読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

泣き菩薩

2009-02-16 | 時代小説
泣き菩薩
田牧 大和
講談社

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『目にしたものなら何でも、たちどころに絵に描くことができる定火消同心の安藤重右衛門こと歌川広重。頻発する付け火騒動の解決に、仲間とともに繰り出す。若き日の広重が大活躍。『花合せ』で小説現代長編新人賞を受賞し、鮮烈デビューした著者、渾身の受賞第一作書下ろし長編。 』

三悪人』の田牧大和さんのひとつ前の作品。
本書の主人公は若き日の歌川広重。19歳。若き日がお好きなのかしらね?
広重が武士階級の出だとは知らなかった。

田牧さんの心理描写は本書でも秀逸。
幼馴染の五郎太と信之介(また三人だが)との呼吸もよく、一気に運ぶストーリーも小気味いい。
佐伯の鎌倉河岸やら緒方洪庵浪華の事件帳の章やらを思い起こしながら楽しく読んだ。
本書ではチャンバラシーンもそつなくこなしている。

これも続編希望。
よろしく!!



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