先ほど、来月十日締め切り分の歌稿を投函してきました。テーマは「動物」です。
今回このテーマで行こうと予め歌は選んであったのですが、推敲をそれほどしておらず、今日になって手を入れたら、結構 難ありでした。でも、「ええい、ままよ!」と出してしまいましたけど。
例えば、二首目は「する」という語が二度も出てきてしまっています。三首目は、意地の悪い人には「あなた、犬を餌にしていたの!?」と訊かれてもしょうがない詠みぶりです。さて、どんな添削がされて載りますことやら…(他力本願。汗)。
ただ歌を詠むだけでなく、歌を推敲して歌稿にまとめる作業は、毎度ながらとても勉強になります。
病身に優しき朝の囀(さえず)りと昼餉どきの児の甲高き声
暗雲のもと立ち話する児等と遠吠えの犬に胸騒ぎする
煮干にる香が二階まで上り来て餌にしていた飼い犬偲ぶ
用足して畑で脚掻く白い犬毛並みの汚れよそに胸張る
マタタビを漬け込む酒を作ろうと父の植えた実を野良猫が食う
朝ぼらけ眠りに落ちる意識へと呼ばわる鴉(からす)に半目を開ける
ヘッドフォン越しの雨音すり抜けて鳥高らかに朝(あした)を告げる
(2010年5月10日締め切り分、『樹海』2010年7月号掲載予定)
今回このテーマで行こうと予め歌は選んであったのですが、推敲をそれほどしておらず、今日になって手を入れたら、結構 難ありでした。でも、「ええい、ままよ!」と出してしまいましたけど。
例えば、二首目は「する」という語が二度も出てきてしまっています。三首目は、意地の悪い人には「あなた、犬を餌にしていたの!?」と訊かれてもしょうがない詠みぶりです。さて、どんな添削がされて載りますことやら…(他力本願。汗)。
ただ歌を詠むだけでなく、歌を推敲して歌稿にまとめる作業は、毎度ながらとても勉強になります。
病身に優しき朝の囀(さえず)りと昼餉どきの児の甲高き声
暗雲のもと立ち話する児等と遠吠えの犬に胸騒ぎする
煮干にる香が二階まで上り来て餌にしていた飼い犬偲ぶ
用足して畑で脚掻く白い犬毛並みの汚れよそに胸張る
マタタビを漬け込む酒を作ろうと父の植えた実を野良猫が食う
朝ぼらけ眠りに落ちる意識へと呼ばわる鴉(からす)に半目を開ける
ヘッドフォン越しの雨音すり抜けて鳥高らかに朝(あした)を告げる
(2010年5月10日締め切り分、『樹海』2010年7月号掲載予定)