Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

もったいない館

2009年08月06日 | デジタル写真
昭和20年8月6日、午前8時15分、米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」によって、
広島市に世界初の原子爆弾「リトルボーイ」が投下されました。
一瞬にして多くの人命が奪われ、戦争の傷跡は今もなお彼方此方に残っています。
先日、太平洋戦争をアメリカ側から捉えた「パールハーバー」という映画を見まし
たが奇襲作戦と言うより騙し討ち的な感じがしてなりません。
太平洋戦争は日本が負けたという事で”日本は被害者”的なニュアンスが先行しが
ちですが、間違いなく加害者でもある事も忘れてはいけませんね。
戦争によって物事を解決しようとする行為は、今更どんな言い訳や理由をつけた所
で決して正当化することのできない愚かな行為である事には違いありませんね。

地元に”もったいない館”と言う場所があります。
そこは不要になった布団や洋服等を回収してくれる場所なのですが、実家にある使
えなくなった布団を出そうと思って荷造りをしました。
どうせならついでに・・・・と、彼方此方の押入や箪笥の中を探してみたら十数年
前に他界した父親の洋服が沢山出てきました。
母親が、捨てるに捨てられないでそのままにしてあったようです。
一度も袖を通して無いようなのもあるのですが、殆どは長い月日で虫に食われたり
カビが生えてしまったりで捨てるしか方法がない物ばかりです。
一つ一つたたみ直しながら、「そう言えばこのカーデガンを着て私の息子を自転車
に乗せて電車を見に行ってたな~」とか、その当時の色んな事がまるで昨日の様に
思い出されました。
そう遠くない将来、娘や息子が同じ様な思いを持って私の古着を整理する時が来る
のかも知れませんね・・・・。