笑顔浴

優しい時間

極小お愉しみで

2019年09月29日 | Weblog

固い無花果は、お皿の中で追熟させます。

 

今夏は、裏庭の無花果が 豊作だったそうです。

先に鳥に食べられることも少なく

驚くほど多く収穫できたと、いつになく母が大喜びしていました。

「いっぱい食べて、残りはこれだけ」と

最期の1個が 小皿の上にありました。

 

「自分で採ったの?」と訊くと、1人でもぎり 籠に入れたそうです

「自宅に居ながら 無花果狩りとは 羨ましいね~!

 後からきた鳥が がっかりしているかもよ、おかあちゃん」

「高い所の実は 残してやろうかね」

 

「1日中、なにもせずに、死ぬのを待っとるだけよ」などと、

 ついさっきまで 投げやりな発言をしていたのに

 小さな出来事で 活き活きしちゃって

 1日にひとつ、小さなお愉しみがあると

 死ぬのを待っとる日々も、気持ちよく過ごせそう。

 

次のお愉しみは、「おはぎ」を 2パック注文したこと。

届くのが楽しみだねえ~。

 

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