花暦。

天気予報を見ていたら、そろそろ梅雨に入るかもしれないとの事なので、その前に庭木の手入れをする事にしました。
我が家には25種類(草花は除く)、約30本近くの庭木があります。
それぞれの木が、まるで正確な時計と暦を持っているように、殆どの狂いも無く、時期が来ると花を咲かせ、実を付け、紅葉を楽しませてくれます。
普段は、それが当たり前の事なんだと気に留めた事もありませんでした。
所が、春になると我が家で一番早く花を咲かせてくれた花桃の葉がチリチリになっているのに気づきました。
本来なら、今の時期が1年で最も青々とした葉を付けていなければならないと言うのに、何かが原因でこうなってしまったようです。
或いは、寿命が来たというのも考えられます。
「植物は自己防衛の為に自ら葉を落とす事がある」と言う話を聞いた事があるので、来年の春まで様子を見る事にします。

数年前にはシンボルツリーだったカエデの大木が枯れ、昨年は最愛のワンちゃんが旅立ち、先日は金魚までも・・・・。
昨日まで、私の周りにあったり居たりするのが当たり前だと思って、気にもしていなかったものが、ある日を境に、突然目の前から消えていきます。
もしかしたら、それぞれの運命が最初から大きな時間の流れの中に組み込まれ、引き金が引かれるタイミングも決まっているとしか思えません。
そう考えると、そんな非現実的な推理を立てている私も例外ではない筈です。




Before


After