『飛び降り自殺とされた男性死体の額には「θ」と描かれていた。半月後には手のひらに同じマークのある女性の死体が。さらに、その後発見された複数の転落死体に印されていた「θ」。自殺?連続殺人?「θ」の意味するものは?N大病院に勤める旧友、反町愛から事件の情報を得た西之園萌絵らの推理は…。好調Gシリーズ第2弾。』
「
Φは壊れたね 」に続く第2弾。
森博嗣の「
すべてがFになる」を読んで8年かな。読み出したのは出版から2年遅れたことになる。
ミステリとしては落第点だけど、萌絵ちゃんと犀川先生が好きで読み続けて、その頃は森博嗣のけっこう熱心なファンだった。でもVシリーズは「設定がまるっきり少女漫画じゃん」で読み渋りだして(結局ほとんど読んだけど)、「
議論の余地しかない」で幻滅、四季シリーズは
春~秋まで読んだのに、冬がどうしても読めなくて放り出し(導入がつまらないSF映画みたいじゃない?)、Gシリーズもねぇ。「
Φは壊れたね 」がイマイチだったので、これも積読になっていた。つまらないなら読まなきゃいいのに"昔の男の消息は気になる"って感じ?未練だね(汗
で、ま、「Θ(シータ)は遊んでくれたよ」
自分が萌絵ちゃんと犀川先生が好きだったということ以外、ほとんど覚えていないということに驚きながら読み進む。
ネットを使った新手のオカルト教団っぽく話が進んでどうなるかと思ったら、常識的に(現実的に)解決できて、ほっとするような拍子抜けするような。
「
四季・冬」がどういう結末だったのかわからないのでなんなんだけど、Gシリーズ、真賀田四季さんに関連付けて終るんだろうなぁ。