俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

綿虫

2023-11-21 | 俳句・冬・動物

 

 

綿虫の顔に真つ直ぐ飛んできぬ

 

 

 

 

 

 

アブラムシ科のうち、綿油虫類の総称。

体長三~四ミリ。

 

 

 

 

 

 

晩秋から初冬にかけて、白い綿のような分泌物をつけて、ゆるやかに浮遊する。

「大綿」「雪蛍」「雪婆(ゆきばんば)」「雪虫」などとも呼ばれる。

 

 

 

 

 

 

<綿虫やそこは屍の出でゆく門 石田波郷>

<いつも来る綿虫のころ深大寺 同>

十一月二十一日は石田波郷の忌日。

いつもこの頃に綿虫が飛んでいる。

 

 

 

 

 

 

川堤を歩いていると、前方から綿虫が真っ直ぐに顔を目がけて飛んできた。

だが、あっという間に消えてしまった。

 

 

 

 

 

夕日差すなか美しや雪蛍

 

 

 

コメント (2)
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