読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

2015年12月の読書記録

2015-12-31 | その他
2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5976ページ

いざ、真田の聖地へいざ、真田の聖地へ感想
"文筆家"の書く文章ではないが、その分素朴な真田愛が伝わってきて後を付いていきたいと思わせる。来年にかけて"真田巡礼"の歴女が増えるのだろうな。
読了日:12月29日 著者:
くまのパディントン (世界傑作童話シリーズ―パディントンの本)くまのパディントン (世界傑作童話シリーズ―パディントンの本)感想
映画のCMを見ていて、ちゃんと読んだことがないことに気づいて読書。パディントンは迷子だと思っていたのだけど、ペルーからの亡命者だったとは・・・。映像化するとより面白くなると思う。ちょっと見てみたい。
読了日:12月25日 著者:マイケル・ボンド
おすず―信太郎人情始末帖 (文春文庫)おすず―信太郎人情始末帖 (文春文庫)感想
最近知ってイチオシの杉本章子さんの時代小説。昨今の時代小説もどきとは違い、ホンモノの時代小説がうれしい。芝居小屋が舞台(の一部)なのもうれしい。ただ・・・主人公信太郎さんのいい加減さは好きじゃないなぁ。そのうちシリーズ次作も読むでしょうけれど(笑)
読了日:12月25日 著者:杉本章子
美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るには (ちくま新書)美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るには (ちくま新書)感想
美術館の舞台裏というよりは美術展の舞台裏だったが、平易な文章なのでするする読めた。昔はこれでもかっていうほど面白い展に出会えたものだが、この頃看板に偽りありとまでは言わないが、新聞やTVなどでの広告をうのみにして訪れるとがっかりすることが多い。館を左右ウィングに分けて別の展をしてみたり(要は観覧料は2倍)、小品ばかりだったり。多額の費用がかかるのだという主催者の事情はわかったが、見応えのある美術展を開く人材を養成するカリキュラムがあっても面白いかも。
読了日:12月23日 著者:高橋明也
天下人の茶天下人の茶感想
利休はなぜ切腹しなければならなかったのか、本能寺の変まで遡ってその経緯を説明するのだが、論理的にはそういう考えもあるかと納得できるが、どの登場人物にも感情移入できず、登場人物を好きにならなければ感動もなく、面白い読書とは言えない。
読了日:12月20日 著者:伊東潤
生活安全課0係 ファイヤーボール生活安全課0係 ファイヤーボール感想
富樫倫太郎 さんは時代小説しか読んだことがないので、読んでみた。面白い方だと思う(って曖昧)。シリーズになれば面白いだろうと思う。 なぜ主人公を冬彦という名前にしたのか少々疑問。ドラマを見ていなかった私でも冬彦という名前には色をつけてみてしまうのだが。
読了日:12月18日 著者:富樫倫太郎
探偵は眠らない 新装版: ホテル・ディック・シリーズ (光文社文庫)探偵は眠らない 新装版: ホテル・ディック・シリーズ (光文社文庫)感想
都筑さんの小説をあまり読んだことがないので新装版が出たのを機に。1991年の著作でそれなりに古色をおびている。浅草に土地鑑があればもっと楽しめただろう。
読了日:12月17日 著者:都筑道夫
写楽まぼろし (文春文庫)写楽まぼろし (文春文庫)感想
蔦重関連の本はいろいろ読んだが、吉原大門前の書店を開く前から描かれているのを読むのは初めてで、興味深く読んだ(写楽の素性については小説上の創作だろうが) これが『東京新大橋雨中図』で瞠目した杉本章子さんの初めての出版された書! ほんとうに双葉より芳しで早世が惜しまれる。寡作なのでゆっくり著作を楽しみたい。
読了日:12月17日 著者:杉本章子
東京新大橋雨中図 (文春文庫)東京新大橋雨中図 (文春文庫)感想
浅学にして小林清親という(最後の)浮世絵師を知らなかったのだが、その人生を幕末からの困窮時代から光線画で頭角を現し、ポンチ絵を描き出す頃(明治14年)まで描いていて、実に面白かった。明治初期の御家人の困窮等もよくわかる。1989年の直木賞受賞作。著者杉本章子さんが亡くなられたというニュースを聞いて読んでみた。
読了日:12月14日 著者:杉本章子
レッドベルベット・カップケーキが怯えている (お菓子探偵)レッドベルベット・カップケーキが怯えている (お菓子探偵)感想
このシリーズは新しくUSで流行っているケーキを教えてくれるから好き(笑) レッドベルベットケーキ、日本でもポピュラーになりつつあるのですね。 内容はまぁいつも通り(笑)
読了日:12月13日 著者:ジョアン・フルーク
京都発 BROWN.のVINTAGE STYLE京都発 BROWN.のVINTAGE STYLE感想
読んだというか見た(汗 最近移転されたようで、こういう商売も成り立つのだなぁ(失礼!)
読了日:12月13日 著者:杉本康子
与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記感想
東大寺大仏の鋳造の様子を実際に働いている人たちの目線で描く。東大寺や大仏造営の実際や当時の食の様子、行基の最晩年等資料としては興味深かったのだが、登場人物たちの心情の動きに対し描かれているエピソードのみでは不足を感じ、感動するまでには至らなかった。 
読了日:12月13日 著者:澤田瞳子
弁天の夢: 白浪五人男異聞 (文芸書)弁天の夢: 白浪五人男異聞 (文芸書)感想
白浪五人男をどう料理するのかなと思ったが、筋は別物。あの名乗りの名台詞とか青砥とかちょっとばかりのくすぐりはあるが、どうせなら浜松屋も出してほしかった。井伊直弼を徹底的に悪役にしたのが最近の流れ的には違和感。京都編もできるのかもしれないが、グロいので読むかどうか…。
読了日:12月12日 著者:矢野隆
八州探訪: 新・古着屋総兵衛 第十一巻 (新潮文庫)八州探訪: 新・古着屋総兵衛 第十一巻 (新潮文庫)感想
"新展開"の"序章"だそうで、少々退屈。八州といえば狩りシリーズを思い出しますね。八州廻りの緒を改めて知った気がします。
読了日:12月11日 著者:佐伯泰英
日経おとなのOFF(オフ)2016年1月号[雑誌]日経おとなのOFF(オフ)2016年1月号[雑誌]感想
自分のチェックに見落としがあるかのチェック(汗 やっぱりカラヴァッジョは東京だけなのか~。この頃若冲関係の本が多いなと思っていたら生誕300年だったのですねぇ。若冲も東京。ん?カラヴァッジョと若冲を兼ねて初の遠征??等々楽しめます。ただ・・・東京は混むからなぁ.....
読了日:12月10日 著者:
かたづの!かたづの!感想
ファンタジー色の強い"歴史"小説で、でもその方法が"歴史"を伝えるのに適した方法かは少々疑問。清心尼自体には興味を持ったので他の作家(高橋?)が描いてくれたら読みたい。この世界にははまれなかった。
読了日:12月9日 著者:中島京子
じいじだよ-わるじい秘剣帖 (双葉文庫)じいじだよ-わるじい秘剣帖 (双葉文庫)感想
孫には甘いじいじの存在を時代小説に持ってきたらこうなった。孫に甘いばかりではなく剣の達人というところがみそ。けっこう面白い。ほんとうのところは武士は子どもの面倒などは見なかったのだろうなぁ。子煩悩(孫煩悩)の武士って居たのだろうか。
読了日:12月6日 著者:風野真知雄
たらふくつるてんたらふくつるてん感想
硬い印象の奥山さんがここまで描けるようになっていらっしゃると楽しく読了。もちろん資料はしっかり咀嚼したうえでの小説化なのだろう。落語の誕生の頃を知ることができて面白い。
読了日:12月4日 著者:奥山景布子
命賭け候 特別改訂版 浮世絵宗次日月抄 (祥伝社文庫)命賭け候 特別改訂版 浮世絵宗次日月抄 (祥伝社文庫)感想
浮世絵宗次とあるので読んでみたが、あまり絵(特にまともな浮世絵)は描かないのが残念。初め宗次のべらんめい口調が気に障ったが、慣れた。熱心に続けて読みたいとも思わないが、何もなければ読むかなという程度には面白い。
読了日:12月2日 著者:門田泰明
太宰治の辞書太宰治の辞書感想
いきなり中学生の子持ちになっていてびっくり! 日常の謎を解いていく円紫さんとの濃密なやり取りが好きだったのに、変わってしまったね。太宰等好みではなかったが、蘊蓄は面白かったけれど、本篇を読もうという気にはならない。このシリーズももういいかな。
読了日:12月2日 著者:北村薫




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