読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

「みんなの意見」は案外正しい

2006-04-30 | その他
「みんなの意見」は案外正しい

角川書店

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『人間は集団になると烏合の衆と化し、愚かな行動に走ると言われてきたが、それは違う。一握りの天才や、専門家たちが下す判断よりも、普通の人の普通の集団の判断の方が実は賢いのだ。多様な人間が、独立して判断を下す重要性を説き、インターネット世界を中心に広まる「たった一人のユーザーの判断の積み重ねが価値を生む」という新しいコミュニケーションのあり方を提言する。来るべき未来社会のスタンダードを示す必読書。
インターネット検索エンジンのグーグルが、何十億というウェブページから、探しているページをピンポイントで発見できるのも、精密な選挙結果の予測ができるのも、株式市場が機能するのも、はたまた午前二時に思い立ってコンビニで新鮮な牛乳が買えるのも、それはすべて「みんなの意見」、つまり「集団の知恵」のたまものである。一握りの権力者たちが牛耳るシステムの終焉を高らかに謳い、きたるべき社会を動かす多様性の底力を鮮やかに描き出す、全米ベストセラーがついに上陸。』

題名のとんでもない軽さとは裏腹に中身の濃い評論だった。(最近の新書とかとはちょっと違う)

ふーん、なるほど~と感心はしたのだけど、で、どうしたらいいのだろう?
経営的に利用したい、利用できる立場にある人には有効なのかなぁ
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意味から引ける慣用句辞典

2006-04-30 | その他
意味から引ける慣用句辞典

日本実業出版社

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『普段よく使われる慣用句を中心に約1100句を取り上げ、日常生活で用いられる場面や目的に応じて分類し解説。読み物としても通読できるように用例を付し、多くの参考語句も収録。巻末には五十音順索引が付く。』

こういうときなんか言い方あったけど、なんだっけ~?って言うときに役立つかなと思って購入。
↓と同じく期間限定 謝恩価格本フェアで半額で。
      ↑6/10までです。

なかなか読んでると目からウロコだったり面白いですよ。
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本日のお言葉 チェリッシュブック・ピュア版

2006-04-29 | その他
本日のお言葉

白泉社

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『川原漫画から精選された珠玉のお言葉400余。世界の名言・格言・諺から、暦・記念日・出来事、過去10年間の365日、毎日の平均天気まで網羅して、おまけに川原特別企画等々内容満載。』

川原泉さん、昔「笑う大天使」など大好きでした。
日めくりのように毎日の名言と共に、彼女のマンガからの1シーンのお言葉・・・
にやり、くすっ 笑えます。
ユーモアというよりエスプリだね。

期間限定 謝恩価格本フェアで半額で買いました。
  ↑6/10までです。
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ロシアの秘宝「琥珀の間」伝説

2006-04-24 | その他
ロシアの秘宝「琥珀の間」伝説

NHK出版

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『琥珀で埋めつくされた世界でただひとつの部屋、波瀾の物語。戦火のなか、謎に包まれて消えたロマノフ王朝の秘宝。今なお、その探索を続ける男たち。そして24年の歳月をかけた復元。NHKハイビジョンスペシャル「戦争に消えたロシアの秘宝―よみがえる琥珀の間」のプロデューサーによる壮大な国際ノンフィクション。』

琥珀蒐集クラブ」を読んで、これはフィクションなので、実際のところはどうなんだろうと気になったので読んでみた。
琥珀の間の魅力、それぞれの人生、いろいろなものが読み取れる。
TV放送も観てみたい。
再放送されないかなぁ


福本修の宝石鉱物小辞典 琥珀の間 
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黄金の血脈

2006-04-12 | 国内ミステリー
黄金の血脈 (天の巻)

祥伝社

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『感動の半村巨編
関ヶ原以後、豊臣方は壮大にして大胆な作戦を一人の男に託した
時は慶長、徳川との雌雄を決する大坂の陣が迫る中、豊臣方の起死回生策が密かに進行していた。かつて太閣の金塊移送に関わった牢人・鈴波友右衛門(すずなみともえもん)への新たな密命は、信長の血をひく美童・三四郎の会津への護送であった。背後で糸をひく豪商・今井宗薫(いまいそうくん)、真田衆の猿飛佐助、霧隠才蔵、さらに猿渡(さわたり)一族とは・・・。壮大な構想で関ヶ原後の暗闘を描く大河時代小説! 』

黄金の血脈 地の巻

祥伝社

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『豊臣方か、徳川方か?
刻々と変わる勢力地図に翻弄(ほんろう)される男、女、少年…
水面下の闘争が繰り広げられる大坂の陣前夜。
幾多の敵を斬り伏せながら、常陸(ひたち)から陸奥(むつ)へ。鈴波友右衛門(すずなみともえもん)、野笛(のぶえ)、そして織田家の血を引く三四郎は、敵の目を欺(あざむ)くため家族を装っていたが、いつしか深い情愛で結ばれていく。やがて蒲生(がもう)領に入ると、豊臣方か徳川方かで藩論は真二つに割れていた……。豊臣家起死回生の秘策の行方は? 半村時代巨編、第2弾!』

黄金の血脈 (人の巻)

祥伝社

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『大坂夏の陣前夜、歴史の荒波に踊らされる数奇な運命。著者渾身の大河小説、堂々の完結!!
大坂の陣を前に数奇な運命と役割に踊らされる鈴波友右衛門(すずなみともえもん)。大久保長安の血をひく美女・野笛(のぶえ)とともに織田の遺児・三四郎(さんしろう)を会津に入れ、さらに伊達政宗と組んで徳川包囲網を敷く秘策は、脆(もろ)くも会津で潰(つい)える。やがて越後・松平忠輝(まつだいらただてる)に望みをつなぐが、突如真田昌幸(さなだまさゆき)の訃報(ふほう)が! 歴史の転換点で翻弄される彼らの命運は……。著者渾身(こんしん)の大河小説、遂に完結。 』

本書は「天の巻」が1978年に書かれた「慶長太平記」であり、その後1998年に「地の巻」「人の巻」が上梓されたものの文庫化である。
半村良には珍しくSFの入らない伝奇小説。
1巻目から20年の時を経た結末。20年の間にその言わんとするところが変化したのではないかと思わざるを得ない。しかしながら、それも一興。完成品を味わうべきであろう。
彼の人生観がとてもよく現れていると思う。こういう考えの持ち主だったのかと虚を衝かれた思い。
久しぶりの半村良であった。読み直してみたい。


伝奇小説についての一考察
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琥珀蒐集クラブ

2006-04-07 | 海外ミステリー
琥珀蒐集クラブ

ランダムハウス講談社

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『ロシアが世界に誇る至宝「琥珀の間」。
ナチスに略奪されて以降、歴史の闇に忽然と姿を消した。そしてこの謎に迫った者たちが今、次々と不審な死を遂げる。新聞記者、旧ソ連特別機関の関係者誰もが“琥珀の間の呪い”と噂した。そんな中、世界有数の蒐集家に雇われた秘宝ハンターたちが、命を賭けて獲物に挑む!
至宝に隠された歴史的トリックを、魔女伝説の残るドイツ・ハルツ山地を舞台に描く、歴史サスペンス大作 』

帯の「ダン・ブラウン絶賛!」というコピーにちょいと引いた(こういうのは得てして眉唾)けど、「琥珀の間」には興味があったので読んでみた。
ま、文庫本1冊なので、ダン・ブラウンの単行本2冊分のボリュームには負けてしまうのは致し方ないところだけど、けっこう面白く一気に読破。ちょっと翻訳がまずいところもあったけどね。
 エカテリーナ宮殿の「琥珀の間」は2003年に修復工事が終っている。サンクトペテルブルグ、ゆっくり訪ねてみたい都市のひとつだなぁ
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男たちへ―フツウの男をフツウでない男にするための54章

2006-04-06 | その他
男たちへ―フツウの男をフツウでない男にするための54章

文藝春秋

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『インテリ男はなぜセクシーでないか?浮気弁護論、殺し文句についての考察。男の色気、嘘の効用について。成功する男、わが心の男。腹が出てきたらもうおしまいか等々、塩野七生が男たちに贈る辛辣にして華麗、ユーモアと毒にみちた54章の「男性改造講座」。若者から老人まで、男が本当の大人になるための最良のバイブル。』

私の嫌いな10の言葉」で中島義道氏が紹介されていたのをたまたま古書店で見かけたので買って読んでみた。
これを読んでフツウの男がフツウでない男になれるとは思えないけれど、女がフツウ以下の男を見分ける一助になるかもしれない。フツウの男をフツウでない男にするのはやっぱり女なんだし、「男たちへ」とはあるけど、結局「女たちへ」なんだわと女である私は思った。男がどう思うのかはわからないけど。
なかなかに刺激的な視点たっぷりで面白い。
 
 これを読みながら伊丹十三さんに「女たちよ!」シリーズがあることを思い出した。ほとんど内容は覚えていないのだけど中学のころ読みふけってすっかり洗脳されていた記憶がある。今の年で読み返すのも一興か。
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色の秘密―最新色彩学入門

2006-04-04 | その他
色の秘密―最新色彩学入門

文芸春秋

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『人はピンクで若返り、黒い服は皺を増やす。白い下着で健康促進。赤は血圧を上げ、不眠症には青が効く。黄色い車は事故が少なく、紫好きは芸術家が多い。ヒトの心と体に影響を及ぼし、その好みで相性、適職さえも分かり、ストレス解消にも役立つ色の謎を、日本の商品学の草分け的存在である商学博士が科学的に解明した、現代人への快適色彩生活のすすめ。』

しょせん商学博士が色彩学の一般受けするところだけを齧ってまとめたもの。
それも系統だてた内容ではなく、雑誌の連載か講演原稿かとしか思えない、繰り返し繰り返し同じことを言ってるだけのもの。
上記裏表紙の概要のみの内容。本文を読む必要は全くない。
とても"学"に値しない。
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死んでもいきたいアルプス旅行

2006-04-03 |  コージーミステリー
死んでもいきたいアルプス旅行

扶桑社

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『エミリーは、おばあちゃんの付き添いでスイス周遊の高齢者向けツアーに参加し、ルツェルン湖畔にやって来ていた。いざ着いてみると、ホテルの設備は問題大あり、食事はイマイチ、ご長寿連はやたら時間にうるさい。げんなり気味の最初の晩、添乗員が謎の死をとげる。臨時の添乗員代行をおおせつかったはいいものの、川に落ちるは歯は折れるはで、もうさんざん。おまけに今度はツアー客が崖から転落死して…もしかしてこれって連続殺人?気鋭の女流が贈る、爆笑必至のユーモア・トラベルミステリー。』

いちおうコージーの類・・・認めたくはないけど
ドタバタドタバタうるさくて、とてもコージー(居心地のよい)とはいえないなぁ。
著者は元々ロマンス小説の作家だったらしい。さもありなん。
明るく楽しい本が読みたい方は読んでみてもいいかも。
スイス・ルツェルン湖畔に土地勘のある方も読んでみてもいいかも。
行ったことのない者にはもっとステキに紹介してほしいものだと思うけど。
次作はアイルランド。どなたかチャレンジしてみる?
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