一人娘のダイビング。

半袖でも暑い日になりましたね。
ツツジや牡丹の花も終わり、庭の彼方此方にお世辞にも綺麗とは思えない小さな赤紫の花が
咲きはじめました。
この花は”一人娘”と言う呼び方をする人もいるようですが正しくは「フランネル草（酔仙
翁、スイセンノウと呼ぶ人も・・・）」と言うみたいで原産地はヨーロッパ南部のようです。
ネーミングからすると箱入り娘的なひ弱な花を連想しますが、実際はこぼれた種で芝生を押
しのけるように生えてきますし、カラカラに干上がったような土でも丈夫に育つ逞しさを持
っています。

一人娘と言えば、我が家のワンちゃんもある意味では”一人娘”なんですが、こっちの方は
まさに「名は体を表す」の通り、私以外の人が近づくと怯えてしまい尻尾を丸めて固まって
しまいます。
時々釣りに連れて行くのですが、今日はワンちゃんにとって忘れられない出来事がありまし
た。近くを通る人が”おとなしいね～”、とか”可愛いね～”とか言いながら近寄って来る
のですが、大抵は尻尾を丸めて後ずさりしてしまいます。
今日も管理人のAさんが頭を撫でようとしたところ、案の定、後ずさりをし始めてそのまま
足を踏み外して池の中にボチャンとダイビングしてしまいました。
慌てて引っ張り上げたのですが全身びしょ濡れ。
今日は暑かったので丁度良かったのですが、ワンちゃんにしてみれば突然の出来事に目を白
黒。相当ビックリしたのか暫くは私の側に座っておとなしくしていました。
人間の子供と同じで、色んな体験を通しながら逞しく育ってくれるでしょう。