読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

麒麟の翼

2011-03-31 |  東野圭吾
麒麟の翼 (特別書き下ろし)
東野圭吾
講談社
『寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。
大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。


東野圭吾作家生活25周年特別刊行、第1弾ここから夢に羽ばたいていく、はずだった。大切な人を守りたい、それだけだった。誰も信じなくても、自分だけは信じよう――加賀シリーズ最高傑作、書き下ろし!』


息子の書棚から拝借。

いいお話でした。
読者層には合っているのかな。
加賀さんのよさは「新参者」の方が光ってますね。
加賀さんが阿部寛にしか思えないですが(笑)

派遣切りの方の結論は書いていないのですけど、きっとあの人が犯人なんでしょうね。


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東大の教室で『赤毛のアン』を読む―英文学を遊ぶ9章

2011-03-29 | その他
東大の教室で『赤毛のアン』を読む―英文学を遊ぶ9章
山本史郎
東京大学出版会
『村岡花子の「アン」名訳から省かれていたある一節の理由、「ホビット」の英語遊びをどう翻訳するか、「ジェイン・エア」ふたつの映画化を比べるとわかってくる小説の狙い、など、興味深い切り口から、英文学の読み方の深いところにせまった、痛快な東大講義。 』


東大の講義とは言っても、東大教養学部の1年生、すなわち高校出たての、特に英文学を志しているわけではない学生ではない。
であるからして、楽しく興味深く読めた。ほとんど英文はとばしたが(笑)

確かに少女時代の通過儀礼である「赤毛のアン」であり、文学少女はほぼ読んでいる「ジェイン・エア」ではあるけれど、そういう風に読めるのだと英文学からの指摘は面白い。

「ホビット」も読んでみようかな。



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朱印 (古着屋総兵衛影始末 第 6巻)

2011-03-28 |  佐伯泰英

朱印 (新潮文庫 さ 73-6 古着屋総兵衛影始末 第 6巻)
佐伯 泰英
新潮社
『武田の騎馬軍団が復活? 柳沢吉保の野望を砕け! 大幅加筆の《決定版》全11巻。川越から甲府に転封となった柳沢吉保は、武田信玄の昔に勇名を馳せた赤備えの騎馬軍団、武川衆を復活させた。甲府のきな臭い動きに柳沢との全面戦争を覚悟した総兵衛は、信之助、おきぬと共に自ら甲府に探索に入った。やがて甲府城に潜入、柳沢父子の恐るべき野望の動かぬ証拠を奪取する。しかし、騎馬軍団の猛追が始まった──。柳沢吉保の悪鬼の如き野望を暴く乾坤一擲の第六巻。』


古着屋総兵衛<決定版>シリーズも一気に折り返し地点に。
新シリーズの次作はまだかなぁ。

このシリーズの荒唐無稽ぶりはすごいなぁ。
こんどは武田の騎馬軍団。



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熱風 古着屋総兵衛影始末 第 5巻

2011-03-28 |  佐伯泰英

熱風 (新潮文庫 さ 73-5 古着屋総兵衛影始末 第 5巻)
佐伯 泰英
新潮社
『神君拝領の鈴が消えた!? 鳶沢一族最大の危機。大幅加筆の《決定版》全11巻。突如伊勢詣でが流行しはじめた。大黒屋小僧の丹五郎、恵三、栄吉の三人も抜け参りで店から消えた。一方、総兵衛の手に渡るはずの神君拝領の鈴が届かなかった。「栄吉が持ち出したのか?」鳶沢一族の存亡を賭けて総兵衛は作次郎、稲平を伴い東海道を西上する。集団参宮をあおる黒幕は誰なのか。狙いはどこにあるのか。やがて栄吉は神憑り……。一族最大の危機を描く驚天動地の第五巻。』


異色というか、はあ?っていう感じ(笑)
小僧の栄吉が神憑りに…

そういえば、鵺を出したことがあったなぁ。あれはどのシリーズだっけ?
初刊時期を調べたら同じころかもしれない。 

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時を巡る肖像

2011-03-28 | 国内ミステリー
時を巡る肖像 (ジョイ・ノベルス)
クリエーター情報なし
実業之日本社
『名画に秘められた犯罪、その絵にまつわる因縁を、絵画修復士の御倉瞬介が修復の手を進めながら読み解いていく本格美術ミステリー。ピカソ、フェルメール、モネ、安井曾太郎、デューラーなど、人気の高い世界的な名画である肖像画の、傷つき変質した部分に隠された謎とは? そこに描かれた人物と事件のかかわりを、絵の具の下地まで見透かすような透徹した推理で、見事に究明していく。著者の美術作品への鋭い鑑賞眼と合わせて、思慮深い人間観察が、確かに思えていた世界をみごとに反転させる。論理展開の手際もあざやかな、六話を収録した連作短編集。 』


柄刀一は新本格に分類されるのだろうか。

本作は(私の嫌いな)新本格臭さが抜けていて、小品集として面白かった。

この前日談というものもそのうち明らかになるのだろう。



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シェイクスピアの密使

2011-03-28 | その他小説
シェイクスピアの密使
クリエーター情報なし
白水社
『シェイクスピアの一座に連続して起こった不審な事件の謎を追って、少年俳優ウィッジはライバル劇団に潜入する。17世紀初頭のロンドンを舞台に展開する痛快冒険物語。』


シリーズ3作目。

時代はエリザベス女王からジェームズ1世の同君連合の時代へと移る。

派手好きのアン王妃のおかげで演劇業界は一息…なんて歴史の勉強もできるが、3作目なので時代背景よりも、ウィッジの成長譚の方に気持ちが行く。

邦訳はこれまでだが、続きはあるのかな。








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シェイクスピアを代筆せよ!

2011-03-28 | その他小説
シェイクスピアを代筆せよ!
クリエーター情報なし
白水社
『旅まわりの苦労やペストの恐怖といったきびしい条件のもとで、ウィッジはさまざまなひとびととの出会いや別れを重ねます。そして、ほんとうに大切なのは、自分がどんな親から生まれたかよりも、自分自身の力で、自分をどのようにかたちづくっていくかなのだと気づきます。旅まわりに出たシェイクスピア一行の行く手には、数々の冒険が待っていた!スピーディーな展開と、ユーモアにあふれた感動の物語。『シェイクスピアを盗め!』につづくシリーズ第二弾。』


シリーズ2作目。
1602年を想定。
孤児ウィッジの成長譚ではあるのだけれど、当時の世相、特に劇団の様子がわかって面白い。



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シェイクスピアを盗め!

2011-03-18 | その他小説
シェイクスピアを盗め!
クリエーター情報なし
白水社
『舞台は四百年前のロンドン。孤児の少年ウィッジが、当時人気絶頂のシェイクスピアの台本を「盗む」役目を言いつかった!ユーモアたっぷり、スリル満点の痛快な冒険物語。全米図書館協会最優秀賞受賞。 』


ジュブナイルなのだが、孤児のウィッジの成長とともに、エリザベス朝のイギリス、特にシェークスピアの実像(?)や当時の演劇などの様子が描かれていることが面白かった。

同じころに日本では歌舞伎がスタートしたことを考えると感慨深い。
続編も読んでみようかな。




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眺めのいいヘマ

2011-03-16 |  コージーミステリー
眺めのいいヘマ (創元推理文庫)
クリエーター情報なし
東京創元社
『クリスマスに催したクッキー交換パーティに感心したという新婦の願いで、結婚式のプランニングをすることになったジェーン。親友のシェリイも引きずり込んで、会場の狩猟小屋に行くと、そこには動的・人的トラブルが山盛りで待ち構えていた。そしてついには、準備に集まった関係者から死人が出てしまう!主婦探偵が結婚式の裏方と同時進行で事件を調査する、シリーズ第11弾。』


シリーズ11作目。

訳者が変わってからジェーンが少し下品になったのが気に障る。
浅羽さんに準じてほしかったなぁ。
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小夜しぐれ (みをつくし料理帖)

2011-03-13 | 時代小説
小夜しぐれ (みをつくし料理帖)
クリエーター情報なし
角川春樹事務所
『季節が春から夏へと移ろい始める如月のある日。日本橋伊勢屋の美緒がつる家を訪れ、澪の顔を見るなり泣き始めた。美緒の話によると、伊勢屋の主・九兵衛が美緒に婿をとらせるために縁談を進めているというのだ。それは、美緒が恋心を寄せる医師、源斉との縁談ではないらしい。果たして、美緒の縁談の相手とは!?――(第三話『小夜しぐれ』)。表題作の他、つる家の主・種市と亡き娘おつるの過去が明かされる『迷い蟹』、『夢宵桜』、『嘉祥』の全四話を収録。恋の行方も大きな展開を見せる、書き下ろし大好評シリーズ第五弾!! 』


お料理より恋の行方に比重が置かれたような…。

物語の展開はもう少しゆっくりでもよいのではないかなぁ。

相変わらず美味しそうではあるけれど。




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