この作品の顔的存在でセイバー編のメインヒロイン。圧倒的な存在感を持つはずのセイバーだが、それはセイバー編のみの話。凛編以降はギャグ要員並の扱いとなり、桜編では出番は激減する。
簡単な話だ。彼女のキャラクター性は外見とその強さのみで、内面は非常に薄い。セイバー編のみでキャラクターは描き切り、役割も戦闘とボケくらいしか与えられていない。
士郎のパートナー役はほとんど凛が担当している。しかも、士郎を強くするために彼女は敵に捉えられ、戦闘での見せ場も激減してしまう。
過去の描写も一面的で、彼女自身から語られることは少ない。そのためか、彼女の誇り高さや精神的強さが描かれることがほとんどない。どうしても士郎に振り回されるだけという印象が拭えない。
特別独創的なキャラクターというわけではないが、もっと出番があっても良かったのにと思う。
セイバー編では彼女の救済が描かれる。非常にシンプルだ。彼女は過去のリセットを願い、士郎の言葉に感銘を受け、その願いを恥じる。真っ当な救済だ。
彼女の人生に対する士郎の評価は、彼の傲慢だと書いたが、その評価が当たっているか外れているかは分からない。幸不幸は心の問題だから、他人が斟酌するものではないし、他人の人生を評価するなんて簡単にできることではない。
キャラクターを描くということはエピソードを積み重ねていくということだが、特に言葉多く語らない彼女の過去と現在の思いは、もっと多くのエピソードで描いて欲しかった。
簡単な話だ。彼女のキャラクター性は外見とその強さのみで、内面は非常に薄い。セイバー編のみでキャラクターは描き切り、役割も戦闘とボケくらいしか与えられていない。
士郎のパートナー役はほとんど凛が担当している。しかも、士郎を強くするために彼女は敵に捉えられ、戦闘での見せ場も激減してしまう。
過去の描写も一面的で、彼女自身から語られることは少ない。そのためか、彼女の誇り高さや精神的強さが描かれることがほとんどない。どうしても士郎に振り回されるだけという印象が拭えない。
特別独創的なキャラクターというわけではないが、もっと出番があっても良かったのにと思う。
セイバー編では彼女の救済が描かれる。非常にシンプルだ。彼女は過去のリセットを願い、士郎の言葉に感銘を受け、その願いを恥じる。真っ当な救済だ。
彼女の人生に対する士郎の評価は、彼の傲慢だと書いたが、その評価が当たっているか外れているかは分からない。幸不幸は心の問題だから、他人が斟酌するものではないし、他人の人生を評価するなんて簡単にできることではない。
キャラクターを描くということはエピソードを積み重ねていくということだが、特に言葉多く語らない彼女の過去と現在の思いは、もっと多くのエピソードで描いて欲しかった。
まあソレはさておき、Fateは破綻してる部分もあるし、突っ込みどころは満載だから、語れば語るほど辛口っぽくなっちゃうけど、ベースは面白いし魅力的なのよね。まあその辺が軟弱な北斗の拳ってとこに繋がるけど。
で、18禁のくせにエロが足りないので、つい補完してしまったのがSS。ただ「泣き叫ぶ遠坂凛」というイメージの実現のために書いたのに失敗し、第2作の構想もできたけど、私の頭の中の彼女はどうやっても泣き叫んではくれそうにない…。ゲーム中の性格よりも強化されてしまったらしい。
ちなみにFateの批評はまだまだ続きます。なので、PC版でもPS2版でもいいのでプレイしておくように(笑)。