笑顔浴

優しい時間

おひとり様

2009年06月06日 | Weblog
昨日は朝から偏頭痛でしたが
薬をのんで緩和ケアのティーサービスに出かけました。

ベットに横たわったまま参加される患者さんも
数人いらっしゃいます。2週間前にお目にかかった
お家に帰りたいご婦人の必死のお願いは続いています。
「奥さん、どこに帰るの?
 帰りに私を家まで送ってくださる。
 おたのもうします」
「承知しました。2時間先になりますが」
「それはいかん!今すぐじゃないと」
と口を大きく開けて顔をゆがめてお泣きになるのです。

「どうしてそんなに急いでいらっしゃるのですか?」
「主人は身体を悪くしていて、早く帰らないと、可哀想」
全身が骨と皮になって起き上がることもできないのに
心配しているのはご自分のことではないのです。



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