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攻略的ガンパレード・オーケストラ~設定編

2006年01月11日 01時30分47秒 | アニメ・コミック・ゲーム
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いよいよ発売目前となったガンパレード・オーケストラ。発売前に抑えておきたいポイントを見てみよう。
PS2用ソフト『ガンパレード・オーケストラ白の章 青森ペンギン伝説』は通常版と限定版の2種類が発売される。ゲーム版公式サイトによると、価格差は実に6000円(苦笑)。限定設定資料集冊子、ゲーム楽曲CD、部隊章型金属プレート盾飾の3点が通常版と異なる点だ。プラス2000円くらいで設定資料集付きくらいならともかく、ここまでするとちょっとどうかなとは思うが、まあ好きにすればというところか(笑)。
アニメDVD同梱は、通常版・限定版共通。そんなの無しにしてもっと値段を下げろというのは思っていても言っちゃいけませんか・・・。

発売を前にアルファ・システムにもサイトが立ち上がった。
整理すると、

SCEI版公式サイト:http://www.playstation.jp/scej/title/gpa/
公式ブログ:http://blog.so-net.ne.jp/gunparade_orchestra/
アニメ版公式サイト:http://www.gpo-anime.jp/
アルファ・システム版公式サイト:http://www.alfasystem.net/game/gpo/

となる。アニメ版はすでに緑の章に突入。ブログはリプレイが掲載中。ゲーム公式サイトは、基本的な情報はSCEI、掲示板中心(というかそれしかまだない)がアルファ・システムとなっている。

ガンパレード・オーケストラ三部作は、白の章、緑の章、青の章の三部作として発売予定であり、PSソフト『高機動幻想ガンパレード・マーチ』のシナリオ的続編とアナウンスされている。前作にあたるガンパレード・マーチ(以下ガンパレ)は、一部に高い評価を得た作品だが、ゲーム内外の問題から真っ当に喧伝されなかった側面もある。メディアミックス展開がなされているガンパレード・オーケストラにしても、ガンパレファン以外への広い周知が十分に行われなかったのは残念だ。
本来、ガンパレの最も斬新だった点はそのゲームシステムだった。AIによるNPCの意外な行動や様々なプレイスタイルを許容した自由度。プレイヤーの行動によって世界が変化していく様が如実に現れるそのバランスの妙味。その中で、キャラクターの魅力が増幅され、キャラクターゲーム的に見られる要因を生み出した。一方、公式サイトでのやりとりの中から、その世界設定がクローズアップされ、そこが強調される結果ともなった。常人にはついていけないような複雑な設定と、キャラ萌え要素の混在が、ファン以外の敷居を高くすることとなる。
このうち、キャラ萌え要素に関しては、同一世界観(セブンスパイラル)のゲームとして、シューティングゲームの『式神の城』シリーズは別として、『絢爛舞踏祭』やこの『ガンパレード・オーケストラ~白の章(以下ガンオケ)』ではむしろ後退している感じがする。絢爛はゴツゴツしたポリゴンの印象が強いし、このガンオケでも流行のキャラっぽくは見えない。
やはり、ガンオケに手を出しにくく感じさせるのは、設定上の問題だろう。アルファ・システムの公式サイトの掲示板を覗いたら、訳の分からぬ単語が飛び交ったりしている。ガンパレ発売から5年半の間に、一部ファンによるムラ化が進行し、新規組の参加を困難にしているのは確かだ。でも、実際には、ガンパレはほとんど設定を気にせずとも十分に楽しめるゲームだった。発売後から最も盛り上がった時期にかけて楽しんだ多くのプレイヤーは、設定とは無縁に楽しんだ。

ガンパレ及び同一世界観のゲームの設定自体は複雑ではあるが全く理解不能というほどじゃない。ただガンパレの場合、二重三重に仕掛けが施され、更にネット上での遊び「ガンパレ23」との絡みがあるせいで訳が分からないような状況となってしまった。まず、ガンパレの場合、ゲーム中に表示される表面上の設定のところどころに綻びが用意されており、そうした綻びを紡ぎ合わせることで、ガンパレの真の姿が浮かび上がるようになっていた。更に、アルファ・システムの公式掲示板上で、それをゲームとして開催した。それが「ガンパレ23」である。あくまで初期購入者に対するサービス特典のような遊びだった「ガンパレ23」だったが、そこに提示されたゲーム内では明らかにされなかった数々の設定に対し、一部ファンの反発も呼んだ。やがて、「ガンパレ23」終了後も世界設定を探求する者たちが活動し続ける一方、キャラクターなどに魅せられたプレイヤーは時間と共に減少し、ガンパレの設定面がより強調される流れを生み出した。

ガンパレの最も基本的な世界設定は、1945年黒い月が出現し、それとともに「幻獣」と呼ばれる人類の敵が現れるようになったというもの。そして、人類はユーラシア大陸から撤退。幻獣の日本上陸に対し、自衛軍は勝利を収めるも壊滅的打撃を受け、その建て直しのための時間稼ぎとして「学兵」を召集した。学生でありながら兵士という立場の彼らの活躍を描いたものがガンパレだった。
ガンパレは1999年3月~5月の熊本を舞台にしたが、ガンオケ白の章はその年の冬の青森が舞台。石田咲良が中隊長として赴任することからスタートだが、1周目から主人公の選択が可能だそうで、どんな物語を紡ぎだすかはプレイヤー次第となる。電撃プレイステーションVol.337のキャラクター紹介で、石田咲良を「じつは成体クローンでブルーヘクサである」なんて書くあたりが、世界を閉ざしている感じを受ける。ガンパレを普通にプレイしていると、彼らがみなクローンであることは知ることができる。それが彼らの世界の常識であり、クローンが普通の世界だと分かる。クローンとはいえ、当然赤ん坊から育てる。しかし、戦争による人口不足により、成長したまま生み出すクローン、それが成体クローンだ。これもゲーム内で語られていた。一方、クローンは遺伝子操作により強化されている。今風に言えばコーディネイター(笑)。その第6世代がヘクサであり、そのうちラボで特殊な処理がなされた者がブルーヘクサである。これはゲーム内で語られず、ゲーム外(公式掲示板)で知られた情報だ。
ガンパレファンの多くは、成体クローンは分かっても、ブルーヘクサについてはよく知らなかっただろう。それでもみな大いに楽しんだ。少なくともガンパレは、設定にのめり込んでも遊べるが、設定に興味なくても十二分に遊べるゲームだった。

私自身まだプレイしていないのに、ガンオケを人に薦めることはできない。ただガンパレのプレイ経験や、設定のせいで躊躇する必要はないと思う。


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