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レナウン「わんさか娘」

2023-02-28 07:27:47 | 日記
レナウン CM 1965年 シルヴィ・バルタン Sylvie Vartan 「ワンサカ娘」篇


1960年代に、一世を風靡したCMソングがありました。
フランスの歌手、シルビー・ヴァルタンが唄った、レナウン「わんさか娘」
ちなみに、シルビー・ヴァルタンは、ブルガリア人とハンガリーの人との混血だそうです。

アパレルメーカーとして名を馳せた「レナウン」社は、
1902年(明治35年)に佐々木八十八が立ち上げた「佐々木商会」でした。
しかし、1923年(大正12年)関東大震災のあった年に、
社名を「レナウン」に替えました。
さて、レナウンという名前には、何の意味があるのでしょうか?
(軍艦オタクの私は、ずっと前からそれを知っていました)



1922年イギリスのエドワード8世(皇太子)が、親善の為、来日しました。
そのお召艦として乗艦して来たのが、巡洋戦艦レナウンでした。
そのレナウンから採り、社名としたのです。

レナウン。1916年完成。
32000トン、全長242メートル。



佐々木八十八は、レナウンの水兵がかぶっている帽子の、
金色のRENOWNという文字のスマートさに見とれ、
これを社名にしようと思いついたのでした。



また、紳士服ブランドの「ダーバン」は、
共奉艦としてレナウンに同行していた軽巡洋艦ダーバンから命名しました。
ダーバン・・4900トン。全長144メートル。

小林亜星作曲の、このCMソングはかなり流行りましたね。
学校時代の何かの飲み会でも、この歌を唄った奴がいて、大受けしました。
レナウン社は、1990年代には、世界最大の売り上げ高を誇りましたが、
以後、業績不振におちいり、売り上げ高は下降線の一途をたどり、
コロナによって息の根を止められ、2020年に遂に倒産してしまいました。

アパレルメーカーとして、無関係の人達からも社名を知られていただけに、
会社経営の難しさ、時代を読む難しさを感じさせられた倒産でした。
ある意味、一世を風靡した会社だったんですけどね。








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