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第7回 ヴァナ・ディール国勢調査

2007年06月27日 23時59分00秒 | FF11
毎年恒例となっているヴァナ・ディール国勢調査が発表された。

第7回 ヴァナ・ディール国勢調査

正直あまり目新しい話題はない。残念ながら停滞といった印象だ。新規拡張ディスク「アルタナの神兵」でそれが打破できるだろうか。

○ログイン状況
「それぞれのピークタイムを示す山が1日の中で3つある」と述べられているが、グラフから読み取れることは日本人のピークに比べて海外のプレイヤー数が伸びていない印象がある(第6回の調査はこちら)。総プレイヤー数は横ばいのようだが、ログイン時間は変わらなくともログイン頻度が減少傾向にあるのかもしれない。
倉庫キャラもカウントされての平均ログイン時間168分は、実質3時間の時間的余裕がなければインできない状況を示している。一つには短時間でプレイできるコンテンツの追加が期待されるが、以前から繰り返し要望しているアイテム管理などの面でのプレイ時間短縮の方向性を推し進めてほしいところだ。

○ジョブレベル
前回からLv75の人数が増えているが、これはアトルガンジョブを上げるためにジョブチェンジしていた人が多かったからだと考えられる。他はめぼしい違いはない。
現状は75でプレイするゲームとなってしまった。もっと低レベルで楽しめる要素が必要だろう。また、サポレベル以降の人の少なさを改善する方策を考えて欲しいところだ。

○ジョブ
先日の記事に記載したジョブ人口を改めて記す。土曜夜のもの。
全エリアサーチ、3724人。
戦士221、モンク148、白魔道士369、黒魔道士466、赤魔道士374、シーフ205、ナイト164、暗黒騎士83、獣使い48、吟遊詩人140、狩人58、侍85、忍者302、竜騎士46、召喚士71、青魔道士145、コルセア36、からくり士18。
当然アノンは含まれていない。また時間的に日本人のプレイヤーの傾向が反映されていると思われる。

白16%…とりあえず上げている人は多いと思う。特に後衛系の人は。ただ活躍の場が乏しいというか、保険的な存在に過ぎないあたりが辛いところ。
黒13%…レベル上げでは誘われにくくなったものの、ソロや黒PTなどで上げる人は多い。メリポもソロでできるし、様々なコンテンツに席があるため人気は高い。
赤13%…レベル上げやメリポ、各種コンテンツで人気が高いジョブだ。ソロもできるしある意味万能。ただし基本的に削り能力は低いので赤ばかりいても仕方が無い。
戦士9%…前衛の基本ジョブというこで、最低でもサポレベルまで上げている人は多い。レベル上げやメリポでは有用だがコンテンツ類ではあまり目立たないのも事実。
シーフ8%…トレハンという他にない性能があるためコンテンツによっては必ず1つ席があったりする。レベル上げではなかなか誘われにくい感じだが。ソロは強い。
モンク7%…スタンダードジョブの中では最も人気が低い。アタッカー能力は高いが、レベル上げ、メリポなどでは二番手の位置といったところか。
忍者7%…少なくとも日本人の中では前衛トップの人口だろう。驚異の盾能力を持ち、アタッカーとしても他の追随を許さない。空蝉と二刀流という二つの強みを有している。
ナイト6%…忍者や赤に盾ジョブの地位を脅かされているが、パラニンというスタイルの確立もあってエクストラジョブの中では人気は高い。
暗黒3%…両手武器メインのアタッカーには不遇の時代だ。その中でも暗黒はクラクラ持ちを除くと活躍の機会があまり見出しにくい現状だろう。
獣3%…国勢調査では変動があまり見られないが、ペット消え修正以降新規に上げる人は減少傾向にあると感じる。サーチ結果で非常に少なかったのは土曜夜という時間の影響だろうか。
詩人3%…赤ほどではないが多岐に渡って必要とされるジョブ。一方で赤以上にプレイヤーが楽しみを見出しにくいジョブでもある。
侍3%…物理アタッカーとしては強敵相手にもそれなりの実力を発揮できるジョブ。レベル上げやメリポではなかなか厳しい状況ではあるが。
狩人2%…遠隔修正前の2005年の調査と人口比率ではあまり変化が無い。緩和もされたが、最強アタッカーの今の姿に無常さを感じてしまうのは私だけだろうか。
竜2%…ヒルブレPTの確立などで存在感を増したが、PTでの需要は今ひとつ。ソロ能力が高めということで、かなりソロジョブ化している感じだ。
召喚2%…特定の場面では無類の強さを発揮するジョブだが、レベル上げでの劣化白というレッテルを覆せないままとなっている。
青2%…多くのコンテンツ類で活躍の機会があり、メリポでの不滅隊PTなど新たなスタイルも提案されつつある。ソロ能力も高く、PTでもかなり力を発揮できる能力を持っているため今後人口が増える可能性は高い。
コ1%…どうしても詩人の二番手という印象が強く、支援ジョブとしての能力を持ちながらイマイチ人気が出ない。コルセアにしかできない要素をもう少し与えてもよさそうだが。
からくり1%…アタッチメント次第ではかなりの能力を持つと言われるが、そのアタッチメントの入手の困難さなどから前衛の召喚士という印象を持つ。ソロ能力もあるとはいえ、現状は絶滅寸前なので思い切った強化をしてもいいと思うが。

サポジョブとの組み合わせは、7位に戦/モが入るなどあまり参考にならない印象だ。

○種族&フェイスタイプ
目立って変わらないのは、プレイヤーの多くが定着している証拠とも言えるのだろう。

○リンクシェル
わずかずつではあるが、第5回、第6回、第7回と回を追うごとに9人以下の小規模LSの割合が増えている。徐々に人が減り、増えている分は2アカのものだったりするのかもしれない。

○アイテム
競売の方では、第5回にあったクリスタルが第6回から姿を消したのが気になる程度。後は山串って今でも売れてるのねと再確認。
レリックは最終段階が560増とかなり増えたことが分かる。旧貨幣がかなり安くなったことも影響しているのだろう。

○ホームポイント
6月のバージョンアップで3国から300ギルで白門に戻れるようになり、最近は3国にホームポイントを置くことが増えた。ジュノへのアクセスが不便だが、時間があるときは飛空艇、急ぐときは白門へ飛ばしてもらいそこからデジョン樽というパターンを使える。まあギルや戦績を消費することになってしまうが。

○拡張データディスク
いわゆるミッション進行度。
ジラートはミッションスタートが闇王戦勝利とハードルが高いため、比較的進行している率が高い。最初のBF戦「ウガレピ寺院」、空に行けるようになる「アーク・ガーディアン」、おそらく神威終了で止まっている「閉ざされし門」の3つが停滞しているポイントになっている。
プロマシアは第1章が5割近い。倉庫キャラなどでもデルクフの塔に入ればミッションスタートなので、その影響もあるだろうがそれでも驚きの結果だ。実際にプレイしてというよりも、ネットなどでその難易度の高さが宣伝されやる前から諦めているプレイヤーも多いのではないだろうか。最初の関門を突破したプレイヤーの約半数が最終章までたどり着いているので、やる気さえあればなんとでもなりそうな感じはするのだが。
アトルガンは前回の調査では、「不滅の防人」13.66%、「山猫の社長」22.91%だった。「山猫の社長」が今回20.33%と多いのは倉庫キャラクターの影響だろう。モグロッカーを使用できると大変便利なので「山猫の社長」まで進めているプレイヤーは少なくないはず。難易度がかなり低めのミッションだが、進めているプレイヤーは意外と少ない。進めることで得られるメリットが少ないことが要因だろう。

傭兵ランクはアサルトを積極的にプレイしている人としていない人との差がはっきり出ている。
アサルト人気作戦ランキングはなかなか興味深い。ただ低階級の作戦が上位なのはちょっと残念でもある。高階級に稼ぎやすいアサルトを導入することで階級を上げるメリットを活かしやすくなるのにと思ってしまう。

○総括
最初に述べたように新鮮味はほとんどなかった。調査の精度などもっと改善して欲しいところだ。また、この調査結果から今後のヴァナ・ディールをどういう方向に導いていくかといった視点が欲しい。
POLなどを利用してプレイヤーのアンケートを定期的に実施し、そうした声に開発側からのコメントを付けて発表するなどの試みもやってもらいたい。理想を言えば公式掲示板だが、それをするスキルが確実に足りていないので次善の策をいろいろと考案して欲しい。スクウェア・エニックスに限らないが、コミュニケーション能力の欠落が様々な悪影響を及ぼしている事実は確かなので、少しでも改善の方向へ進むことを期待している。


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