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2014夏アニメ感想PART1

2014年07月20日 21時32分46秒 | アニメ・コミック・ゲーム
この夏始まった深夜アニメの感想を。

◆あいまいみー~妄想カタストロフ~
◆ガンダムさん
★普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
★RAIL WARS!
◆ひめゴト
★人生
★モモキュンソード
★Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei!
★ペルソナ4 ザ・ゴールデン
★ハナヤマタ
◆ヤマノススメ セカンドシーズン
★月刊少女 野崎くん
★さばげぶっ!

今のところ、この13本を見た。多いようだが、◆はショートアニメで「ヤマノススメ」以外は5分弱。それでも、最近にしてはかなり多め。
まだいくつか見たい作品もあるので増えるはず。

★普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。

ほとんどだまされた形でローカルアイドル=ろこどるを始めた主人公。自分がアイドルなんて……という葛藤がないのが今風。力の抜け具合が空気系っぽさを感じておもしろい。もう少しキャラが増えてどうなるか。

★RAIL WARS!

原作も最初のうちはおもしろかったが、5巻でかなりきつく感じるようになってきた。既刊は9巻なんだけど、たどり着けそうにない。
アニメは監督がTwitterで原作者を「石ころ」以下で役に立たない、むしろ邪魔みたいな発言をして話題となった。
アニメ一話を見た限りでは、ひどい出来に感じた。キャラを立てる上で押さえるべきところを端折った印象。まあライトノベルの原作1巻を2話くらいで終わらせようなんてのが無茶っぽいが。
二話目以降を見るかどうか悩み中。アニメ化期待していたんだけどね(ー∇ー;)

★人生

部活もので、男主人公+ヒロインたち。「GJ部」に雰囲気も似ている。それだけに、男主人公が邪魔という同じ感想を抱いてしまう。男主人公削って空気系にしてくれた方がすっきりするのに。

★モモキュンソード

一話見て切ることを決めた。特にどこかダメというわけではなく、見るべきものがないという感じ。題材、キャラクター、バトルのどれも目新しさが感じられず、演出もありきたり。

★Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei!

1期はバトルシーンが良かった。今回の2期はキスシーンが……(笑)。1期見たから2期も見るって感じだけど、おもしろくなって欲しいね。

★ペルソナ4 ザ・ゴールデン

二話でいきなり5月から6月あたりに進み、完全にストーリーは無視するっぽい。原作ファンor1期のファン向けで、どちらも知らない人はついていけない作りになっている。
それはいいんだけど、この急展開はゴールデンをプレイしてない人もなかなかついていきにくい感じ。1期を25話まで見直したばかりなんだけどね。

★ハナヤマタ

主人公(女子)が引っ込み思案で……というのはありがちだけど、ここまでひどいのはいつのアニメかって思ってしまう。『たまゆら』くらいでもかなりきつかったのに、もういまどきこんな主人公にはついていけない。
一話のAパートで限界。

「現代日本のエンターテイメントでは、男の子が空から降ってきた美少女にすべての願いを叶えてもらうのはありだけど、女の子はすべて自分で道を切り開かなきゃ許されない。男がヘタレという事実をみなが気付いているから・・・。」ってツイートをしたけど、ここから連れ出してくれる誰かを期待する時点でもう見ようとは思わなくなってしまう。相手が王子様ならぬ女子であってもね。

◆ヤマノススメ セカンドシーズン

1期は5分枠だったが、この2期は15分枠へ。それにより一話にひとつのエピソードって感じで見やすくなった。

★月刊少女 野崎くん

主人公は女子で、相手役は長身の少年(というか青年)。まさに少女マンガの構図。恋愛を軸にしながらギャグを入れていくという定番。恋愛のウェイトがそんなに大きくないので、見やすい。キャラが出揃ってからどうなるか。

★さばげぶっ!

もしかしたら今季いちばんの当たりかも。なかよし連載のサバゲー漫画というのもキワモノだが、主人公(女子)のクロさ(ゲス過ぎ)が際立っている。特に二話でブレイクした感じ。このノリでどこまでも突き進んで欲しい。




「ソードアート・オンラインⅡ」「東京喰種-トーキョーグール-」は見たいと思っている。ストーリー性の強いロボットアニメは、似たような印象を持ってしまうのでなかなか見る気が起きない。

前期からの続きで「魔法科高校の劣等生」は見ているが、この作品はストーリーはないに等しいので(笑)。

あと、「のうりん」を一気に見ようかと思ったが、一話Aパートで挫折した。作品のノリについていけなかったというのもあるが、高校生の男男女の三人での食事シーンで、当然のように女子がご飯をよそったり後片付けしてるのを見て、なんだかなあと感じたもの切った要因。キャラを立てるために描いているんだろうけど、いまどきこれはと。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>ジェンダー (名無し)
2014-07-20 22:56:00
まどかで話してたことですが(というか、自分が見てなかったので話された、ですが)、女子は自分で道を切りひらかないと行けないのに、まどかの境遇はそれを否定される構造になっていて、それがあの悲劇性に繋がってる、みたいなのを思い出しました。

食事シーンで~というのでも感じたんですが(よく見てるなー、とも)、そういうのはあるのかなと。
いや、自分でも見てたらもしかしたらそういう違和感を感じたのかもしれませんがw

演出というのは時代で移り変わる物で、「今になってこれはないわー」というのは目についてしまうものなのかもしれませんね。
特に女子の描写についてはそうで、男主人公だと付属物化してしまいかねないヒロインとの落差もあり、フェミっぽさ云々がそもそもなんか違う、という現代でどう行動するか(アイドルも自分から男性側へとコミットする点などがそうだと思います)というのが焦点なのかなあと。
エンタメとしてそれを描く場合、どのくらいが受け入れやすく、なおかつ「ちゃんと描けてる」のかは気になる点ですね。
単にヒロインが主人公ってのとはまた意味が違う訳で。
プリズマ~はfateが原作ということで「まどか」的な女子主人公とは違うのだと思いますが、まあこれも気になると言えばそういう部分から気になるかもしれませんw

その意味でハナヤマタというのは気になったんですが、要は主人公が常時待ちタイプのガイル的なヒロインということでしょうか(何か違う気がする)w

人生は原作読んでないのであれですが、たしかに空気系と微妙にハーレムだと違う感はありそうだなと(そういう作品ではないのかもしれませんが)。
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>のうりん (奇天)
2014-07-21 02:00:07
原作も読みたいと思っているんですが・・・。

1話Aパートで描かれているのは、

・主人公(男)がアイドルに夢中

・ヒロイン(クラスメイト)は主人公が好き

で、寮住まい(?)かなんかで主人公の友人(男)加えた三人で食事中。ヒロインはかいがいしくごはんをよそってあげたり、食後の食器を揃えたりしていて、男二人はそれが当然のように振舞っている、という描き方でした。

このあと引退したアイドルが転校してきて・・・ってなるようですが、見てないので^^;

キャラを立てるための演出なのかと思いますが、自覚的に描かれていたのかどうかは微妙な気もしました。原作がどうなっているのか気になりますね。

現代日本の作品は当然現在の日本のものの見方・考え方が基本となりますし、ジェンダーなんかもそうです。いまだ男女の役割という考えは広く浸透していますから、それがフィクションの世界に投影されるのは当然です。常に批判的に描くべきというわけでもありませんし。

ただ、マザコン的男性主人公像は、ライトノベルやコミックだけでなく、大人向けのフィクションでもかなり顕著ですし(昔からありますが)、そういう部分に辟易してしまうことは多いですね。『神様のカルテ』なんかが典型ですが・・・。

>プリズマ・イリヤ

スピンオフ作品なので、作り手が自由に冒険できるところが魅力になっていますね。1期はバトルシーンに非常に力入れていましたし。ギャグの要素も強いですし。

また、主人公が小学生なので、内面とか葛藤とか余計な要素を入れなくて済むというのもいいですね。

>ハナヤマタ

待ちガイルとは懐かしい!w

まさにそんな主人公(女子)のもとにアメリカからの留学生が来て・・・という展開のようですが、そういう「成長」幻想はいかにも古臭いというか。

主人公の性格は全然違いますが、『琴浦さん』はSF・ファンタジー的設定を前提としながら、心の動きを丁寧に描いたお陰で違和感なく見ることができました。『ハナヤマタ』はその全く逆って感じがしてしまいました。

>人生

私も原作は未読です。読んでみないとアニメの評価は難しいですね^^;
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>のうりん (名無し)
2014-07-23 21:40:04
あ、なるほど。

原作はちょっとだけ読んだことがあるんですが、最初から読んでないとそのへんが判りませんね。
なにしろ途中の感をつまみ食いしたものでw
基本、ネタ会話の掛け合いが全体のベースを構築するハーレム系/日常系なので、非物語ではないものの、ドラマ的な構成を迂回してキャラの繋がりを主体に、話のテーマへと持って行く作品でした。

アイドルに関しては……まあ日常系にドラマを動かす材料にはなりますよね。

男性像に関しては、敢えてレトロに描いているのでなければ、恐らく「今もそう」である価値観の反映かもしれません。
ある意味、海外の視聴者の方が(増えてますし)こういうのは目に付くのかもしれませんね。

正直、マザコン的な主人公~というのは最近は意識したことがないので(ヒロインへの依存、という形で捉えてました)、そう言われると他にも該当するのはあるかなあ、と。

>Pイリヤ
二次創作的な要素を原作が内包してる作品の強みなのかもしれませんね。
fateはもうそれ自体をコンテンツ化してる感もありますが、人気作品のコンテンツ化は必須であるようにも思います。

小学生でエンタメで軽く、というのは、見てないのも手伝って、そういう形はアリなのか、とかw
たしかに中学生くらいになると、「造形上の必要性=それくらい中学生なら考えるだろ」が手伝って、内面が必要になりますしね。
日常系や空気系なら周囲の雰囲気作りでそれをカバーしきってしまえるのはあるでしょうけど。

>待ちガイル

実は「ハイスコアガール」経由のネタだったりしますw
ふぁねっふー!

作品は、まあ、出会い→成長にしても色々ですしね。
いわゆる少年誌の週刊系テンプレにしても多様化してきているので、「出会って、それを切っ掛けに変化」というのは難しいかもしれませんね。

というか、ラノベの男性向けだと未だにこれをレイヤーだけ付け替えてやってる感じもするので、案外と漫画の方が進んでるようにも思いますw
ネタが突飛なのでラノベの方が先鋭的、と感じることはあるのですが、読んでいくと案外とそうでもなかったり、みたいな。

まあ、それ以前にラノベではそもそも「成長」を書くことへの諦めから空気系、社会(シャカイ)系=サヴァイヴタイプor受け入れ型に進んだ感もありますけれど。
成長する主人公を書かずに、変化する主人公達の関係、世界とどう折り合うか(成長、というほどの成長ではない)などですけど。
ただまあ、居場所を自分から求めるか求めたい、社会という位置付けの中でどう動きたいか、という作品は増えたなと。
至道作品なんかは一足飛びに「世界へコミットしたい」と思う主人公として打ち出してきてますしね。
あれはまあセカイ系の変奏ではあるのでしょうが。
社会の書き方一つ取っても、それ自体をネタ化することが普通になった今、「セカイ系」というのは、定義自体が過去のものなのかもしれません。
話が逸れましたけどw

琴浦さんは何気に評価されてるのですよね。
ミクロでミニマルな関係性で描かれる成長というか変化を描くのは、今のスタンダードの一つになってるのかもしれませんね。

>原作

人生に限らず、紹介された作品の大半が自分はそんな感じだったりします(苦笑)。
ちょっと前にこちらでツイートされてるのを見たんですが、今は「原作の再現」のプライオリティが、義務であるのと同時に免罪符(ではないですが)になってるのかもしれませんね。

原作をいかに再現するかが重要で、アニメならではの膨らませ方が必要ではない、というか。

ブラックラグーンのロベルタ編が賛否両論だったときでも思ったことですが、「極端に変える」のでなければ、再現に徹した方がいいのかもしれません。

反面、その再現に徹するという態度は、視聴者にその精度で評価して貰うという構造を作ることでもあるのでしょうけどね。

深夜アニメは尺の問題もあるでしょうし、原作に手を出して貰う切っ掛けも関係してるでしょうし(これは違う?)、難しいなと思います。
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>ライトノベル原作のアニメ化 (奇天)
2014-07-24 22:13:20
『ソードアート・オンライン』は2巻+αを2クールかけて放送しましたが、そこまでいかなくてもきちんと描こうとすれば1クールで2~3冊分が妥当なのかなと思います。

『魔法科高校の劣等生』もかなり緩やかなペースですが、説明部分をほとんど端折ってますしねーw

『RAIL WARS!』のペースは(1話しか見てませんが)、ありえないだろって早いもので見る気が失せましたし・・・。

ラノベ原作アニメの走りとも言える『スレイヤーズ!』はかなりオリジナル色も強かったですが、当時は夕方の放送枠でしたしね。
深夜枠ができて以降、原作に忠実という方向性が生まれたように感じます(コミック原作でもそうですが)。

爆発的にTVアニメが増えて、オリジナル性を出す余力がなくなったことや、原作ファンに支持されることが重視されたことが原因だと思います。
ラノベ原作に関してはハルヒのヒットが決定付けましたしね。

ただまあとりあえずアニメ化しました的な作品も多いですし、人気原作がアニメ終了に伴って勢いを失くすケースも目立ってきましたし、本当にアニメ化がプラスになっているのかどうかは微妙な感じもします。

粗製濫造状態のアニメ業界ですが、そうしないと回っていかない感じなので、かなり深刻です。深夜アニメが誕生して20年近く経ちますが、10年後、20年後も今のように成り立つのか・・・。

ラノベの方は、業界がどうこうよりも一般小説のラノベ化の方が深刻な気がしますがw
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色々ありますね、やっぱりw (名無し)
2014-07-25 23:56:35
劣等生は説明より表現に重点を置いても十分という気はしますが、まあ見せ方ですかね。

ちょっと前、漫画原作作品が後半で十数話を詰め込んでカオスになった、という話を見ましたけど、尺の問題はアニメ化では逃れられない話なんでしょうね。
とはいえ、「ゆっくりやって集客できる」かどうかも重要ですし、原作ストックとの兼ね合いは人気作品をどう使うかにもよるでしょうし、難しいなと。

とりあえずアニメ化、はすごいよく判りますw
というか、深夜アニメを意識して追う必要ないなと思った理由の一つでもありますがw
原作がアニメ終了に従って人気が落ちる、というのは以前にもこちらで紹介されたあかほりさとる先生のインタビューで書かれてましたけど、ああした理由(制作のレベル)というより、アニメだからとりあえず追ってみた、という動機の波及が過ぎ、既存読者もダレたり「アニメが終わったのか」という感覚になるからかもしれません。

まあ、大ヒットするアニメというのは稀というか、無数の作品の中で、なぜか生まれてしまう、というか、資金や制作が兼ね合って出てくるのがそうした作品なのかもしれませんね。
深夜アニメは、このままならいっそネットベースに移行してもいいんじゃないかと思うことはw

ラノベの方のは、まあ、ですねえw
キャラ小説の一般エンタメへの膾炙は進んでましたけど、最近はラノベ作家が越境するとかではなくて、最初からキャラ的なリテラシを備えた作家が多くなりましたからね。
もちろん、ミステリ作家は以前からそうだったと言えばそうだったんですが、今は現実世界の時事ネタの放り込み方などからしても、割と「キャラっぽいリテラシ」を備えてる作家がかなり増えているように思います。
というか、キャラっぽい作品を書きたいけどラノベは違う、みたいな作者がそちらで活動し易くなってるようにも見えますね。
以前は青海というか、割とカオスで懐が広いのがラノベ、みたいな感があったんですが、無数のテンプレを飽和させた結果、ラノベはラノベのスタンスを獲得することで、そうした余地はなくなったようにも思えます。
まあ、それはつまりゲーム的なテンプレだったりはするのでしょうけど。
至道流星作品などからもわかりますが、それは世代差などではなく、単なる傾向の違いとして定着したのかもしれません(ゲートなんかもラノベですし)。
コージーミステリなんかはラノベとしてギリギリ行けるレベルですしね。
MW文庫から出てても違和感ない作品が結構ありますw

まあそういうのはミステリ読者が敏感に「違う」と言うのでしょうけれどもw
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