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正式な名称が何と言うのかは知りませんが、
川幅いっぱいにワイヤーで沢山の鯉のぼりを泳がせる風景。
皆さんもきっと一度くらいは見た事があるのではないでしょうか。
あれを初めてやったのは、四国・高知県高岡郡の四万十川だったそうです。
それは1974年(昭和49年)の事でした。
最初は36匹だけだったのですが、現在は500匹になっています。
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私は初めてあれを見たのは相模川でした。
その当時はまだワイヤーは1本だけだったと思います。
しかし、四国から始まった一大イベントはバカ受けし、
今や全国いたる所で開催され多くの人達から支持されていますね。
鯉の数の多さから言うと、
群馬県、館林市の「鯉のぼりの里まつり」5283本。(ギネス記録)
茨城県、常陸太田市「竜神峡鯉のぼり祭り」1000本。
大阪、高槻市「こいのぼりフェスタ1000」1000本。
熊本県、阿蘇郡、小国町「杖立温泉鯉のぼり祭り」3500本。
栃木県、栃木市「蔵の街遊歩道」1151本。
これらが1000本越えの場所みたいです。
場所が川ではなくても、印象的な鯉のぼりはあります。
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東京タワーではその高さと同じ(333本)の鯉のぼりがあります。
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埼玉県、加須市の利根川河川敷緑地公園では、
全長100メートル。重さ330キロの巨大な鯉のぼりが泳いでいます。
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金沢、浅野川の鯉流しは、空ではなく川の中を鯉が泳いでいます。
しかし、最初にやった四万十川では、
一体誰がこういった奇想天外な発想をしたのでしょうね。
その思い付きは実に、表彰状ものの画期的な風物詩を日本中に作りあげました。
誰が見たってあれはいい。
ああいった事を誰が最初に考えたのか?と思いを馳せるのです。
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鯉のぼりが男子の祭りなら、
女の子の祭り「ひな祭り」も、あれも実に素晴らしかった。
既に用済みになって押し入れにお蔵入りしていた鯉や雛人形を集めて、
再び陽の目を見させてあげた功績。
その功績は思いも及ばぬ程、多くの人達の心を揺さぶりました。
自分達がまだ若夫婦だった頃、我が子の幸福安泰を願い、
涙ぐましく切ない思いを込めて買い求め、大空に泳がせ、
ひな壇に飾り付けた親子の愛情。
そんな思いを、川を泳ぐ鯉の姿に感じて人々はため息をつくのでしょうね。
そのうち何処かでまた逢えるのかな?
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