笑顔浴

優しい時間

成長

2009年07月05日 | Weblog
一年生は「キャリアデザイン」を意識して授業を構成しています。
「潜在能力を顕在能力にしよう」と呼びかけています。
携帯電話が使えなかった私の母が、電話できるのは
頑張ったら頑張ったぶん潜在能力が目でみてわかる能力に変わったから!
持っている能力のごく一部分だけを使って死んでゆくのは、
もったいないと思います。

恥ずかしいことですが、薬剤師の先輩として私の人生を語ります。
思いがけない嬉しい展開、予期せぬノーサンキューな出来事
なかなか私の思い通りにならない人生でも、
それなりに楽しく暮らせると伝わったでしょうか。
希望を持ってもらえたかしら?

私が薬剤師の仕事で出会った人々の話をしました。
多種多様な職種が違う薬剤師が登場します。
薬剤師といえば、
薬局か病院で働くという「小さな枠」がうんと広がりますように!

貧困・自殺・DVや虐待 糖尿で失明後の暮らしなどの社会問題も紹介し
「私一人が頑張っても、笑顔を引き出せるのは一人だけど、
 将来、皆さんが困っている人を一人助けたら、
 同時に100人が笑顔になれる、どうか力を貸してください」
とお願いしています。

毎年、後半にグループワークの時間をもうけ
その日4人組になったメンバーと、緊張しながら
10年後の福山太郎・花子の様子をイメージして
2分程度のコントを演じてもらっています。
見学した薬剤師の姿を真似たり、
不安に立ち向かったり、不安を発散しようとしています。


■暴言にもじっと耐え頑張る姿・・・
「副作用は?はあ?わからない?それでも薬剤師?まったく!」
と患者さんにののしられるんだけれど、先輩と勉強して
次回は上手に服薬指導できて仲間や上司と喜ぶ。

■スーパー薬剤師・・・
 患者から副作用を相談される、医師と連絡をとりさっと解決する、
 患者さんが「やっぱり、ここの薬剤師はちがうね~!」
 「安心できるわ~!」と噂しながら帰る

■みんなが最も絶賛したチーム「土佐犬」・・・
薬剤師が、薬が湿気ているから交換してという患者に対応していると
優しそうな母親が子供と薬を取りに来た。子供の異変に気がついた
患者が薬剤師に連絡し、薬剤師も母親の話に疑惑を感じ、虐待の可能性が
あると判断して児童相談所に電話した
(母さん役の男子学生が可笑しくて、私は笑いっぱなしだった)

■嬉しかったのは・・・
うつ病の息子が自殺しそうで病院にいくと薬が処方された。
薬局に行く。薬剤師と息子が仲良くなって元気に回復する。

■ギョっとしたのは・・・
薬剤師が薬を間違えて患者が死ぬ。
遺族に訴えられて裁判、最後は金で賠償、転落人生。
(反省したら、戻ってこい!)

■ほっとしたのは・・・
過日、手助けした患者さんが薬局にお礼に来る。
それを見た上司からよく助けてあげたねと褒められる
 
*物語が決まらないチームを通りすぎるとき
 表情の少ない学生が主人公役なので
 彼女を褒めてあげる物語をつくろうよ!と声をかけました。
 その後、メンバーが素敵なドラマを創作してくれました!
 彼女と同じか、それ以上に私が喜んでいます。

O教授の「生徒が変わる姿を見るのが嬉しい」
という言葉で私の疲れも吹き飛びます。

私の育てているなすびも学生に負けず、大きくなりました。
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