クリント・ウォーカー

Clint Walker to the Rescue


ハリウッドスター、クリント・ウォーカーと聞いて、
彼を知っているという日本人はそう多くないと思います。
まして若い人には全くと言っていいほど知名度は無いでしょうね。



クリント・ウォーカー。
本名・・ノーマン・ユージーン・ウォーカー。
１９２７年～２０１８年（９０歳）
母親はチェコ人だそうです。
彼には双子の妹がいましたが、２０００年に死去しています。



クリント・ウォーカーは、
西部劇の大スター、ジョン・ウェインの後継者として期待されていました。
しかし、結果的にこれは成功したとは言えませんでした。

ジョン・ウェインが如何にもヤンキー好みだったのに比べ、
クリント・ウォーカーは髪の毛も黒っぽいブラウンで、瞳も黒色でした。
ジョン・ウェインに比べて「暗い」という印象が、
彼を超える存在になれなかった理由かも知れません。
しかし、クリント・ウォーカーには他の俳優には無い、
抜きんで出た魅力がありました。
身長１９８センチ、体重１０８キロという偉丈夫でした。
アメリカ人の男性としても大きく、鍛え抜かれた肉体は一見の価値ありです。
その為に裸体になってそれを見せつけるシーンが数多くありました。



１９５５年から始まったテレビドラマ「シャイアン」は、
１９６２年に終了するまで７年間、１０８話放送され、
彼はこれで一躍スターの仲間入りをしました。

南北戦争終了後のアメリカ西部を旅しながら独りで逞しく生きて行く男の物語で、
彼は先住民と白人との混血という設定でした。

Clint Walker - Heat Wave


また彼は歌手でもあったそうです。
私は彼の歌を一度も聴いた事はありませんが、
確かに低音の美声ですね。一度聴いてみたいものです。

彼は生涯に３度の結婚をしました。
最初の結婚は１９４８年（２１歳）～１９６８年（４１歳）までで、離婚しました。
２度目は１９７４年（４７歳）～１９９４年（６７歳）で、奥様が死去しました。
３度目は１９９７年（７０歳）からでしたが、これも２０１８年に奥様が？
あるいは彼自身が死去しました。

最初の結婚で生まれた娘さんは、
その後、最初の民間航空会社の女性パイロットの一人となりました。

また彼は採食主義者でもあったそうです。

私達、身体の小さい日本人から見ると、
惚れ惚れする様な大きく頑健な体格は、本当に見ごたえありました。
もっと有名なスターになってもおかしくなかったとは思いますが、
それを思うと少し残念な気はします。
記憶に残るハリウッドスターでした。

あれから７６年の広島

合唱曲　折り鶴　おりづる　～ 平和への祈りを込めて ～


昭和２０年８月６日、午前８時１５分。
広島に原爆が投下されてから７６年の歳月がたちました。

私達が広島に行き、原爆資料館を訪れたのは２０１６年５月でした。



広島といったら（牡蠣）だろうというので、
まずしっかりと地元産の牡蠣を堪能したのでした。



個人的には若い頃、何度か広島には行ってますが、
原爆ドームを遠くから眺めた様な記憶があったような・・
ですから、しっかりと内部へ入ったのは勿論初めてで、それは妻も同じでした。



沢山の訪問者には、外国人の姿がいっぱいでした。



たったこれだけの小型の爆弾なんですが、
それが実はとんでもない悪魔だったとは。



爆弾は原爆ドーム上６００メートルの位置で爆発したそうです。





その結果はあまりにも悲惨過ぎる地獄絵となったのです。





私達は、２歳の時に被爆し、それから１０年後に原爆症の症状が表われ、
１２歳で亡くなった、佐々木禎子（さだこ）ちゃんの本を読んでいたので、
その悲しさがひしひしと伝わってきました。



禎子ちゃんが生への祈りを込めて折りあげた千羽鶴、
それを見つめる禎子ちゃんと同年齢の女の子たち。







見る物すべてが、佐々木禎子ちゃんの悲しさと重なってしまい、
その残酷さに涙しました。



原爆ドームを眺める、これはスイスからの団体さんだそうです。
どんな思いで、この記念物を見て、何を感じたのでしょう。

広島旅行のあと、歌声喫茶に行っても妻はしばらくは「折り鶴」は、
歌えない状態になってしまいました。
佐々木禎子ちゃんの事を思い出して涙ぐんでしまうのですね。





それとは別に、広島オリエンタルホテルにはビックリしました。
だって、あんなガラス張りのトイレなんて・・あれは無いよね（笑）