笑顔浴

優しい時間

心の応急処置

2009年08月03日 | Weblog
クライシスカウンセリングという分野があります。

この講義は、「阪神淡路大震災」「JR西日本の列車事故」などの
危機介入カウンセリングを担当している産業カウンセラー協会関西支部
在籍の講師の講座を受講しに参りました。

被災者の身体の応急処置の後に
安全な環境が整ってから傾聴するボランティアに参加しないかと誘われたとき
突然、私が訪問して話したいと思うだろうか?
そっとしておくほうが良いのではないかと消極的な私でした。

昨日から私は自分の身に起こった事件を
友人に話したり、ボランティア先のリーダーに連絡しながら
ふと、気がついたことがあります。

私は体験を話しながら
起こった出来事を自分の中で完結させています。
「恐怖心」を語ることで、
精神的な動揺が、だんだん安定してきています。
同じ内容を何度も繰り返し話すことで
緊張した心が日常のレベルに戻りつつあります。

災害や事故、犯罪被害者や癌の告知後など
危機介入のカウンセリングの重要性を学んでいますが、
今回の体験はそれを感じるチャンスとなりました。

見知らぬ人から次々と「声をかけてもらう行為」
「心配してもらう」行為をありがたいと感じた事や、
感情を外に発散する効果を試したり
怖かった体験を繰り返し話しながら整理する経験を得て
カウンセリングの目的を体感したので
以前より戸惑わず被災者に声をかけられるような気がします。





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20090801-15:20

2009年08月02日 | Weblog
昨日の午後、助手席に母をのせて
母方のお墓と父のお墓参りの帰りに
短い坂を走っている時、突然ブレーキがきかなくなり
ハンドルも動かなくなりました。
サイドブレーキに手が届かず、転がりながら車とすれ違い、
一旦停止できないまま道路を横切って
よそのお宅の塀の角に車の正面をぶつけて停止できました。

警察の人から
「エンジンが停止した可能性がある」と解説してもらいましたが
「ブレーキがきかない!」「ハンドルが動かない!」
とわかったときは、エンジンが切れていたかどうか覚えていません。

ぶつかったあと、
「大丈夫ですか?」と他の車の運転手さんや
家の中から出てきてくださった奥さんが、
警察に連絡してくれたり、手伝ってくれたり
とても助かりました。ありがたかったです。
本日は、ご迷惑をかけたお詫びにうかがってきます。
塀とご主人の単車の見積もりをお願いして
損害賠償の手続きは、保険会社の人が担当してくれています。
警察の方と車保険の担当の方がすぐ来てくださり
私が呆然としているあいだに、着々と片付いていきました。

車は写真のとおり。タイヤの横にナンバープレート!
愛車はレッカー移動することになりました。

一段落して家に送ってもらったあと
母と整形外科を訪ねてレントゲンをとってもらいました。
シートベルトで締め付けたのか、胸が少し痛みます。
モーラステープ(湿布薬)をはって1週間くらいで治るといわれて
母も安心しました。

夕食は、病院のよこのレストランで食べました。
「痛い目にあわせて、ごめんね」
「なんでも経験よ。こんなん初めてじゃ」
さすが、私を育てたおかあちゃん。

運よく、車を買い替える程度ですみましたが
もしも、子供やバイクや他の車にぶつかって
相手に怪我を負わせていたらと考えると
体がガクガクして座っていられないくらい恐ろしい。

昨日の夜は、ブレーキがきかなくなった感覚を思い出し
あの時、他の車にぶつかっていたらと考えるたびに
「恐かった」を何度も声にして、恐怖を外に発散しました。
今でも、それを想うと恐くなりますが
他の人や車にぶつからなかったと繰り返し
「大丈夫。順調に進んでいる」と自己暗示をかけています。

今朝はすこし落ち着いてこれを記録しています。

家の中から出てきた小さな女の子が
「車の中の人が死んでなくて良かったね」と声をかけてくれました。
お母さんは慌てた様子で彼女を引き寄せましたが
運転席から「アリガトウ」とお礼を伝えました。








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AURA

2009年08月01日 | Weblog
プラスのオーラを発する人に 人は集まり
マイナスのオーラを発する人から 人は逃げ出す
プラスなら「勝利の女神」 マイナスは「貧乏神」
と佐藤綾子先生は書かれていました。

私には(たぶんあなたも)プラスとマイナスのオーラが備わっています。
自然にそのスイッチを、切り替える操作をするのです。
例えば、
親しい人を見つけたときは満面の笑顔で こっちに来い来いオーラ
嫌いな人を見つけたときは背中を向けて あっちに行け行けオーラ

あの人はプラスオーラの人で、この人はマイナスオーラの人と
区別するとき、どこが違うかというと
普通の状態で、好んで(+)に設定する人と、
普通の状態で、好んで(ー)に設定する人との違いでしょうか?

「頭が悪くて理解できない」と同じ言葉を使っても
「それでも、なんとか頑張ってみます」と続けるか
「だから、私は何もできないのです」と続けるかで
 違うオーラが漂いはじめます・・・

居心地の良い人は、その場にとどまるでしょう
居心地の悪い人は、その場から逃げ出すでしょう

多くの人が「私は何もできないの」という人から逃げ出します。
なぜなら、「いえいえ、そんなことあるわけがないわ」と慰めたり
「実は私も何もできないのよ」と自己卑下したり
エネルギーが消耗され苦痛になるからと想像しています。


人が近づかない人には、寄り添う人が必要です
疲れないで、ほどほどの話し相手になってくれる人が
増えてくれますようにと祈りつつ

「そうか、あなたは今、自分では何もできないって感じるんだあ~」
「何もできないと、大変だろうなあ~」
という客観的で、一見、他人事とする接し方を、
疲れないで接するコツのひとつとしてご紹介しておきます。

そして、ご協力をお願いします。




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