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懐ゲーレビュー『ドラゴンウォーズ』(コトブキシステム)

2007年06月28日 23時59分00秒 | 懐ゲー
1991年にファミコン用ソフトとして発売された3D型RPG。元はアメリカでPC用に制作されたゲームだ。
ダンジョンだけでなくフィールドも3D表示となっており、「ウィザードリィ」というより「マイトアンドマジック」の系列に連なる作品と言えるだろう。

スタート時のPTメンバーは4人。後に3人まで加えることが出来、最大7名という形となる。また、PTに空きがある場合、魔法で精霊を呼び出して戦わせることも可能。メンバーをPTから外して別のキャラクターを入れることもできるが、一度外したメンバーは二度と戻らないので実用的ではない。
このゲームの成長はレベルアップ時にポイントを得て、それをパラメータやスキルに割り振る形式だ(キャラメイク時も同様)。プレイヤーは自由にキャラクターをどんなタイプに育てるか決めることが出来る。基本的には物理攻撃担当と魔法担当に分かれていくことになるだろう。武器も種別ごとにスキルがあり、どんな系統の武器を使えるように育てるか決める楽しみもある。
戦闘で特徴的なのは距離の概念がある点だ。近接武器や魔法などにも届く距離が設定してあり、離れていると攻撃できない。「近づく」コマンドの使い方が戦闘の鍵を握る。

ディムルンという大陸にやって来て、きなり、身ぐるみはがされてパーガトリーという街に放り込まれたところから物語は始まる。この壁に囲まれた街から抜け出すことが最初の目標となる。この街のマップはソフトに同梱されていた(マップはオートマッピングでセレクトボタンで表示された。地図を完成させるために無駄に歩き回ったものだ)。ユニークなのは街から抜け出る方法がいくつも用意されていた点だ。シークレットドアを利用する方法の他に海を泳いだり奴隷となって別の場所へ行ったりすることもできる。こうした自由度の高さがこのゲームの魅力だった。

中盤のイベントをクリアすることで雑魚敵が強くなったり、洋ゲーらしいユニークなNPCも多かったりでかなり異色なゲームと言えるだろう。もちろん3Dであることなどから誰もが楽しめるゲームではないが。
ビー・エヌ・エヌからPC版の攻略本が出ていてそれを参考にファミコン版をクリアした(移植に際しかなり変更点も多い)。また、歌手の谷山浩子が何かの雑誌でこのゲームをとてもやり込んだと話しているのを読んだことがある。


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