ようやく暖かくなり、
洋服も布団も衣替えのシーズンになりました。
我が家でも冬用布団を春用の薄い布団に衣替えしました。
毎年、私はこの時期になると、
「この冬を生き永らえた」という思いで胸がいっぱいになるのです。
「神様・仏様、ありがとうございました。」
「この冬を何とか生きのびてこられたのも、あなた方のおかげです。」
私は心の中で、そっと手を合わせているのです。
ありがとう、ありがとう。
本当にありがとうございました。アンガトね。
我が家の冬掛け布団は、たった1枚だけなんです。
二人の人間が包まるんだから、トーゼン2枚というのが常識でしょ。
それが、我が家ときたら、何をしみったれたんだか、
1枚しか無いんです。
何処をどう見まわしても、1枚だけしか無いんですね。
これって、おかしいよね。
絶対におかしいッ!
だってさ、人間の数は2なのに、
布団の数は1って・・計算が合わないじゃんか!
という事が、一体ど~ゆ~結果を生むか?
それは、考えるに恐ろしい。
想像するに・・想像したくない結果を生むのです。
冷たい世間に身を晒し、
そうなると、その冷たさゆえに凍死しかねない状況が・・・
あゝ、世間のその風の冷たい事ったらありません。
それが為に、そんな冷たい世間のすきま風から、
わが身をかばおうと、必死になって私は布団にくるまっているってのに、
我が女房ときたら、
私の必死の思いなど、どこ吹く風と言わんばかりに、
私の布団を引っ剥がすのです。
引っ剥がして、どうするのかと言うと、
さも、それが戦利品であるかの如く、
自分だけで、ぬくぬくと己の保身の為に亀の様にくるまっているのです。
あまりの寒さに、ふと我に返り、
「あれッ」と隣を見ると、
ぬくぬくと、自分だけが(暖ったか~い)という満足げな、
女房殿の顔を、私はまともに拝む事態となるのです。
「おいッ、テメ~ッ!」
私は我を忘れて必死こいて、布団の奪回作戦を始めるんです。
だってね、それをしない事には私は凍死しちゃうかもしれないでしょ。
夫婦だとか、愛する人はとか、
そんな絵空事みたいな事、言ってる場合じゃないのね。
も~、生きるか死ぬかの瀬戸際なんだから。
しかし、女房殿とツラを突き合わせると、
女房の顔の真ん中には二つの穴があり、
そこから噴き出ている、もう用無しの風、
(それって炭酸ガスじゃんか)
を、私はモロに吸い込む訳なんですね。
アンタね~、そりゃないんじゃない。
いっくらね~、夫婦と言ったってね~、
アンタが吐き出す、用無しガスをね~、
な~んで、俺がさも新鮮な空気として、取り入れなきゃならんの?
俺だって仮にも生き物なんだから、
やっぱ新鮮な空気を吸う権利はある訳でしょ。
それが何で、アンタの排気ガスで生きなきゃならんの、俺は。
という生きるか死ぬかの最前線を生き延びた私は、
今夜から、
2人の人間に対し、2枚の布団という、
世間一般の家庭では、当たり前すぎる設定、
当たり前すぎる夫婦のサマに、ホッと胸を撫でおろしているのです。
「良かった~、お互いに刃傷沙汰にならなくて」
歌声の皆様に、こんな悲劇はきっと無いとは思いますが、
こんな思いまでして、必死の思いで歌声喫茶に参加している人も、
中には居るんだって事を知ってほしくて、
一筆したためました。
生きるか死ぬか、毎日が必死の思いの(河童)です。
洋服も布団も衣替えのシーズンになりました。
我が家でも冬用布団を春用の薄い布団に衣替えしました。
毎年、私はこの時期になると、
「この冬を生き永らえた」という思いで胸がいっぱいになるのです。
「神様・仏様、ありがとうございました。」
「この冬を何とか生きのびてこられたのも、あなた方のおかげです。」
私は心の中で、そっと手を合わせているのです。
ありがとう、ありがとう。
本当にありがとうございました。アンガトね。
我が家の冬掛け布団は、たった1枚だけなんです。
二人の人間が包まるんだから、トーゼン2枚というのが常識でしょ。
それが、我が家ときたら、何をしみったれたんだか、
1枚しか無いんです。
何処をどう見まわしても、1枚だけしか無いんですね。
これって、おかしいよね。
絶対におかしいッ!
だってさ、人間の数は2なのに、
布団の数は1って・・計算が合わないじゃんか!
という事が、一体ど~ゆ~結果を生むか?
それは、考えるに恐ろしい。
想像するに・・想像したくない結果を生むのです。
冷たい世間に身を晒し、
そうなると、その冷たさゆえに凍死しかねない状況が・・・
あゝ、世間のその風の冷たい事ったらありません。
それが為に、そんな冷たい世間のすきま風から、
わが身をかばおうと、必死になって私は布団にくるまっているってのに、
我が女房ときたら、
私の必死の思いなど、どこ吹く風と言わんばかりに、
私の布団を引っ剥がすのです。
引っ剥がして、どうするのかと言うと、
さも、それが戦利品であるかの如く、
自分だけで、ぬくぬくと己の保身の為に亀の様にくるまっているのです。
あまりの寒さに、ふと我に返り、
「あれッ」と隣を見ると、
ぬくぬくと、自分だけが(暖ったか~い)という満足げな、
女房殿の顔を、私はまともに拝む事態となるのです。
「おいッ、テメ~ッ!」
私は我を忘れて必死こいて、布団の奪回作戦を始めるんです。
だってね、それをしない事には私は凍死しちゃうかもしれないでしょ。
夫婦だとか、愛する人はとか、
そんな絵空事みたいな事、言ってる場合じゃないのね。
も~、生きるか死ぬかの瀬戸際なんだから。
しかし、女房殿とツラを突き合わせると、
女房の顔の真ん中には二つの穴があり、
そこから噴き出ている、もう用無しの風、
(それって炭酸ガスじゃんか)
を、私はモロに吸い込む訳なんですね。
アンタね~、そりゃないんじゃない。
いっくらね~、夫婦と言ったってね~、
アンタが吐き出す、用無しガスをね~、
な~んで、俺がさも新鮮な空気として、取り入れなきゃならんの?
俺だって仮にも生き物なんだから、
やっぱ新鮮な空気を吸う権利はある訳でしょ。
それが何で、アンタの排気ガスで生きなきゃならんの、俺は。
という生きるか死ぬかの最前線を生き延びた私は、
今夜から、
2人の人間に対し、2枚の布団という、
世間一般の家庭では、当たり前すぎる設定、
当たり前すぎる夫婦のサマに、ホッと胸を撫でおろしているのです。
「良かった~、お互いに刃傷沙汰にならなくて」
歌声の皆様に、こんな悲劇はきっと無いとは思いますが、
こんな思いまでして、必死の思いで歌声喫茶に参加している人も、
中には居るんだって事を知ってほしくて、
一筆したためました。
生きるか死ぬか、毎日が必死の思いの(河童)です。