読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

悲愁の剣―長崎絵師通吏辰次郎

2008-04-21 |  佐伯泰英
悲愁の剣―長崎絵師通吏辰次郎 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
佐伯 泰英
角川春樹事務所

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『長崎代官の季次家が抜け荷の罪で没落―。季次家を主家と仰ぎ、今は海外放浪の身にある南蛮絵師・通吏辰次郎はその報せに接し、急ぎ帰国するが当主・茂智、茂之父子や、茂之の妻であり辰次郎の初恋の人でもあった瑠璃は、何者かに惨殺されていた。お家再興のため、茂之の遺児・茂嘉を伴って江戸へと赴いた辰次郎に次々と襲いかかる刺客の影!一連の事件に隠された真相とは…。運命に翻弄される者たちの奏でる哀歌を描く傑作時代長篇。』

佐伯さんの時代小説デビュー作。ちょっと前に買っていたのを読む。
さすがに内容てんこ盛りで濃く、その後のいろいろなシリーズの片鱗がちらちら。
そういう意味でも興味深く読んだ。

「長崎絵師通吏辰次郎」を「長崎絵師通吏 辰次郎」と読んで、そういうお役目かなんかなのかと思っていたら「通吏」は名字だった........
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上海―交代寄合伊那衆異聞 (七)

2008-04-20 |  佐伯泰英
上海 (講談社文庫 さ 84-7 交代寄合伊那衆異聞)
佐伯 泰英
講談社

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『高島玲奈の誘いで海軍伝習所を無断で空けた藤之助は、きりしたん摘発に燃える大久保純友から厳しい拷問を受ける。気がついた藤之助はなんと大海原にいた。行先は英吉利はじめ列強が租界を築く清国上海。二本差しの剣豪が初めて踏む異国の地。波涛高き時代を驀進する大人気シリーズ第7弾。』

またまた新作!(どうぞお身体くれぐれもご自愛ください>佐伯さん)

これは最近読んだばかりのシリーズなのですんなり溶け込める。
スケールも大きく、上海です。

このシリーズにたびたび登場する長崎の「福砂屋」(カステラ屋さん)。
その藤之助もお気に入りの「五三焼」を先日初めていただきました。
福砂屋さんの普通のカステラも美味しいものですけれど、本店でしか売ってない、しかもいつも売っているわけではないという(未確認情報)「五三焼」の美味しいこと!!
美味しい洋菓子などが簡単に手に入る現代でさえ美味しいと思うのですから、江戸時代に格別のものだったということは容易に想像がつきます。
あんなにたびたび登場するのですから、佐伯さんご自身もたぶん「五三焼」のファンでいらっしゃるんでしょうねぇ。
しみじみ味わって食しました。


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白桐ノ夢―居眠り磐音江戸双紙 (二十五)

2008-04-17 |  佐伯泰英
白桐ノ夢 (双葉文庫 さ 19-27 居眠り磐音江戸双紙 25)
佐伯 泰英
双葉社

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『神保小路に初夏の陽射しが降りそそぐ頃、佐々木磐音、おこん夫婦は尚武館道場で穏やかな日々を送っていた。そんな折り、西の丸に出仕する依田鐘四郎を通じ、家基より予て約定のものを手配いたせとの言伝がもたらされるが……。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第二十五弾。』

磐音さまの新作!!
24巻まで一気に読み終ったのが2月27日。
しばらくでした!!
しばらくぶりに読むと、設定とか忘れている部分があって、武者修行に出た息子はどうなった?って思ったり・・・それは密命だって・・・(・・;) (余談ですが密命のドラマ明日からですね。楽しみ♪)

一気に24巻読むという面白さを味わった後では、一巻だけというのは少々物足りない・・・。
贅沢を言ってはいけませんけれど。
ストーリーの展開が速いので救われますけれど。
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B型自分の説明書

2008-04-04 | その他
B型自分の説明書
Jamais Jamais
文芸社

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『B型の著者が自らの特徴を分析した、B型人間を理解するためのマニュアル。
□「変」て言われるとなんだかウレしい。/□自分ルールがある。/□地味でめんどくさい作業を楽しめる(本文より)。自身B型であり、B型ゆえの自分の特徴を分析した著者は、B型人間を理解するためのマニュアルを書き上げた。行動パターンや他人とのつき合い方など数々の項目が、“基本操作"や“外部接続"といった機械のマニュアルのように分類され、当てはまる箇所にチェックマークを入れるようになっている。読めば読むほど「こんなとこ、あるある」と共感してしまう。B型の人はもちろん、それ以外の人にも楽しめる、新感覚のユニークな一冊。』

血液型占いなんてナンセンスだ、そんなこと言っているのは日本人だけだ、なんの科学的根拠もない・・・いろいろ言われていても、でもやっぱり血液型で性格ってあるんじゃないかと経験則で思っているのが平均的な日本人じゃないかと思う。
特にB型について。
「あなたB型?」って聞くこと自体が差別発言になるという説も聞いたけれど、かく言う私はもちろんB型です。
この本はとある書店でのベスト5にランクインしていたのでつい立ち読み。
ニヤニヤ、ぷっ・・・うんうん・・・。
B型だから当てはまるのか、私だから当てはまるのかは知りませんけれど。

B型本人はまず手に取るでしょうね。
で、私同様にニヤニヤする・・・。
想像するだになかなか楽しい光景です。


※追記
B型が当たったのでA型自分の説明書も出ました。
B型だけがあるってことがB型には大事なことなのに、そんなこと百も承知の著者のはずなのに、なぜ~??? 
がっかり!!
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DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

2008-04-03 | 国内ミステリー
DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
西尾 維新,大場 つぐみ,小畑 健
集英社

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『JC(ジャンプコミック)2巻に登場した、「ロサンゼルスBB連続殺人事件」が小説の舞台。JCではたった1コマだったが、小説ではその真相が明らかにされる!Lと南空ナオミが難事件に挑む!! 』

これもまぁデスノート便乗ノベルなのだが
本格推理小説を目指しているのだろうけれど、フェアではなく、
Lのデスノート以前を書きたいのだろうけれど、キャラにぶれがあり、
結局は西尾維新のファンには受けるかもしれないけれど、そうでない人はやめといたら?
というレベルに終っている。
それは、まぁ、本書の中にももっとLの事件簿があるとほのめかしながら、いっこうに続編が出てこないところでもよくわかるというわけで。
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