花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

鵤 9

2011年05月15日 20時47分49秒 | 
真冬以外には滅多に高い木の上から降りてこないイカルも、当然ながらたまには降りてきて行水している。
1,2回パシャパシャとやったらすぐに上がって行ってしまったが、あまり見ないシーンを撮れた。
特別、絵的に良いとかではないが、強いて言えば飾り羽の青い光沢が綺麗。

八重金鳳花と七星瓢虫

2011年05月13日 21時14分09秒 | 
キンポウゲの花から飛び立つ瞬間のナナホシテントウムシ。
どちらかというと普通にしているところの写真が欲しかったので、ナイスな瞬間といえばそうなのであるが、気分的には微妙。

花は、小さいながら堂々とした佇まいで、なかなか立派。
ツヤのある黄色い花は写真にするとすぐに色飽和してしまうのだが、RAWからのDROで後から調整できるのが素敵。




おまけで、テントウムシの幼虫。特徴あるグロい姿。
成虫になると腹部が小さくなり、外皮が光沢質になる。頭・胸部の形はあまり変わらない。
昆虫としては変化が少ない方の部類であるが、やはりこれでは天道虫とは呼べない。

片喰

2011年05月12日 20時45分16秒 | 春夏の花
アスファルトの隙間からわっさりと顔を出したカタバミ。
最近ヤングジャンプで長宗我部元親の漫画が始まったが、タイトルのオキザリスは、この草の英名だ。
題名の付けようは微妙ではあるが、長宗我部の家紋の“丸に七つカタバミ”は葉っぱの方の紋様だが、格好良い。

この草はつまりそういう伝統と格式ある雑草なのである。

燕 5

2011年05月09日 21時57分00秒 | 
ツバメの子育ても佳境に入ろうかという季節だが、ゆっくりなものなどは今せっせと巣作りをしているようだ。

農家や陶芸家の人が土を口に含んて、これは良い土だ悪い土だと言うとプロっぽくて格好が良いが、ツバメでも口いっぱいにくわえる泥の味に良し悪しを見て取るものだろうか。

大鷺 4

2011年05月08日 23時08分30秒 | 
丈の高い葦原に潜んで、大きい鮒だか小さい鯉だかを捕まえたダイサギ。
婚姻色の青い顔色は美しいが、気味悪くもある。



走られるとピントが合わせられないロケーションだが、動きが少ない鷺には良いシャッターチャンスなので狙っていきたいところ。
ただしこれは若干遅かった。



上の、魚を捕まえる瞬間。
婚姻色モードの背中の飾り羽も、シュッとしている。
大鷺の求愛ディスプレイの姿は見たことがなく、ぜひ見たいとは思っているのだが。



捕まえた魚をまるのみ。
このあとしばらく、身じろぎひとつせずじっとしていたのは、ちょっと苦しそうな雰囲気だった。
これくらい食べれば今日の分の栄養にはなるのか、まだもうちょっと要るのか。

春庭歌・振鉾

2011年05月07日 22時04分23秒 | 春夏の風景
引き続き、春日大社の舞楽。
役人さんの盛装の格好で4人の楽人が舞う春庭歌(しゅんれいか)。
動きの早いものではないが、しかしそれだけに4人ばっちり揃う所作は難しいようで、写真にするのも、なかなか。



順番が前後するが、こちらは一番最初の振鉾(えんぶ)。
このあとに昨日更新分の迦陵頻、胡蝶、そして春庭歌、あと新靺鞨(しんまか)というのも舞われた。

蘭陵王とかの面をかぶるものの方がそれっぽくて写真にしやすく、好ましいものではあるが、こういうのもこれはこれで良い。
装束の良さが、流石である。

迦陵頻・胡蝶

2011年05月06日 23時20分59秒 | 春夏の風景
昨日、春日大社で催された雅楽。
意外なほど観客が多く、今のご時勢でもこういうのが人気だというのは喜ばしいことだろう。
こどもの日だからということでの迦陵頻の舞。



境内の植物園の舞台で、さすがのロケーションの良さ。



胡蝶の舞楽も子供4人でのもの。



子供の顔アップは自粛方向で。
もともと舞台左右で2人ずつ向かい合う状態が多い舞なので、舞台正面から顔はあまり見えていない。
しかし姿の良さはなかなかのもの。

海老根

2011年05月05日 23時00分23秒 | 春夏の花
蘭の一種、エビネ。
園芸関係では珍しくもないが野生のものは稀少で、これは野性っぽい植えられ方が良い感じの、植物公園のもの。
これもまた乱獲の対象になるほどキレイなものかと首をひねる類の草だが、蘭は大体がそうで、どうもわからない。



黄色いのはキエビネ。
対して、普通の白いのはジエビネともいうらしい。

雑草や枯葉に埋もれた中の花は確かに渋く、良い風情。
鉢の蘭の風情を知るにはまた別の勉強が必要でありそうだ。

小鮫鶲 4

2011年05月04日 23時05分22秒 | 
藤が絡まる木の枝の、わずかな隙間から姿が見えたコサメビタキ。
こちらからも姿が見えにくいが、向こうからも見えにくいらしく、首をかしげた不審げな表情。

藤の花が咲いていれば、とは思うが、まだ開花は当分先な芋虫のようなかたちの蕾だ。



上の方の枝がすっきりしたところでは、花もほどけつつある。
これこそ、花が咲いていればキレイだっただろうが、想像してみたら鳥が地味なのでイマイチだった。

蓮華草

2011年05月01日 23時06分06秒 | 春夏の花
どうも、ゲンゲと呼ぶ名が公式的であるようなが、しかしやはりこの花はレンゲと呼びたい。
ゲンゲの場合は漢字は紫雲英と書く。ただ蓮華と書けば蓮の花なので、それならば蓮華草である。





田植え前の田んぼ一面を花が埋めると、ボリューム感は弱いながらも美しい。
その、お上品さは好感が持てる。