バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

リードの変化

2009年04月08日 | リード調整

写真は、先日から組み立ててきたリード約60本。40本は本日糸にボンドを塗ったので乾けばプッペ完成となる。残りの20本は乾燥中で、あと10日ほどしたらワイヤーを締め直して糸巻となる。

ところで、リードの状態は段々と変化していくものだが、田中先生は先述の『バンドジャーナル』の記事の中で、「市販リードの材質の変化」として次のように書いている。

・新しいうちに、柔らかく、ピッチが低く
・吹き込むうちに、固く、ピッチが高くなる

その変化は

・使用中にリードの繊維の中に入り込んだ水の乾燥(使用後)に伴う、繊維の収縮
・繊維の中に入った唾液等の中に含まれる口腔内の不純物の硬化

によって、使用するごとに硬化する。

そのため、「最初はある程度柔らかめにしておいた方が、あとの調整が楽になる」とのこと。「当然買うときも、ソフトなものを選んだ方がよい」とも書かれている。

このリードの変化の具合をよく覚えておかないと、とんでもないことになる。良いリードは本番用に取っておくものだが、新しいときに良いと思いちょっと吹いただけで取っておくと、本番直前のリハなどから使うと全く別物のリードになっていて調整が間に合わないことがある。

その逆もありで、本番直前のリハまで調子が良くて(リードの調子のピーク)、本番で吹き始めてから、こんなはずじゃなかった、と思うこともある。

なのでちょっと神経質になりすぎかもしれないが、良いリードは2週間位前の練習から使い始め、変化の具合が落ち着いたところで再調整し取っておき、リハで使ってもう一度調整して本番、ということにしている。リハ後の調整は危険といえば危険なので、調子の良いものが最低でも2本なければやらない方がよいかもしれない。


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