読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

ストレスと読書

2009-08-28 | その他
扶桑社ミステリー通信(LINK)に書かれていたもの


サセックス大学のデイヴィッド・ルイス博士の研究によると、ストレスをやわらげる最良の方法は、読書だというんですね。
 本の世界に没頭すると、ストレス・レベルが68%も下がるんですって。

 ほかのストレス解消法における数値を見ると……

  音楽を聴く=61%
  コーヒーを飲む=54%
  散歩する=42%

ということで、読書の影響は大きいわけです。 
 しかも、集中して本を読むと、精神的な効能があるばかりじゃなく、筋肉や心臓の緊張もやわらぐんですって。

 それにくらべ、ビデオ・ゲームで遊ぶのは、21%しか下がらず、逆に心臓への負担が増えるとのこと。


読書好きにはうれしい結果です。
だからって読書ばかりしているわけにもいきませんけれどねぇ。
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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上・下

2009-08-27 | 海外ミステリー
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上
スティーグ・ラーソン
早川書房

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『月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの違法行為を暴露する記事を発表した。だが、名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れることになる。そんな彼の身元を大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが密かに調べていた。背中にドラゴンのタトゥーを入れ、特異な風貌をした女性調査員リスベットの働きで、ヘンリックはミカエルが信頼に足る人物だと確信し、兄の孫娘ハリエットがおよそ40年前に失踪した事件の調査を彼に依頼する。ハリエットはヘンリックの一族が住む孤島で忽然と姿を消していた。ヘンリックは一族の誰かが殺したものと考えており、事件を解決すれば、ヴェンネルストレムを破滅させる証拠資料を渡すという。ミカエルは信頼を受諾し、困難な調査を開始する。全世界で800万部を突破した『ミレニアム』三部作の第1部、いよいよ刊行。』

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下
スティーグ・ラーソン
早川書房

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『ミカエルはハリエット失踪事件に関する膨大な資料を読む一方、ヘンリックの一族のいわくありげな人々の中に分け入っていく。やがて彼は、ハリエットの手帳に書かれた暗号のようなメモを発見する。そして二カ月の刑を勤め終えた彼は、失踪当日のハリエットを写した一連の写真を見て、疑問を抱く。その場所でいったい彼女に何が起きたのか?また、写真に写っていたハリエットの部屋の人影は誰のものか?深まる謎を調査するには助手が必要だと感じたミカエルは、ふとしたことからリスベットの存在を知り、彼女の協力を得ることに成功する。二人は調査を進め、リスベットはミカエルにしだいに魅かれていく。だが、何者かが卑劣な妨害を仕掛けてきた!やがて浮かび上がる忌まわしい事実とは?幾重にも張りめぐらされた謎、愛と復讐。壮大な構想で描き上げるエンターテインメント大作。 』

スウェーデンの小説といえば、大昔マルティン・ベックシリーズを読んだことがあるくらい。
買うまでにちょっとインターバルがあり、買ってから読むまでにもインターバルがあり・・・でも読み始めたら一気で読了。

ミステリで細かに感想を述べるのもご法度だろうから、読んでみてくださいな。
大部がぜんぜん苦にならないとだけ申し上げておく。


スウェーデンもナチスの影響は逃れられなかったというのは初めて知った。
それは自分がスウェーデンの歴史に疎かったせいであって、そういえばお隣の国なのだもの当然なのだわ。
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日曜哲学クラブ

2009-08-20 |  コージーミステリー
日曜哲学クラブ (創元推理文庫)
アレグザンダー・マコール・スミス
東京創元社

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『イザベルは、古都エディンバラに住む、知的で好奇心溢れる女性哲学者。彼女が主宰する“日曜哲学クラブ”は一度も開かれたことがないという不思議なクラブだ。ある日、劇場の天井桟敷から若い男性が墜落するのを目撃した彼女は、長年の哲学的思考で培われた優れた観察力をたよりに若者の死の謎を探るのだが…。寄り道だらけの知的な冒険。女性哲学者の素人探偵シリーズ開幕。』

エディンバラと言えばイアン・ランキンだと思うのだけれど、これは40代の女性哲学者が主人公のコージー。
だけど、ミステリとしては、どうかなぁ、寄り道だらけの一人相撲というところか。
ファーストシーンに登場する人々がその後一切登場しないのも予想外。というか、それでいいのかと思う。

主人公イザベルは数十年前の小説を読んでいるような錯覚に陥るような価値観、生活感で、人物考察、世状考察など面白いのだが、ふつうコージーミステリに限らずミステリに求めるカタルシスは得られない。
実は著者アレグザンダー・マコール・スミスにはボツワナでただひとりの女探偵ミス・ラモツエのシリーズがあるのだが、1冊読み終われなかった。
私には合わないみたいね。


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猫探偵ジャック&クレオ

2009-08-12 |  コージーミステリー
猫探偵ジャック&クレオ (ハヤカワ・ミステリ文庫 モ)
ギルバート・モリス,羽田 詩津子
早川書房

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『抱きしめたくなる名探偵が事件でいっぱいの海辺に登場! 猫ミステリの新シリーズ第1弾

黒猫ジャックとラグドールのクレオの飼い主、ケイトと息子のジェレミーは、遠い親戚が遺した海辺の動物屋敷に引越してきた。問題はもう一人の相続人、ジェイクと同居せねばならないこと。同居生活には問題が目白押しのうえ、近所では殺人事件が起きてジェレミーが容疑者になってしまった! ジャックとクレオは人間たちの大騒ぎに呆れつつも愛らしく彼らを支え、事件解決の手助けまでしてしまう!? 心温まる猫ミステリ。』

↑のあらすじだけを見たら面白そうにおもうでしょう?
まあ、遠い親戚が残してくれた莫大な遺産ってとこがすでに破たんの始まりだったとも言えるか~...ファンタジーじゃあるまいし。
ましてや訳者が羽田詩津子さん。あちゃあ。
読む前に気づくべきだったなぁ。

主人公ケイトは29歳。12歳の一人息子を育てているシングルマザー。食事の前にはお祈りを欠かさず、何かって言うと聖書を読み、引用し、迷うと聖書を開いておみくじ代わりにし・・・。
私は何を読んでいるんだろうって違和感を持たせるのには十分。

マフィアに、イギリスの貴族に、大金持ちに・・・・もういろんな登場人物を登場させるのだけど、どれもこれも描写が中途半端で、描けてない。
動物も猫2匹だけじゃ足らないと見えてピットブル(犬)、オウム、たれ耳のうさぎ、ビルマニシキヘビ、アライグマ、フェレット、ラブバード・・・いい加減にしてよ。


この本、文庫本なのだけどトールサイズ=15.7cm=5mm長い。
なんでこんなのにしたいんだろうね。
他と高さがあわないんじゃ本屋泣かせだと思うけどね。
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アマルフィ

2009-08-11 | 国内ミステリー
アマルフィ
真保 裕一
扶桑社

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『日本人少女が失踪。誘拐か、テロの序章か?
ローマ、ナポリ、アマルフィ海岸ーーイタリアを舞台に壮大なスケールで描かれるサスペンス超大作!
外交官・黒田が見出した事件の全貌とはーー。
フジテレビ開局50周年記念映画、原作本!』

映画を見たということも見るということも見たいということもないのだけれど、真保ファンが家にいるので。

いちおうストーリーは一気に読ませる。
海外サスペンスかと思うようなストーリー展開。
しかしながら悲しむべきは細部が描けてない。
この長さでは仕方ないとは言えるが、登場人物それぞれの描写、表題にもなっているアマルフィの美しさ・・・何も描かない。
映画を見ろって?(笑)
このストーリーで、細部をしっかり描き込んで、倍の長さにしたら海外でも通用するサスペンスに仕上がると思う・・・たぶん。

外務省の在外公館の腐敗ぶり、チェチェン紛争の啓発はしっかり受け止めた。
次はソマリアらしい。
ほんとに描けるか? ほんとらしく描けばいいとも言えるが。

アマルフィ、世界で最も美しい海岸と言われ世界遺産にも登録されているようだが、日本ではあまり知られてはいないだろう。私は知らなかった。
特にイタリアへの日本人観光客が減っていることがちまたで話題になる昨今、アマルフィという新しいアイテムは旅行業界にもイタリアにも益するところが大きいに違いない。
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ドイツ料理万歳!

2009-08-08 | その他
ドイツ料理万歳! (平凡社新書)
川口マーン 惠美
平凡社

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『ドイツといえば、ビールやソーセージと思われがち。だけど、それだけじゃない!豚のすね肉をぐつぐつ茹でたアイスバイン、ビールのつまみにぴったりのブレッツェル、日本ではあまりお目にかかれない川魚料理、歯ごたえ絶妙の白アスパラ…。そう、ドイツはこんなに美味しい!シュトゥットガルト在住25年の作家が描く愉快な16話。 』

ドイツといえば、ビールやソーセージと思われがち・・・だけど、やっぱりドイツといえば、ビールやソーセージなんだなと思う一冊。

著者自身はビールはあまりお好きではなくてワインをよく飲まれているみたいだけれど。
あんなに寒い国でワイン(もちろん世界で北限)を作って飲んでいるというところがすごいというべきなのかもしれないが。(白は私も好きだけど)

アイスバイン、名物料理として名高いけれど、現地の人はそんなには食べない、高級料理店ではメニューにもないと聞いてそんなものかもしれないなと思う。
結局スコットランドでハギスは食べなかったし、日本でも鮒寿司とかくさやの干物とかも食べたことないもの。

生の白アスパラとか野菜類が美味しそう。

日本人はとりあえず変わったものにも手を出すけれど、ドイツ人は保守的だとの指摘はそうかもしれないと思ったけれど、ドイツ人に限らずヨーロッパ人はそうかもしれない。
いろいろな料理を取りいれて、家庭でもこなすおかげで日本の台所はモノだらけになってしまった。そのうえマイお茶碗にマイおはし・・・面白い食文化だね。
大中小のお皿だけで済ませれば食器棚もずいぶんと整理され、小さくてすむのに・・・。
ってこれはドイツの本でした。

割と近くにドイツ料理のお店があるけれど、高くてまずい・・・というか、いまどきちょっと大きめのスーパーならどこでも美味しいソーセージがいろいろ売っているのにあえて行く意味がわからない。まだつぶれてないかなぁ。
やっぱりドイツといえば、ビールやソーセージだね。


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探偵レオナルド・ダ・ヴィンチ

2009-08-04 | 海外ミステリー
探偵レオナルド・ダ・ヴィンチ (ランダムハウス講談社文庫)
ダイアン A S スタカート
ランダムハウス講談社

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『1483年、ミラノ公国。おりしも城ではフランス大使歓迎の宴の余興として「人間チェス」ゲームが華やかに繰り広げられていた。だが、休憩の合間にビショップの駒を演じていた公爵が何者かに刺殺されているのが発見された。ミラノ公は客たちを城内に足留めし、ダ・ヴィンチに殺害犯人を突き止めるよう命じる。ダ・ヴィンチは男装の弟子ディノをワトソン役に仕立て、その天才ぶりを遺憾なく発揮する大胆不敵な捜査を始めたが…。 』

レオナルド・ダ・ヴィンチが探偵をしてもよいのだが
もうちょっと賢そうでもよいんじゃない?

レオナルドの男装の弟子ティノの視点から描かれる。
ティノのモデルになるような弟子がいたのかどうかはわからないけれど、必ずしも男装(つまりほんとうは女性)の弟子じゃなくても筋は通せるんじゃないかなぁ。
殺人事件のなぞより、ティノの男装がいつばれるかということの方が気になって・・・
それとレオナルドより仕立て屋のルイジの方が人間的に魅力があるように思えてしまう。

断片的に当時の美術制作工房や歴史なんかの知識の断片はちりばめられているけれど、蘊蓄とまではいいがたい。

☆3つがやっとか

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