花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

鬼蜻蜒 5

2009年09月15日 22時12分36秒 | 
オニヤンマ、恐ろしい顔で産卵中。
顔の黄色いライン3段の、上が犬のような鼻、中が上の歯、下が下の歯と牙、に見え出したらもう、そうとしか見えない。
こういう凄まじさは、顔の大きいオニヤンマならではのものだ。



去年も撮ったような構図だが、今回はフラッシュ光でなく自然光なので、ブレ気味だが発色が好ましい。
たびたび思うことだが、これくらいのノイズレベルであと4倍は高感度が欲しい。あくまでRAWで。



別個体だが、停まってくれるとじっくり撮れて、これはこれで嬉しい。
嬉しいので大きめにアップ。

マクロレンズに交換して更に迫らせてもらおうかと思っているうちに、さっさと休憩を切り上げてどこかへ行ってしまった。
ヤンマはつくづくせわしない生き物だ。

彼岸花 13

2009年09月14日 21時22分04秒 | 秋冬の花
ヒガンバナが咲き始めている。
今年は涼しくなるのが早かったので花も早いかと思ったがそれほどでもなく、やはり来週のお彼岸ごろが一番良い具合になりそうだ。



そのお彼岸ごろはたいそうな連休になるので、かなりマンネリ気味な気分でもあったところ、ちょっと遠出してみるのも良かろう。
どこでもそういう同類であふれかえりそうでもあるが、しかし京都市内よりはどこなりともマシだろう。

萩 3

2009年09月13日 22時03分19秒 | 秋冬の花
左奥から右下へ延びていくハギのひと枝。
そろそろ咲いている頃かと思ったが、まだ少し早かった。
来週か再来週あたりにも同じような構図で再挑戦してみたい。

 

場所は、萩で微妙に有名な梨木神社。
花の多い部分を選べば、そこそこに咲いている。
使用レンズは久々に28mmF1.8。広角かつボケの多いのはこういう被写体向きだ。

姫裏波蛇目蝶 2

2009年09月10日 21時01分46秒 | 蝶・蛾
ヒメウラナミジャノメのダブルで。
小さくて地味で美しくないと思われがちな蝶だが、大写しにするとなかなか良い模様をしていることがわかる。
あと、蛇の目模様が下手と言うか、いびつと言うか、これは何がどうなってこうなのだろうかという根本的なところにも思いをやらざるを得ない、そういう模様でもある。

熊蜂と黄花秋桜

2009年09月08日 21時33分39秒 | 
そろそろコスモスの咲く季節。日当たりの良い川べりで半野生化しているキバナコスモスなどは既に見頃になっている。
その花にやってくるべき蝶が増えるのはまだ少し先の時期になるので、蜂ばかりが花の客だ。

で、写したこのクマバチであるが、もともと見目麗しい外見の虫でもない上に、花粉で化粧されてしまった顔は何だかとても禍々しい。
基本的にはとてもおとなしい部類に入る虫なのであるが、姿も羽音も恐ろしくなるようにできている虫でもあるので、人とのよそよそしい平和が保たれている。
そういうのも良い知恵だといえる。

吾亦紅 2

2009年09月07日 21時17分05秒 | 秋冬の花
咲き始めたワレモコウの花。
ずいぶん前にも同じような写真を撮ったような覚えがあったが、並べてみると思っていたより違ったので問題なし。

この花の、下まで咲ききって上の方がしおれてきているようだと私としては気に入らないので、他の花でもそうだが、これくらいで撮るのが良い。
もう少し人間的に枯れてきたなら好みも変わるだろうか。

団扇蜻蜒 4

2009年09月06日 22時21分16秒 | 
池の水面から突き出ている杭がベストポジションであるウチワヤンマ。
ちょうど風が無く、鏡のような水面が美しい。

こうして待機しているウチワヤンマは、縄張りに敵またはエサが侵入してきた場合、飛び立って攻撃をかけたあとほぼ確実にここに帰ってくるので、それを狙うと飛んでいる写真を撮りやすい。




予定としては最初の写真のように現物と水面に写るものとを一緒に写したかったのだが、飛ぶのを待っている間に風が出て、水面のトンボのシルエットはわからなくなってしまった。
ので、しかたなく普通な感じで一枚。

鬼蜻蜒 4

2009年09月05日 21時21分09秒 | 
去年、オニヤンマの産卵を撮った水たまりの上でオニヤンマが飛んでいた。
その時の子か、そうでないかは知る術もない。
その時のカメラには内蔵フラッシュが付いていたが、今のには付いていないので暗いなかの高感度撮影である。
背景の青い花も薄暗さを引き立ててくれている。
オニヤンマの引き立つ風景ではないが、これはこれで面白い図。

長崎揚羽蝶 7

2009年09月02日 22時40分26秒 | 蝶・蛾
百日草の花壇のナガサキアゲハ。
紺色に青ラメの、渋く美しいオス。
地球温暖化で生息地北上中の蝶でもあり、そういえばこのブログを始めた頃より見ることが増えているような気もする。




花から花へ、飛ぶほどの距離でもないので小ジャンプの図。
脚やら触角やら口吻やら長々としている。
微妙に奇妙だ。




普通に停まっているところの大写し。
蝶写真も、飛んでいればいいというものでもないし、むしろこういう姿の方が整って見える場合が多い。


2009年09月01日 23時57分08秒 | 秋冬の風景
9月になったからといってすぐ秋だということもないはずだが、このところ朝晩には肌寒いくらいの日が続く。今年はもう秋になっているのかもしれない。

林には秋に独特の甘い匂いが立ち込めていた。
匂いのもとは桂の木の枯葉で、葉に蓄えられた糖分が発しているものであるとのこと。
枝に付きながら色づいている状態では無臭だが、散って土に戻る時に強く香る。
これほど良いものは他に少ない。