白桃にレモン汁をかけると、変色せず甘さも増して感じる。
コンポートにすると、冷たくて美味しいし、冷蔵庫で数日は大丈夫。
簡単に知恵や料理方法を知ることができるけど
最初に考えた人は偉い!!
岡山の白桃は、どうしてこんなに美味しんだろう。
門外不出の栽培方法や、気候や土壌や
栽培農家の経験に支えられた<何か>があるんだろなあ。
ところで、宮大工や左官の活躍できる場が減った。
漆や、螺鈿、金・銀・竹細工が、石油製品で代用されている。
和紙も、生活様式が変わって、市場を失った。
昨夜、菊間の鬼瓦を後世に伝えるため、
DVDで記録をとり始めたというニュースを見た。
瓦の需要が減って、廃業が続いているらしい。
技術を持つ職人が高齢化する一方で、若者たちが来ない。
生活の安定か、興味のなさか、若者側の理由はさまざまなんだろうけれど
後継者がいないと、素晴らしい技術も途絶えてしまうという危機感から、
組合長が決断したと紹介された。
「正直言うと、若いころから苦労して完成させた技術は教えたくない。」
説得されて応じた職人さんの無念を想う。
競争相手が多い中で、鬼の怖さを出すポイント
仕上りの輝きが違ってくる指の動作や手間などを聞きながら、
これまでの試行錯誤を想う。
「もっと、早くに教えておけばよかったな」
と最後におっしゃった言葉が切なかった。