笑顔浴

優しい時間

実行力

2011年12月22日 | Weblog

 

尾張徳川家十四代の徳川慶勝(1824~83)様は

幕末から明治の動乱期のお殿様で、当時の最先端技術である写真撮影で有名です。

TV番組で 偉業をしり、忘れたくないのでメモします。

 

学問熱心で海外の科学の進歩を知り、軍事力の差も感じていたこと。

坂本竜馬さんの「日本人同士が戦うとる場合じゃないき」と同じ意見だったのでしょう

長州征伐の一切を帝から委任された時に、内乱で双方の力を失わないように

のろのろ進軍しつつ、裏で和平交渉をすすめたり、

新政府軍が戦うことなく江戸城まで行軍し、無血開城できたのも

彼が街道の各藩主に抵抗せず通すよう説得活動をしたから。

「各地で内戦が起きれば、外国有利となり、明治は来なかったかもしれない

徳川御三家にありながら、徳川家よりも日本を救おうとした判断に

殿様の高貴さがある」と黒丸氏が感動されてました。

よく学び、よく理解し、感情よりも理性的に 現場で活かす精神力がすごいと思います。

情報収集のみで終わっているぞ、今の私。

 

廃藩置県で名古屋城を去る時に、

資金不足で困っている新政府のために、黄金のしゃちほこを提供しましたが、

残念なことに、徳川家が没落したとアピールする広告に使われました。

親の心、子知らず の子が親になって初めて気づくように、

思慮深いものは、史実をふりかえると初めて見えてくるのですね。

切ないことです。

日常の暮らしの中でも、良かれと思った行為が、裏目にでたり、理解されなかったり、悔しいことがあります。

その時の判断を自分で納得できれば、結果がどうであれ 私はそれで、よし!といたします。

言い訳を重ねても、うまく伝わったことがないし、いつか 伝わればいいなあ~と祈りつつ。

 

明治になって、失業した家臣が暮らせるように、北海道の開拓事業を始め、多額の仕送りを続けました。

今年の3月に起きた震災や原発事故で、自分のことより社員の救済に奔走した経営者が多いときき

重なります。上に立つ人の徳の高さに感動しているのですが、言葉が浮かびません。

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お届物 | トップ | 小さな喜び »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事