ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

大地の侍

2014-09-13 16:30:49 | 釣り
戊辰戦争の際、東北列藩同盟に属していた伊達藩の支藩岩出山藩が敗れて離散する際に北海道に移住した話はご存じでしょう。本庄陸男の小説「石狩川」から、当時の生活が偲ばれます。太美のチョコレート会社ロイズ本社の構内に本庄の生誕の碑が建っております。

今日は、狸小路の映画館プラザ(旧東宝プラザ)で小桧山博さんのトークショーを聞き、1956年に製作された映画「大地の侍」をみてきました。宮城県の岩出山には、以前訪れました。初めに、石狩川の北の沿岸にあるシップに移住します。望来の南にあり、カレイの投げ釣りで有名な「無縁の浜」が含まれます。

シップは、日本海に面し、砂地で塩分のきつい土地でした。何も育たず、悲惨な生活状況を、新政府の開拓使に訴え出て、山を越えて当別に移住替えが認められます。当別には20年近く車で通勤しました。私がブログを始めた頃には、北海道の開拓と移住の話をちりばめておりました。バスを待つ間に眺めたナナカマド、空はめっきり秋です。

この映画は、50年前にできたものです。一部脚色されておりますが、ほぼ、原作「石狩川」をなぞってあり、映像になっているので感動し、涙を流しました。当別の方は一度はご覧になったと思います。小樽に住まわれた祐筆(殿様直属の書記)の子孫の方とこのブログ上で交流したこともあります。久我美子さん主演の「挽歌」の上映に際し、原作者原田康子の影響を強く受けた同じ釧路出身の桜木紫乃さんのトークが聞きたかったのですが、カミさんと約束しており、後ろ髪を引かれる想いで帰ってきました。彼女の直木賞受賞作「ホテルローヤル」は、娘より借りて読んでおります。