私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

高松公民館講座「歴史を楽しむ会」の総会がありました

2009-04-19 16:28:58 | Weblog
 私は、高松公民館の「歴史を楽しむ会」の講座を受講して、高松の歴史を楽しんでいます。講座生は約70人と数では少ないのですが、平成9年から開かれていると言うことですが、昨年度から参加させていただいています。
 本年度の総会が、今日行われ、総会の後、石田純郎先生による「緒方洪庵」の記念講演が行われました。
 
 此の先生は、ちょっと、緒方洪庵の「壬戌旅行日記」の中でも触れましたが、あの洪庵の親戚(いとこ?)の高松大崎の石原官平の息子石原朴平で、後に倉敷西阿知の医者の家に養子に行き「守屋庸庵」と名乗った人の孫の孫だそうです。そんな関係か何か知りませんが「緒方洪庵」について深く研究されているそうです。
 先生は、講演の中で、洪庵か起こした適塾には、塾生が各自自筆で出身地を書いた636人の名前の載る「適塾姓名録」があり、現在までにはっきりと分かっている人は、そのうちの40%ぐらいだと説明されています。この他、この中に書き込まれていない塾生も相当いたらしく、総計では1000名を下らないのではともおっしゃられていました。
 それから、また、緒方洪庵が中国四国を旅行した時の日記も残っていて、足守やそのまわりに立ち寄り、その後、尾道に行ったと説明されました。でも、本当は、その日記には、(文久2年4月25日付けに)倉敷にも立ち寄ったと記されています。その宿も浅田屋とはっきりと書いてあるのですが、それは説明されませんでした。
 なお、この日、この浅田屋で、守屋庸庵と合ったと記されています。

 今日の講演についての感想:
 せっかく高松での講演です。足守除痘館での洪庵の活躍の話かと思って期待もしていたのですが、案外とそれもなく、一般的な洪庵のお話で、なんだか気の抜けるような気に私はなりました。
 また、足守除痘館の中で、特に活躍した守屋庸庵の孫の孫でいらっしゃいます先生は、もっと、此の庸庵の人となりなどの秘話をご存じだとも思ったのですが、これ、又、期待外れでした。