俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

時計草

2016-06-25 | 俳句・夏・植物




時計草そろそろ昼といたさむか



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



トケイソウ科の蔓性常緑多年草。

ブラジル原産。

日本には享保年間に渡来。

巻きひげで他の物にからみつく。







夏、直径約8センチメートルの花をつける。

大きな花弁と萼片が五枚ずつ、糸状で輪になった副花冠を

囲む。

中央の雄蕊と雌蕊が時計の針に、副花冠が文字盤のように

見えるところからこの名がある。

また、「ぼろんかずら」とも呼ばれる。







昼を少し過ぎていた。

時計草が咲いているのを見て、そろそろ昼餉にしようかと思

った。






また明日のくると信ずや時計草



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016-06-24 | 俳句・夏・植物




風なくばすつくと高し立葵



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



アオイ科の多年草。

葵といえば古くは冬葵を指したが、現在は一般的に立葵を

指す。

西アジア、中国原産。

六~七月頃、濃紅、淡紅、白、紫などの大形の五弁花をつ

ける。







立葵が咲いていた。

風がないので、すっくと丈高く立っていた。






立葵にも感じたる目線かな



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛍袋

2016-06-23 | 俳句・夏・植物




鬱として蛍袋を揺らしけり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



キキョウ科の多年草。

山野に自生する。







六~七月頃、白または淡紅紫色で内側に紫斑のある釣鐘形

の花を下向きにつける。

子供が捕まえた蛍をこの花の中に入れて遊んだことからこの

名がつけられたとも言われている。







ちょっと気持ちの晴れないことがあった。

丁度蛍袋が咲いていたので、童心にかえり、花を提灯のよう

に揺らしてみた。






雨雫垂らして蛍袋かな



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金蓮花

2016-06-22 | 俳句・夏・植物




曇りても目に鮮やかや金蓮花



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



ノウゼンハレン科の多年草。

南米ペルー原産。

日本には江戸末期に渡来したとされる。

観賞用品種が多く、花壇や鉢植えで栽培される。







夏から秋にかけて、葉腋から伸ばした長い柄の先に五弁花

をつける。

花色は紅、黄、橙などがある。

園芸ではナスタチウムと呼ばれる。







花壇に金蓮花が咲いていた。

曇り日だが、目にも鮮やかな色であった。






金蓮花眺めて明日の糧にせむ



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

繍線菊(しもつけ)

2016-06-21 | 俳句・夏・植物




繡線菊の前のベンチに休みけり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



バラ科の落葉低木。

山野に自生するが、観賞用に庭園に植えられる。







六月頃、枝先に淡紅色の小さな五弁花を傘状に群がりつける。

下野の国で初めて見つかったことからこの名がついた。







ピンクと白の繡線菊が群れて咲いていた。

その前のベンチで花を見ながら少し休んだ。






繡線菊の夕べとなりし一万歩



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする