ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

人柄

2016-01-09 20:59:01 | 釣り
昨日は、神社、今日は同期の人気者だったN君の1周忌でお経を聞いておりました。
故人が、友人をアシストして札幌から汽車で通っていた病院の院長を任され、奥様と病院のある町に部屋を借りて移った。診療中に、がんがみつかり、術後。抗がん剤治療に苦しみながらも院長職を続けた。種々の治療も効せず亡くなって1年。賑やかだった故人の側にいた奥様の寂しさも一入だろう。

故人の仕事を、カバーしようと、同期の医師たちが数人交代で入院、外来を受け持った。私は、自分の持ち分の内科の一部を応援し、後任者が見つかり、すぐに引き上げることが出来たが、後任の医師がそろうまでと、数人の同期が、他科へと、いまだに札幌から通っているのは、故人の人柄だろう。故人の遺志を無に出来ない、後任医師が見つかるまでは、無責任なことのないようにとの思いからだと思う。皆、喜寿を過ぎた高齢である。

土日の当直に何人かの医師と交代で出かけている内のひとりは、内科・リハ科の医師、彼と一緒に乗ったボートが、支笏湖のチップ釣りで大しけに遭遇し九死に一生を得た。もう船では釣りをしないと私に決心させた経験だった。彼は今でも鮮明に覚えていた、夫婦で出席していた、船釣り専科の息子さんもご一緒だった。

故人の大麻にあった家に集まり、春は、カレイの釣り場に。ハモの時期には噴火湾に彼の運転する車でよく出かけていた。故人の長男は、それを憶えていて、釣りにはまっている。渓流釣りの趣味を続けている同期の開業医も出席、奥さんが心配して単独釣行にならないように、ケアする部下をつけている。彼が是非にと勧めるヤマベの穴場に故人の長男と出かけてみようと思っている。6月のヤマベ解禁が待たれる。釣りで繋がっている友が沢山いることを再確認していた。