12月の平日に、高尾山に行きました。
登山口は京王線・高尾山口駅です。
私の最寄り駅からは途中、府中で急行に乗りかえると38分。
各駅停車一本で行っても50分足らずで着いてしまいます。
高尾山口駅の観光案内所には、こういった案内図があります。
知らなかった時は、昭文社の登山地図を見ながら行ったのですが、
高尾山だけを歩くには、こっちの案内図の方がはるかに見易いのです。
私の登山経験から言って、
高尾山みたいに(〇号路)などといった名称の付いている山は初めてです。
過去数回、高尾山は登っているのですが、
ケーブルカーで一気に(ズルして)登ってしまいました。
ケーブルカーは日本一の急こう配を誇り、
下の駅(標高201メートル)から上の駅(標高472メートル)まで、
標高差271メートルを6分で登ってしまいます。
すぐ隣には2人乗りのリフトがあり、
これは12分で登ります。
料金は共に490円。
往復料金は950円です。
しかし、箱根駒ケ岳ロープウェー駅を降りた場所とか、
北アルプス・八方尾根リフトとかにもあるのですが、
リフトに乗って逃げ隠れできない観光客を、
下から三脚にカメラをセットして待ち構えているカメラマンが居ますね。
あれは実に商魂たくましいもので、結構いい商売になると思います。
私も母と箱根観光をした時に、つい買ってしまいました。
伊豆の大室山のリフトでも撮ってました。
妻はわざとらしくピースサインなどしてましたが、
買わないでやんの。バカ。
先月も高尾山に行ったのですが、
予定していた6号路は台風の為に登山道が一部崩落の為通れずに、
やむなく一番外側に位置する、稲荷山コースを登りましたが、
そのコースは最もハードで、言ってみれば本当の登山道といった感じでした。
今回行ってみると、6号路は復旧されていて、
先月のリベンジになりました。
登り始めてすぐに、こういった(七福神?)がありました。
誰が編んだのか、みんな赤い帽子を被っています。
見上げると、紅葉の名残りがあったり、
登山道の途中に所々に点在する、こういったベンチが、
朝露で湿っていたりといった風情がありました。
下を見ると、湿った落ち葉に初冬を感じます。
立ち木の肌が光に輝いていました。
頂上も近くなり、6号路は3号路、5号路と交差します。
しかし、平日でも来る人は来るんですね。
頂上の景色はこんな感じでした。
この日は富士山も見えました。
頂上の周回コース5号では、こういった分岐点があります。
この先を行くと、景信山や陣馬山といった、
本格的な登山というかハイキングコースになりますが、
槍穂高全山縦走を誇った本格的山男だった私は、
もうそんな心意気は微塵もなく、ただただ引き返すのでした。
でも、12月に入ってもまだ紅葉の名残りは色濃く、
それなりの風情は残っていました。
下山は1号路だったのですが、
この道は唯一、頂上まで全舗装路になっています。
その為に、登山スタイルではない街着スタイルの一般者。
中にはベビーカーを押しながら登ってくる人など珍しくないのです。
でもさ、ケーブルカーで行けば、たった6分。
標高差271メートルが、490円だよ~。
登山では1時間で登れる標高差は約300メートル。
271メートルという事は、
普通の街着、普通の靴、ましてベビーカーだったら、
1時間以上はかかるんだから、490円くらい払えよ。
俺だったら絶対にこんな道、登ろうなんて気にはならないね。
ケーブルカーで降りてから頂上までは127メートル。
これでミシュラン三ツ星の世界的名山に行かれるんだから、
今度からアンタ等はケーブルカーで登りなさいね。
(もう二度と来ないか)
下に降りると丁度昼時だったので、
食べる気は無かったのに、つい蕎麦を食べたくなり、
誘惑に負けてしまいました。
で、入った店が良かった。
いえね、蕎麦の味がどうのこうのじゃなく、
店員の女性たち3人が、みな美人でグラマーで、目がテン。
何処の店かは絶対に教えない。オセーテやんない!
俺、高尾山ダーイ好き。
そういった12月平日の高尾山でした。