笑顔浴

優しい時間

2011年08月06日 | Weblog

50年もお母さまと暮らせたのは

主人のおかげだと気が付いたと彼女は語りました。

 

お葬式の会場で、これからも、どうかMをよろしくお願いしますと

直角に腰を折って、私にご挨拶なさるご主人に感動して

思い出すと今も涙がこぼれそうになります。

 

病院の先生が、彼女にあてたお手紙を読ませていただくと

生前のリハビリの時のご様子や、慰めの言葉、

そして、先生を信頼したお母様の葉書を手元において

自分の励みにしていますという 近況がつづられていました。

同封されたコピーの文字は、震えが丁寧に再現されており

どれほど、時間をかけて 懸命につづったかが、伝わってきました。

 

強い絆というのは、

どちらか一方だけの愛情で、形をなすものではありません。

親子でも、友人でも、ご近所でも、たぶん そういうものだと感じます。

愛情を求める前に、私はちゃんと提供できているか

振り返るチャンスをいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

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