読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

老いの入舞い 麹町常楽庵月並の記

2014-08-16 | 時代小説
老いの入舞い 麹町常楽庵月並の記
松井 今朝子
文藝春秋
『弁財天を祈った翌日、祝言間近の娘が消えた。賊は三百両の身代金を―。火事で不運に命を落とした嘉村屋惣兵衛。一人娘のりつは火付けが原因と訴える…。茶屋の看板娘が殺された。仁八郎は下手人を大店の息子と睨んで調べを進めたが…。お堀に浮かんだ娘の死体と、赤坂田町の男女の相対死に隠された共通項が?北町奉行所定町廻り、新米同心・間宮仁八郎の江戸麹町事件帖。 』


常楽庵主に新米同心仁八郎をからめたアームチェアディテクティブなのだが、この常楽庵主(おばあさん)が底意地が悪く、薄気味が悪く、要は全く共感ができずに、いやな読後感だった。

この手の年寄りが女だというのは目新しいし、嫌みなババアが新味だと思っているのかもしれないが、犯罪を扱う以上、その他の部分では楽に行ってほしいもの。

同じシチュエーションでももっと軽くかわいらしくできたはずなのに、非常に残念。






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