリー
スリー・パインズ村の不思議な事件 (ランダムハウス講談社 ヘ 4-1 ガマシュ警部シリーズ)
ルイーズ ペニー
ランダムハウス講談社

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『正統的本格ミステリ久々の大型新人、出現!
アガサ・クリスティーの衣鉢を継ぐ新シリーズ第1弾!

英国推理作家協会最優秀処女長篇賞
アンソニー賞最優秀新人賞
バリー賞最優秀新人賞
ディリス賞
アーサー・エリス賞最優秀新人賞

「まさに絶品!」――ピープル・マガジン誌

家に鍵をかける習慣さえない、ケベック州の平和な小村スリー・パインズ。
感謝祭の週末の朝、森の中で老婦人の死体が発見された。
死因は矢を胸に受けたと見える傷。
一見、ハンターの誤射による事故死に思えた。だが、凶器の矢がどこにも見当たらないことから、ガマシュ警部は顔見知りによる殺人事件として捜査を始めた・・・・。
「ボアロとモース警部へのケベックからの回答!」
と絶賛される本格ミステリの新シリーズ第1弾。 』

セント・メアリ・ミード村のようなスリー・パインズ村なのだが、時代は現代。
登場人物は少なく、それぞれ性格がきっちり書き分けられているのだが、なにやら突出的な性格の人間が多く、この小さな村になぜ?という疑問が湧く。
この村が鍵をかけなくてもいいようないいところだからということにしたいのかもしれないけれど、それにしてはこの村のよさが上手に描かれているとは言えまい。
一番気に入らないのは新米刑事のニコル。
作品のスパイスのつもりなのかもしれないが、スパイシーな人物は村にたくさん居るのにこんなバカ入れなくてもいいだろう。まさか、このバカをシリーズで育てるつもりなのか?人間の根本は教育では変わらない。3歳ならともかく(三つ子の魂百までも)

次作を読むかは微妙な所。
"ガマシュ警部シリーズ"と銘打ってあるのだから次作も出版するのだろうなぁ。もう版権は買ってあるに違いない。

カナダ・ケベック州というカナダから独立したがっているフランス系住民の多い所という舞台で、イギリス系住民の微妙な(抑圧された)立つ位置がわかったのはよかった。
民族対立というものはどこにでも起こり得る。
スリー・パインズというのはアメリカの独立戦争のときに、王党派(親英国王派)の人たちがアメリカから逃げてきて、自分たちの安全の印の暗号として3本の松(3pines)を植えたことに由来する。したがってこの村は英語が主流。(これが事実なのか、著者の創造なのかは不明)

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密林の骨

2008-07-27 | 海外ミステリー
密林の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 3-9)
アーロン・エルキンズ
早川書房

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『アマゾン河を旅する格安ツアーに参加したギデオンだが、同乗者は奇妙な人間ばかりだった。不穏な雰囲気の漂う民俗植物学研究者一行、秘密を持つ船長、出自不明のガイド。やがて事件が勃発する。岸の方から槍が飛来し、船内に突き刺さったのだ。そそてその穂先の基部に巻かれていたのは・・・・・・さらに接岸した場所で不思議な穴のあいた骨が発見され・・・・・・一片の骨から名推理を展開するスケルトン探偵ギデオンが密林の闇に挑む。』

骨の城を読んだのはついこの間のような気がするのにもう出ました。第14作。
速いのは訳者が二人だからかな。どちらも甲乙つけがたく、読者としてはうれしい。

舞台は猛暑の夏にぴったりのアマゾンの密林。
ギデオンが珍しい所に行くなぁと思ったらやはりジュリーは別行動。さもありなん。
スケルトン探偵の推理としては少々物足りないが、アマゾンの紀行文としては面白い。
アーロン・エルキンズは自分で行ってみたのかしらね?

「空気はギデオンが恐れていた通りだった。スープのように熱く、どろりとしている」
ここのことかと思った・・・。日本(西日本)は十分アマゾン並み(・・;)
アマゾンの原住民がほとんど裸族だというのはやはり湿度の問題なのだと思う。
砂漠のベドウィンは分厚い布で全身覆っている。



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幕末気分

2008-07-25 | 歴史小説・歴史
幕末気分 (講談社文庫)
野口 武彦
講談社

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『「幕末」は、テロや不況、災害に見舞われた幕府の末期である。歴史が激動する転換点に、江戸から長州征伐で出張した同心は大坂で遊興し、元農民の歩兵は吉原で暴れる。この危機感の欠如といい加減さは現代に酷似し、身近にすら感じられる。大混乱時のリアルで意外な実相をあらわす七つの事件。読売文学賞受賞。

《目次》
幕末の遊兵隊
帰ってきた妖怪
地下で哭く骨
道頓堀の四谷怪談
徳川慶喜のブリュメール18日
吉原歩兵騒乱記
上野モンマルトル1868――世界史から見た彰義隊  』

幕末不戦派軍記の野口武彦さんの本。
あちらはフィクション仕立てになっていたが、こちらはエッセイ仕立て。
相変わらず裏から見た歴史が面白い。
慶喜の情けなさは知っておくべきだろう。
歴史に"たられば"は禁物だけれど。

「帰って来た妖怪」の妖怪とは佐伯 泰英の狩りシリーズの敵役・鳥居耀蔵のことである。晩年を知って読むのと読まないのとは違うかも。
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ハリー・ポッターと死の秘宝

2008-07-23 | その他小説
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
J. K. ローリング
静山社

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『7月31日、17歳の誕生日に、母親の血の護りが消える。「不死鳥の騎士団」に護衛されて飛び立つハリー、そして続くロンとハーマイオニー。ダンブルドアの遺品を手がかりに、彼らの旅が続く。その先にある戦いは…。』

今日日本語訳発売。一気に通読。
二転三転で面白い。
詳しく書くとネタバレになるので。

終ってしまったなぁ。
全巻通読するといろいろな伏線やらが読み取れて面白いんだろうと思う。

しかし、これ映画化はたいへんだろう。
でも楽しみに待っている(・・;)

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陰陽師―安倍晴明と蘆屋道満

2008-07-22 | 歴史小説・歴史
陰陽師―安倍晴明と蘆屋道満 (中公新書)
繁田 信一
中央公論新社

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『古くから説話や伝説に彩られてきた陰陽師。近年では小説や映画にも登場し、呪術により凄まじい力を発揮する。世界を滅ぼしかねない超人として描かれることも少なくない。では実在の陰陽師たちはいかなる活動に従事していたのか。安倍晴明らが絶大な名声を博したのはなぜか。藤原道長ら同時代の王朝貴族が残した日記を手がかりに、知られざる実像に迫る。さらには、陰陽師を必要とした平安時代の人々の心性をも明らかにする。』

元々はただの公務員だったはずの陰陽師。なにゆえあんな力を持っているかのような伝説が生まれてきたのか。
歌舞伎にも現代でもよく演じられる「葛の葉」という、安倍晴明の母は信田の森のキツネだった(人間の子だったらあんな力はあるはずがない)という演目がある。
本書は"望月の欠けたることのない"道長などの日記に触れられた晴明を抜き出しながらその実像に迫ろうとするのではあるが、元の日記に準拠しようとするあまり隔靴掻痒の感が否めない。
新書なんだからもう少し意訳めいたものにならなかったのか。

平安時代、なぜに陰陽寮なる役所が必要だったのか。
実際の所陰陽師は何をしていたのか。
方違えなどあまりに非生産的に感じられることを真剣にやらなければならなかった根本の思想がどうもよくわからない。

著者曰く
「なお、この平成の世において、"陰陽師になりたい"と思っている方のための本ではありません。ですから自ら陰陽師になることをお望みの方には、何か別のアプローチをとっていただかなければならないでしょう。」
ユーモア感覚のない方ではないらしい。
現代では陰陽師を公務員として雇うことはないなぁと思ったが、政治家の方々も企業家の方々も下々にはわからない悩みを解決するために高いお金を払って占い師(呼び名は様々だろうが)に相談するということを思い出した。
1000年たっても変わらないものらしい。
安倍晴明の末裔だというとその世界ではイッパシになるのだろうか。
そういえば鴨川ホルモーの主人公も安倍だったな。確かに式神を使っている(笑)
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パンプルムース氏とホテルの秘密

2008-07-15 |  コージーミステリー
パンプルムース氏とホテルの秘密 (創元推理文庫 M ホ 5-8)
マイケル・ボンド
東京創元社

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『『ル・ギード』調査員志望のイギリス娘――これが、なんと編集長宅の元料理人・魅惑のエルシー(『パ氏の秘密任務』をお読みの方は魅惑の意味するところをご存じのはず!)――の研修を担当し、彼女を落第させるのが今回のパ氏の任務。彼女はなぜ、宿泊先に名もないホテルを選んだのか? オーナー・シェフは行方不明だし、彼女の振舞いもおかしい。おまけにポムフリットは怪しい拾い物をし、事態はとんでもない方向に。いったいホテルになにが……?』

積読の山から引っ張り出した。
なんとも冗舌な文体にすっかり慣れて、快調に読める。
国際謀略小説みたいなプロットを相変わらず下品におちゃらけてすましてしまう・・・。


パンプルムース氏ってだあれ? 東京創元社のページ

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