Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

生きていた証

2007年10月09日 | デジタル写真

遊水池のシンボルツリーでもあった木が台風9号の影響で倒れてしまったという情報
が入ったので、早速見に行って来ました。
今にも降ってきそうな、どんよりとした遊水池でしたが、確かに今まであったはず
の所に見あたりません。
この木は遊水池に行くたびに必ず撮っていたし、形は不格好でも霧の中に立つ姿は
何となく小田代ヶ原の「貴婦人」を彷彿させてくれるものがあり、お気に入りの被写体
だっただけにとても残念です。
「今日も居るのが当たり前・・・」「其処に在るのが当たり前・・・」と、普段は何の疑問も
持たずに淡々と日々を過ごしてしまいがちですが、人も自然も命には限りがある事を
改めて実感しました。
朽ち果てても尚、沢山の写真愛好家の脳裏に確実に刻まれているだろう1本の古木
は、凡人の私には到底真似が出来ない程の強烈な存在感があったのですね。
私も「今、生きている証」よりも、「生きていた証」を何かしらの形として残して置きたい
と思うのですが、さて何をどうしたら良いのやら・・。
「古木への想い」と題して、今まで撮った中から16点を選んでWEBページにUPしま
したので、お暇な方は御笑覧下さい。