読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

すべては今日から

2012-04-30 | その他
すべては今日から
児玉清
新潮社
『この名調子が、もう読めないなんて――。一周忌に贈る熱き遺稿集! もっと小説を読んでください。この国の未来を築くために――面白い本を溺愛し、何事も「今日から」と前向きに生きた稀代の“情熱紳士”が、流麗にして熱烈な語り口で書き遺したエッセイと書評を一挙収録。少年の頃からの読書人生、本と付き合う作法、絶対のお薦め本、交友、人生観、日本への思いまでを語る最後のメッセージ! 』


そうか、もう一周忌なのか、そう思いながらも在りし日の情熱をまた本の形で目にすることができて、幸せでした。
またすぐ、あるいはいつか読みたい本が増えるのは少々困りものですが、愛書家の先達として、感謝の気持ちでいっぱいです。


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先生、モモンガの風呂に入ってください

2012-04-27 | その他
先生、モモンガの風呂に入ってください!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学
小林朋道
築地書館
『モモンガの森のために奮闘するコバヤシ教授
コウモリ洞窟の奥、漆黒の闇の底に広がる地底湖で出合った謎の生き物
餌の取りあいっこをするイワガニの話
ヒキガエルのオタマジャクシを食べるアカハライモリ………

自然豊かな小さな大学を舞台に起こる
動物と人間をめぐる事件を
人間動物行動学の視点で描く 』


シリーズ6巻目。表紙のモモンガの写真だけでKOされちゃう。
相変わらずコバヤシ先生が実に楽しそうに"研究"している様子が、実に楽しい。
本書の時点で学生の子たちは、たぶんコバヤシ先生の生態を読んでから入学しているわけで、今後もどんな猛者が現れるかと楽しみだ。

前の巻の話と微妙にリンクしているので気づいたのだけど、どうも5巻目を読んでいない(・・;)
まあ、もう1冊読める楽しみもあるということで…。


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宝引きさわぎ (鎌倉河岸捕物控 20の巻)

2012-04-27 |  佐伯泰英
宝引きさわぎ (ハルキ文庫 さ 8-37 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 20の巻)

佐伯泰英
角川春樹事務所
『奉公人たちの藪入りの時期、金座裏では、亮吉の考案により大店などから頂いた品々を宝引きで分ける遊びを楽しんでいた。そんななか、魚河岸の藤吉が血相を変えて金座裏にやってきた。魚河岸仲間と料理茶屋で宴会の途中、場を盛り上げようと宝引きの景品に名乗りを上げた芸者の小夏が、何者かに殺されたというのだ。小夏は、隣の間に行った僅かな時間に盆の窪をひと突きされていた。手がかりは、小夏が咥えていた手拭の切れ端。宗五郎と政次たちは、それぞれ聞き込みに走るが、思わぬ壁にぶち当たってしまい……。政次の機転によって窮地を脱することはできるのか? 書き下ろし大人気シリーズ、記念ずべき第二十巻。』


脳裏に必殺仕事人のテーマ曲が流れて困った(笑)
子どもたちも大きくなって、そうそう事件を起こしてくれるわけもなく、難しくなってきたね。
第20巻。

『佐伯通信』に児玉さんの近刊の紹介あり。


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いろは双六屋 明烏

2012-04-22 | 時代小説
いろは双六屋 明烏 (徳間文庫)
六道 慧
徳間書店
『「人生ってのは双六のようなもの。失敗しても、またいろはから始めればいい。何度でもやり直せるよ」。これが口入屋を営む若旦那、伊之助の口癖。だから、受け持つ客は、「わけあり」の者ばかり。今日も仕事を斡旋したはいいが、騒ぎが起きて。 』


六道慧さんは『御算用日記』の3作目で嫌になってしまったが、仕切り直し。

なかなか優しい若旦那ではあるけれど、ちゃんと腕も立って、骨もある。
シリーズ4作で打ち止めになっているようだが、読んでみようかな。

「人生ってのは双六のようなもの。失敗しても、またいろはから始めればいい。何度でもやり直せるよ」これが双六屋の源。なかなか含蓄のある言葉ではないか。



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「古事記」入門

2012-04-22 | その他
図解とあらすじでよくわかる「古事記」入門 (知恵の森文庫)
クリエーター情報なし
光文社
『天岩戸、天孫降臨、稲羽の素兎、ヤマトタケル……本当はどんな物語だったのか? ヤマト政権はどのように確立したのか? 本書は、現存する日本最古の歴史書『古事記』を、図解とあらすじですっきり解説。日本人なら知っておきたい数々の神話や古代史の基本トピックが、この一冊ですべてわかる。旅のヒントにもなる古代遺跡や神社のガイド付き。 』


今年は古事記1300年であるからにして、古事記を通読してみたいものだとは思うのだけど、いかんせん挫折すること多し。
で、まあ、通読することはあきらめて、本書。
日本書紀や風土記などとの比較も交えて、分かりやすくあらすじは読めた。
ちょっとばかりそれは定説?という部分が無きにしも非ずだったけど、ま、いいか。

人物名がね、あまりに外国語じみていて、理解を妨げる…。
本来和語なのだろうけれどねぇ。


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繪本 シェイクスピア劇場

2012-04-21 | その他
繪本 シェイクスピア劇場
安野 光雅 (著), 松岡 和子 (著)
講談社
『笑って、悩んで、恋をして、シェイクスピア名作劇のすべて!
安野光雅のシェイクスピア全戯曲名場面

安野流に描き下ろしたシェイクスピア全戯曲37作品のハイライト場面に粗筋と名セリフを添えた画文集。名作芝居の要点が美しく楽しい1冊に。贈り物にも最適です。

この世はすべてひとつの舞台、人間は男も女も役者にすぎない

■あなたはいくつ知っていますか?
●ジョン王●リチャード二世●ヘンリー四世●タイタス・アンドロニカス●ロミオとジュリエット●ジュリアス・シーザー●ハムレット●トロイラスとクレシダ●オセロー●リア王●マクベス●アントニーとクレオパトラ ほか』


前に「繪本 仮名手本忠臣蔵」を見たが、これはシェイクスピア。シェイクスピア全37作品のハイライト場面(安野光雅・画)にあらすじと名セリフ(松岡和子・文)を加えている。
シェイクスピアを描くにはちょっと絵があっさりしすぎているように思う。

このところちょこちょこ蜷川シェイクスピアを観る。
来月は「シンベリン」


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永遠の空間―描かれた世界遺産

2012-04-21 | 建築
永遠の空間―描かれた世界遺産
クリエーター情報なし
彰国社
『世界文化遺産に登録された建造物群を、精緻でありながら暖かみのある雰囲気で描く。周囲を歩き回り、内部に足を踏み入れ、天井を見上げることのできる、建物そのもののエッセンスが満載。 』


彰国社の出版で、必ずしも子ども向けの絵本ではないようだ。

写真よりもイラストの方がよくわかるということもあるもので、24戸の世界遺産の建築物を描いていて実に面白い。



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輪切り図鑑 クロスセクション

2012-04-21 | その他
輪切り図鑑 クロスセクション―有名な18の建物や乗物の内部を見る
クリエーター情報なし
岩波書店
『18の建物や乗物を大胆に輪切りにして、だれも見たことのない内部をすみずみまで細密に描いたユニークな本、おどろくべき観察力とユーモアのセンスをかねそなえた画家の精緻なイラストによって、中世の城や壮大なオペラハウス、潜水艦Uボートや豪華客船クイーン・メアリー号などが、あざやかに目の前に迫ってきます。 』


こういう細密画好きだなぁ。
中世の城がいちばん興味深い。

シリーズ、いろいろあるみたい。
踏破する?


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BRUTUS (ブルータス) 2012年 5/1号

2012-04-21 | その他
BRUTUS (ブルータス) 2012年 5/1号 [雑誌]
クリエーター情報なし
マガジンハウス



特集「西洋美術総まとめ 人気画家・山口晃と一緒に振り返る、美術の歴史3000年。」です。
¥630で総まとめが読めるってすごい!
予想以上にしっかりした内容で、概説=入門編として充分!
山口晃さんを知らなかったりするんですけどね(汗)
でも彼とけっこう同感できてうれしい。

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断絶 交代寄合伊那衆異聞

2012-04-15 |  佐伯泰英
断絶 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)
佐伯泰英
講談社
『交易の願いを込めて就航した帆船レイナ一世号は南へ。座光寺藤之助は井伊直弼に実権が移った江戸に舞い戻る。当主不在の咎で、お家断絶と当主切腹を迫られた座光寺家。江戸屋敷を引き払った面々を追い、藤之助も中山道、碓氷峠を目指し急追するが?最大の危機に、藤之助は一族を救えるか!?文庫書下ろし。シリーズ第16弾。 』


時代考証を考えていては佐伯さんは読めない。
特にこのシリーズは読めないだろう。
この荒唐無稽さを愛すべきかどうか…ちと迷うなぁ。
シリーズ第16巻。


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