2016年3月の読書記録
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:7315ページ
死の会議録 (ハヤカワ・ミステリ 842)の感想
ティベットが卑小で、浅く、残念な作品。
読了日:3月1日 著者:パトリシア・モイーズ
剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎 (文春文庫)の感想
来年の大河ドラマの主人公。トッカンの高殿さんの初時代小説だが、なかなかのストーリーテラーぶりで面白かった。今後も期待したい。(柴咲コウはちょっと・・・)
読了日:3月2日 著者:高殿円
ザ・万字固め (文春文庫)の感想
文庫化で30%の増量とあったので。忘れていた記述もあったので楽しく読了。バベル九朔への言及もちょっとだけ。楽しみ。
読了日:3月2日 著者:万城目学
古書店主 (ハヤカワ文庫NV)の感想
予想外の黒幕でも出てくれば面白かったが、サスペンス小説にしては危機感に欠け、凡庸。パリに土地勘があればもっと楽しめただろうことは確かだが。
読了日:3月5日 著者:マーク・プライヤー
ウツボカズラの甘い息の感想
期待の柚月さんなのだが、安手のTVドラマ程度の内容(そういえば美人ばっかり(笑)) これだけの紙数に盛り込み過ぎで、どれも中途半端。2つの視点で物語るなら最後までそうすればよかった。もっと整理すれば同じプロットをもっと面白くできたのでは?
読了日:3月7日 著者:柚月裕子
スクウェア Ⅰの感想
近々文庫化されることを知り、図書館で本書を。大阪の薬対の刑事が中心。警察ものというよりはハードボイルド風。すべてフィクションとして案外この世界楽しめた。
読了日:3月10日 著者:福田和代
スクウェア Ⅱの感想
続けてⅡを。大風呂敷は広げてみたものの、だんだんネタ切れでしょぼくなって・・・。続編は要らないなぁ。
読了日:3月10日 著者:福田和代
メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官の感想
法医昆虫学捜査官シリーズ4作目? 後味のすっきりしたミステリが好みなので(苦笑) ページターナーで、犯人の予測もつくけれど、動機が・・・(嫌)うまいですけどねぇ。ちょっと乱歩賞受賞作のにおいも。
読了日:3月18日 著者:川瀬七緒
始末: 吉原裏同心(二十四) (光文社時代小説文庫)の感想
小物ばかりなのでつまらない。珍しく解説がついたが、あらすじを書き連ねるだけなら要らない。
読了日:3月21日 著者:佐伯泰英
家康、江戸を建てるの感想
江戸黎明期のお仕事短編集。"建てる"という表題で、勝手に都市計画なりランドスケープなりの長編を予想していたが、利根川の差し替え、小判の鋳造、飲み水、城の石垣、天守の5編だった。現在に地名等の形で残っていて面白い。
読了日:3月23日 著者:門井慶喜
なぜヤギは、車好きなのか? 鳥取環境大学のヤギの動物行動学の感想
先生シリーズと出版社が違い(ほぼ)ヤギonly。ダイナミックさには欠けるけれど、ヤギもかわいい。けっこう涙腺もゆるんだりして。
読了日:3月23日 著者:小林朋道
先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学の感想
本家先生シリーズは快調。少~し、忍び寄る老いの影を感じるのはなぜかなぁ。先生、がんばって!
読了日:3月23日 著者:小林朋道
バベル九朔の感想
とりあえず疲れる。このわけのわからなさはなんだろう。しゅららぼんと近いが、ホルモーや鹿男が懐かしい。
読了日:3月24日 著者:万城目学
ビジュアル版 奈良1300年地図帳 (別冊宝島 2438)の感想
古代だけではなく、幕末の天誅組や明治天皇の大和行幸までざっと見通す。奈良は歴史がわからないと価値がわからない。一度奈良にはまってしまうと京都が色あせて見えるといわれるのもむべなるかな。ちゃらちゃらした旅行誌に飽き足らない方にお勧め。ただ「登大路」に「とうだいじ」とルビがふってあるのを見るとほかの記述にも多少の疑問符が付くのが残念(正しくはのぼりおおじ)
読了日:3月24日 著者:
北条早雲 - 相模侵攻篇の感想
小田原城を取ったり取られたり。だんだん(多少)知っている後北条氏の姿に近づきつつあって楽しい。しかし、これ全何篇になるのだろう。
読了日:3月25日 著者:富樫倫太郎
禁断 横浜みなとみらい署暴対係の感想
ちょっと一地域署にしては話が大きすぎはしないか?
読了日:3月25日 著者:今野敏
防波堤 横浜みなとみらい署暴対係の感想
今野さんのパターンで、長編の次は短編集。ということは新作は長編なのだね(図書館で何十人待ちだったっけ) そろそろ係員に女性?と思わなくもないのだけど、暴対に女性って居るのかなぁ。
読了日:3月25日 著者:今野敏
決戦!本能寺の感想
柳の下の3匹目。みなさん、それぞれの主人公、読みで、興味深いが、傑作とはいかないようだ。短編なのでね。それぞれそのプロットで長編にしていただければうれしい。前2作でもそういうのは出ていないのかな。
読了日:3月26日 著者:葉室麟,冲方丁,伊東潤,宮本昌孝,天野純希,矢野隆,木下昌輝
プロコフィエフ短編集 (群像社ライブラリー)の感想
プロコフィエフがロシア革命時にUSに亡命していたこと、途中日本で2カ月過ごさなければならなかったこと(船待ち)などを知り、日本滞在日記が読みたくて。短編小説もそのころ暇つぶしに書いていたもよう。
読了日:3月26日 著者:セルゲイ・セルゲーエヴィチプロコフィエフ
恩讐の鎮魂曲の感想
うまい。こういう特殊な犯罪を創造し、破たんなく終章までもっていけるのはすごい。次はどういう手でくるのかと期待させずにはおかない。細部ご都合よすぎるという点はページ数に鑑みていたしなかったということになるのだろう。
読了日:3月26日 著者:中山七里
小籐次青春抄 品川の騒ぎ・野鍛冶 (文春文庫)の感想
御鑓拝借まで何もなかったはずはないのだが、18歳時点でこうなのなら御鑓拝借までその地位だったはずもなく、違和感。
読了日:3月28日 著者:佐伯泰英
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)の感想
映画のCMを見てストーリーが気になって。期待に反せず、面白い。火星に一人残された主人公が実にたくましく、ウィットに富んでいるのだが、これは訳者も優れているのだと思う。
読了日:3月30日 著者:アンディ・ウィアー
火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)の感想
続けて下巻も一気読み。SF小説としてとてもうまくできていると思う。映画も見たくなったのだけど、近場ではやってなくて、それも夜なので断念。残念。見られないとなるとより見たくなるのが人情。DVDが出るまで我慢。
読了日:3月31日 著者:アンディ・ウィアー
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:7315ページ
死の会議録 (ハヤカワ・ミステリ 842)の感想
ティベットが卑小で、浅く、残念な作品。
読了日:3月1日 著者:パトリシア・モイーズ
剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎 (文春文庫)の感想
来年の大河ドラマの主人公。トッカンの高殿さんの初時代小説だが、なかなかのストーリーテラーぶりで面白かった。今後も期待したい。(柴咲コウはちょっと・・・)
読了日:3月2日 著者:高殿円
ザ・万字固め (文春文庫)の感想
文庫化で30%の増量とあったので。忘れていた記述もあったので楽しく読了。バベル九朔への言及もちょっとだけ。楽しみ。
読了日:3月2日 著者:万城目学
古書店主 (ハヤカワ文庫NV)の感想
予想外の黒幕でも出てくれば面白かったが、サスペンス小説にしては危機感に欠け、凡庸。パリに土地勘があればもっと楽しめただろうことは確かだが。
読了日:3月5日 著者:マーク・プライヤー
ウツボカズラの甘い息の感想
期待の柚月さんなのだが、安手のTVドラマ程度の内容(そういえば美人ばっかり(笑)) これだけの紙数に盛り込み過ぎで、どれも中途半端。2つの視点で物語るなら最後までそうすればよかった。もっと整理すれば同じプロットをもっと面白くできたのでは?
読了日:3月7日 著者:柚月裕子
スクウェア Ⅰの感想
近々文庫化されることを知り、図書館で本書を。大阪の薬対の刑事が中心。警察ものというよりはハードボイルド風。すべてフィクションとして案外この世界楽しめた。
読了日:3月10日 著者:福田和代
スクウェア Ⅱの感想
続けてⅡを。大風呂敷は広げてみたものの、だんだんネタ切れでしょぼくなって・・・。続編は要らないなぁ。
読了日:3月10日 著者:福田和代
メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官の感想
法医昆虫学捜査官シリーズ4作目? 後味のすっきりしたミステリが好みなので(苦笑) ページターナーで、犯人の予測もつくけれど、動機が・・・(嫌)うまいですけどねぇ。ちょっと乱歩賞受賞作のにおいも。
読了日:3月18日 著者:川瀬七緒
始末: 吉原裏同心(二十四) (光文社時代小説文庫)の感想
小物ばかりなのでつまらない。珍しく解説がついたが、あらすじを書き連ねるだけなら要らない。
読了日:3月21日 著者:佐伯泰英
家康、江戸を建てるの感想
江戸黎明期のお仕事短編集。"建てる"という表題で、勝手に都市計画なりランドスケープなりの長編を予想していたが、利根川の差し替え、小判の鋳造、飲み水、城の石垣、天守の5編だった。現在に地名等の形で残っていて面白い。
読了日:3月23日 著者:門井慶喜
なぜヤギは、車好きなのか? 鳥取環境大学のヤギの動物行動学の感想
先生シリーズと出版社が違い(ほぼ)ヤギonly。ダイナミックさには欠けるけれど、ヤギもかわいい。けっこう涙腺もゆるんだりして。
読了日:3月23日 著者:小林朋道
先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学の感想
本家先生シリーズは快調。少~し、忍び寄る老いの影を感じるのはなぜかなぁ。先生、がんばって!
読了日:3月23日 著者:小林朋道
バベル九朔の感想
とりあえず疲れる。このわけのわからなさはなんだろう。しゅららぼんと近いが、ホルモーや鹿男が懐かしい。
読了日:3月24日 著者:万城目学
ビジュアル版 奈良1300年地図帳 (別冊宝島 2438)の感想
古代だけではなく、幕末の天誅組や明治天皇の大和行幸までざっと見通す。奈良は歴史がわからないと価値がわからない。一度奈良にはまってしまうと京都が色あせて見えるといわれるのもむべなるかな。ちゃらちゃらした旅行誌に飽き足らない方にお勧め。ただ「登大路」に「とうだいじ」とルビがふってあるのを見るとほかの記述にも多少の疑問符が付くのが残念(正しくはのぼりおおじ)
読了日:3月24日 著者:
北条早雲 - 相模侵攻篇の感想
小田原城を取ったり取られたり。だんだん(多少)知っている後北条氏の姿に近づきつつあって楽しい。しかし、これ全何篇になるのだろう。
読了日:3月25日 著者:富樫倫太郎
禁断 横浜みなとみらい署暴対係の感想
ちょっと一地域署にしては話が大きすぎはしないか?
読了日:3月25日 著者:今野敏
防波堤 横浜みなとみらい署暴対係の感想
今野さんのパターンで、長編の次は短編集。ということは新作は長編なのだね(図書館で何十人待ちだったっけ) そろそろ係員に女性?と思わなくもないのだけど、暴対に女性って居るのかなぁ。
読了日:3月25日 著者:今野敏
決戦!本能寺の感想
柳の下の3匹目。みなさん、それぞれの主人公、読みで、興味深いが、傑作とはいかないようだ。短編なのでね。それぞれそのプロットで長編にしていただければうれしい。前2作でもそういうのは出ていないのかな。
読了日:3月26日 著者:葉室麟,冲方丁,伊東潤,宮本昌孝,天野純希,矢野隆,木下昌輝
プロコフィエフ短編集 (群像社ライブラリー)の感想
プロコフィエフがロシア革命時にUSに亡命していたこと、途中日本で2カ月過ごさなければならなかったこと(船待ち)などを知り、日本滞在日記が読みたくて。短編小説もそのころ暇つぶしに書いていたもよう。
読了日:3月26日 著者:セルゲイ・セルゲーエヴィチプロコフィエフ
恩讐の鎮魂曲の感想
うまい。こういう特殊な犯罪を創造し、破たんなく終章までもっていけるのはすごい。次はどういう手でくるのかと期待させずにはおかない。細部ご都合よすぎるという点はページ数に鑑みていたしなかったということになるのだろう。
読了日:3月26日 著者:中山七里
小籐次青春抄 品川の騒ぎ・野鍛冶 (文春文庫)の感想
御鑓拝借まで何もなかったはずはないのだが、18歳時点でこうなのなら御鑓拝借までその地位だったはずもなく、違和感。
読了日:3月28日 著者:佐伯泰英
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)の感想
映画のCMを見てストーリーが気になって。期待に反せず、面白い。火星に一人残された主人公が実にたくましく、ウィットに富んでいるのだが、これは訳者も優れているのだと思う。
読了日:3月30日 著者:アンディ・ウィアー
火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)の感想
続けて下巻も一気読み。SF小説としてとてもうまくできていると思う。映画も見たくなったのだけど、近場ではやってなくて、それも夜なので断念。残念。見られないとなるとより見たくなるのが人情。DVDが出るまで我慢。
読了日:3月31日 著者:アンディ・ウィアー