ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

博士の愛した数式

2014-09-06 11:04:40 | 釣り
夕刊の谷村志穂さんと札幌西高生との「作家と女子高生のキャッチボール」を楽しみにいつも拝見しております。今回、芥川賞作家の小川洋子さんが10年ほど前に第一回本屋大賞を取った小説「博士の愛した数式」を読んでのやりとりがありました。

一番下の孫が、野球やゲームばかりやっているのは、知っていましたが、兄が山形から札幌に来て寮生活をしながら高校生活をおくるのを目の当りにして少し勉強する気になったんでしょう。小学校時代、釣りに興味を持っていた時には魚が捌けて、調理師になると言っていました。てっきり文系では、と思っていたのですが、あの子は、文系ではありません、理数系です、お父さん、何か読ませる本はありませんか?と、嫁さんから宿題を与えられておりました。

昔「東大への数学」を何度も読み返した経験があるが、中学生には無理だろうな、と応えていました。「博士の愛した数式」。当時、随分と変わった小説の名前だとパスしておりましたが、中学生が素晴らしい感想文を書いたと、記憶しておりますので、これが良いのでは、と直ぐに本屋さんにあたり、自分用に文庫本も一緒に購入してきました。

交通事故の後遺症で、高次脳機能障害になり「80分しか記憶がもたない」博士、の家に派遣された家政婦と息子と博士の物語。一気に読みましたが、中学一年生でも、分かるところはあるだろう。理数系の嫁さんが教えるなら分かるようになる。この本の最後に、「来年の春から(息子は)数学の先生です」と施設に入所している博士に家政婦は誇らしく報告する、という一文がある。釣りをしながら数式を考えるのもいいだろう。