ある日を境に・・・。

庭のハゼノキもようやく染まりました。
今年は立て続けに接近した台風のお陰で紅葉する前に葉が落ちてしまったので豪華さには欠けるようです。
何時もの釣り場には、かなりの数の野良猫(?)が居ます。
此処で産まれた猫や、心無い人間によって捨てられた猫達です。
殆どの釣り人は猫好きなので、小魚をあげたり、膝に乗せたり、わざわざ餌を買ってきて与えたりしています。
捨てる側の人達は「ここに捨てれば誰かが面倒見てくれるだろう・・・」と言うほんの少しばかりの仏心なのかも知れませんが、私に言わせれば、「最初から動物を飼う資格の無い身勝手な人間」としか思えません。
捨て猫は子猫の時に捨てられるケースが殆どなのですが、たまに何年か飼われていたと思われる猫が捨てられている事もあります。
此処で産まれた猫はなかなか人間に心を開いてくれませんが、飼われていた猫は最初から警戒心が無く、近くに寄ってきたりします。
人間の都合で、ある日を境に暖かい寝床や食べ物の保証も無くなり、先住のボス猫の脅威に怯えながら寒空の下で夜が明けるのをただじっと待つだけの毎日が始まります。
"野良猫には餌をあげない様に!!"と言うのは理屈では分かっていますが、お腹を空かせてすり寄ってくる猫達に知らん顔は出来ないのは私だけでは無いようですね・・・・。