俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬珊瑚

2013-11-15 | 俳句・冬・植物




階段を上るも愉し冬珊瑚



ナス科の小低木。

ブラジル原産。







夏から秋にかけて白い小さな花を咲かせ、実を結ぶ。

冬に紅色に熟す。







樹木の中に階段があった。

脇に冬珊瑚の赤い実が沢山生っていて、階段を上るのも愉しかっ

た。






冬珊瑚時に懈怠といふことも



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石蕗(つわ)の花

2013-11-14 | 俳句・冬・植物




石蕗の花集ふは写真仲間らし



キク科の常緑多年草。

海岸や海辺の山などに自生する。







葉や茎が蕗に似ているが別種。

十~十二月頃、長い花茎に菊に似た黄色い頭状花を散房状に開

く。







カメラを持った写真仲間らしい年配の人達が数人話をしていた。

傍の石蕗の花が昼の日を受けて鮮やかな黄色を見せていた。






礼状を書きしのみなり石蕗の花



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬薔薇

2013-11-13 | 俳句・冬・植物




夕暮の色やはらかし冬薔薇(ふゆさうび)



冬に咲く薔薇。







西洋薔薇は四季咲きの庚申薔薇も交配されるなどして、四季咲き

が多い。







四季咲き大輪種は晩夏に剪定されるが、仲秋から再び咲き出して

冬へと咲き続ける。







冬の薔薇は夏の咲き誇る薔薇に比べ、どことなくひっそりとした風情

があり、捨てがたい。







ロサという名の薔薇が咲いていた。

夕暮の薄明の中で、クリーム色の花が柔らかく感じられた。






冬薔薇や加齢といふを恐れずに



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬桜

2013-11-12 | 俳句・冬・植物




時折は人のとほりぬ冬桜



十一月頃から一月頃にかけて咲く桜のこと。







寒さにも負けず、けな気であわれ深い。







花は一重が多く、白くて小さい。







梅の花に似ているが香りがない。







丘陵を歩いていると冬桜が咲いていた。

誰もいないところだが、時折人が通った。






木々の間に夕日差しけり冬桜



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木守柿

2013-11-11 | 俳句・冬・植物




脇道に逸れて愉しや木守柿



冬の葉の落ちた枝に、一つだけ残された柿をいう。

まるで柿の木を守護するかのように見える。

小鳥のためにとってあるとも、来年も実るようにとの祈りが込められ

ているとも言われる。






バスを降りて車道から脇道へと入って歩いた。

すると、すぐ近くに木守柿があるではないか。

少し愉しくなってきた。






いつもある遊び心や木守柿



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする