笑顔浴

優しい時間

20090801-15:20

2009年08月02日 | Weblog
昨日の午後、助手席に母をのせて
母方のお墓と父のお墓参りの帰りに
短い坂を走っている時、突然ブレーキがきかなくなり
ハンドルも動かなくなりました。
サイドブレーキに手が届かず、転がりながら車とすれ違い、
一旦停止できないまま道路を横切って
よそのお宅の塀の角に車の正面をぶつけて停止できました。

警察の人から
「エンジンが停止した可能性がある」と解説してもらいましたが
「ブレーキがきかない!」「ハンドルが動かない!」
とわかったときは、エンジンが切れていたかどうか覚えていません。

ぶつかったあと、
「大丈夫ですか?」と他の車の運転手さんや
家の中から出てきてくださった奥さんが、
警察に連絡してくれたり、手伝ってくれたり
とても助かりました。ありがたかったです。
本日は、ご迷惑をかけたお詫びにうかがってきます。
塀とご主人の単車の見積もりをお願いして
損害賠償の手続きは、保険会社の人が担当してくれています。
警察の方と車保険の担当の方がすぐ来てくださり
私が呆然としているあいだに、着々と片付いていきました。

車は写真のとおり。タイヤの横にナンバープレート!
愛車はレッカー移動することになりました。

一段落して家に送ってもらったあと
母と整形外科を訪ねてレントゲンをとってもらいました。
シートベルトで締め付けたのか、胸が少し痛みます。
モーラステープ(湿布薬)をはって1週間くらいで治るといわれて
母も安心しました。

夕食は、病院のよこのレストランで食べました。
「痛い目にあわせて、ごめんね」
「なんでも経験よ。こんなん初めてじゃ」
さすが、私を育てたおかあちゃん。

運よく、車を買い替える程度ですみましたが
もしも、子供やバイクや他の車にぶつかって
相手に怪我を負わせていたらと考えると
体がガクガクして座っていられないくらい恐ろしい。

昨日の夜は、ブレーキがきかなくなった感覚を思い出し
あの時、他の車にぶつかっていたらと考えるたびに
「恐かった」を何度も声にして、恐怖を外に発散しました。
今でも、それを想うと恐くなりますが
他の人や車にぶつからなかったと繰り返し
「大丈夫。順調に進んでいる」と自己暗示をかけています。

今朝はすこし落ち着いてこれを記録しています。

家の中から出てきた小さな女の子が
「車の中の人が死んでなくて良かったね」と声をかけてくれました。
お母さんは慌てた様子で彼女を引き寄せましたが
運転席から「アリガトウ」とお礼を伝えました。








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