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↓「鹿男あをによし」の作家の処女作。
「鹿男あをによし」が気に入ったので読んでみた。
この作家さんはハマる人はハマる、ハマらない人はハマらない、きっちり分かれるだろうなぁ。
私は前者。
荒唐無稽な思い付きを、よくもまあ理路整然とまとめあげたものだと感心。
SF(サイエンスフィクション)という言葉があるけれど、HF(ヒストリーフィクション)という言葉を進呈したい。
確かに京都に土地鑑のない人、陰陽寮などの知識のない人には読みにくいかもしれない。
そういう人がどういう感想を持つのか、息子で試してみようと思うのだけれど、親の勧める本にはとりあえず拒否反応を示す・・・。
次作は大阪が舞台だそう。
どんなHFを読ませてくれるか楽しみ♪
この後日談も読みたいな。ネタに困ったらシリーズ化してください。
映画化もいいかも(できれば「鹿男あをによし」から先に)
【追記】
ネタに困ったわけでもないでしょうけれど、やっぱり後日談がありました!
「ホルモー六景 其ノ一 鴨川(小)ホルモー」07年3月野性時代。
「同 其ノ二 ローマ風の休日」07年4月野性時代。
「同 其ノ三 もっちゃん」07年5月野性時代。
「同 其ノ四 同志社大学黄竜陣」07年6月野性時代。
「同 其ノ五 丸の内サミット」07年7月野性時代。
「同 其ノ六 長持の恋」07年8月野性時代。
図書館にでも行って読んできましょうかね。
そのうちまとめて出版してくれるかな。
短編集になっちゃうのが物足りないけど。
「鹿男あをによし」、直木賞候補になっていたんですね。
まだ2作目で松井今朝子さんの向こうを張るとはすごい!
【追記その2】07/11/25
「ホルモー六景」本になりました → LINK