俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

青葉

2016-06-05 | 俳句・夏・植物




登りきて歌垣山の青葉かな



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若葉の頃が過ぎ、緑のより深まった頃の木々の葉をいう。







日本三大歌垣の一つ佐賀県の杵島山(きしまやま)を訪れ

た。

「歌垣」とは、春に豊作を祈願し、秋に収穫を感謝する農耕

祭祀であるとともに、若者が互いに歌を詠み合い、結婚相手

を探す場でもあったと考えられている。







ただ一つ残されている歌が「杵島曲(きしまぶり)」と呼ばれ

るものである。

「あられふる きしまがたけを さかしみと くさとりかねて

 いもがてをとる」

「杵島山がけわしいので、よじ登るのに草をつかみ得ないで、

一緒に登る愛しい人の手をつかむよ。」(白石町説明板より)

歌碑の揮毫は京都大学名誉教授澤瀉久孝博士。




博多東長寺五重塔(平成二十三年建立)


新しき五重塔へ青葉かな




黒田家墓所のホルトの木


盛り上がる青葉や黒田藩主墓所






晴れ渡る街道沿ひの青葉かな



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コメント
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