白夜の炎

原発の問題・世界の出来事・本・映画

チェルノブイリをこえた放射性物質の漏出―オーストラリア政府

2011-03-28 19:57:48 | 原発
すでにチェルノブイリ以上の放射性物質を出している。

世界から応援してもらってこれでいいのか。

決断の時だ。

廃炉にする。

人では自衛隊とその他専門要員。

おそらく半径30―50キロは人が住めないだろう。

 それを前提に全てを考えるべき。


 「2011年03月28日08時43分
                                                提供:朝鮮日報

 オーストリアの気象地球力学中央研究所(ZAMG)は、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した事故により、大気中に放出された放射性物質の量が、旧ソ連・チェルノブイリ原発の事故(1986年)をすでに超えているとの見方を示した。

 ZAMGは、国連の包括的核実験禁止条約(CTBT)の順守の有無について監視する機関だ。国連から委任を受け、米国や日本、ロシアなど世界各国で観測網を駆使し、放射性物質の流出量や移動経路を分析している。」




炉心を冷却の上原子炉を封印せよ

2011-03-28 19:47:02 | 原発
 東電福島の原発は、今や1―3号機で炉心融解が起こっていること、さらにそれに起因する物質が外部に流出していることがはっきりした。

 これは原子量安全委員会等の発表や助言等を見ても明らかであろう。

 こうなった以上問題は原子炉からの放射性物質を封じ込めること、だけである。


 よってまず炉心を冷やす。


 チェルノブイリの時のように液体窒素が使えるか否かも検討していいのではないか。

 とにかく強制的に冷却したそのあとは、コンクリ-中に鉄や鉛系の物質を混ぜ込んでもよいと思うが-を建屋内部に送り込み全体を封印する。

 そして雨風による風化を避けるため、ドームで覆う。


 また再度の地震や津波対策も不可欠であろう。


 これはスリーマイル島、チェルノブイリと並ぶ、世界の三大核事故として記憶されることは間違いない。


 そして私たちもそのように記憶し、後世に形として―つまり国家の制度改革や、政治のあり方、国家や社会の基本理念の転換を実現することで、教訓を残していこうではありませんか。

災害情報による心身の疲労

2011-03-28 17:51:45 | 原発
 ここのところ疲れていました。

 その原因の一つはこの災害のようです。

 ネットで見ていたところ、災害情報を放送やネットで見ているうちに、自分自身が被災者になったような感覚に陥る生じようがあるのだそうです。

 そう言われれば私もその傾向がありました。

 何か他のことが手につかず…。といった感じで、災害報道にのめり込んでしまったようです。

 
 これはよくないことで、第一の対処法は情報を遮断することだそうです。

 私もここ二日その方向で努力しました。

 ブログの更新をやめたのもそのためです。


 このブログ自体、私の不安のはけ口であったと同時に、関連情報を検索し続けて、さらに不安に陥るという悪循環にあったような気もします。

 振り返って、いい加減な情報やブログ記事の転載や引用はしていないと思いますし、その時々の主張を変える必要もないと考えていますが、心理的不安に突き動かされていたのも事実だと思います。


 ここ数日時間をおいて、やっと心も落ち着いてきたので、もう少し違う心づもりでブログも書いていきたいと思います。

武田邦彦字のブログから-6 放射性物質の飛散の方向

2011-03-28 17:48:00 | 原発
武田邦彦字のブログの転載です。


 「原発 緊急情報(37) 明日(29日)と明後日(30日)の被曝予想


福島原発から漏洩している放射性物質の飛散について、ノルウェーとドイツの被曝予想を示します.


これはドイツから発信されている予想で、3月29日正午(ちょうど、今から1日後)の福島原発からの放射性物質の流れです. 幸い西風ですが、やや北に向かっています。また太平洋ではある程度、拡がっています.

このことから、明日は、仙台地方は警戒、茨城方向はやや安心というところです。また太平洋を回って、日本の南の方に少し飛散していますから、東海から沖縄に書けて微量ですが、放射線が検出される可能性があります。


30日まではドイツもノルウェーもほぼ同じ推定を出していますが、30日は風が停滞するので、東北南部から関東の北、仙台まで放射性物質が拡散するようです。

特に風が弱い場合は、東の太平洋に流れず、日本列島の中に入り汚染が進むと予想されます.

ドイツの予想はここに示しませんが、ノルウェーの予想よりさらに仙台の方の汚染が予測されています.三陸の方まで汚染が拡がる可能性も否定できません.


31日の予想はまだノルウェーの予測だけしかでていませんが、今度はやや南に放射性物質が飛ぶようです.茨城から千葉方面は警戒してください。

原発に近いところは、原発からの直接的な放射線を浴びることになりますが、10キロ以上のところは放射性物質の拡散ですから風下に行きます。

また、現在のところ福島原発は爆発していませんので、煙は低く、従って近いところから複雑に流れることになります。つまり、上空が西風でもしばらくは、地上の風で拡散します。

気象庁は、今でも「花粉の飛び方」などを予報していますが、早く、放射性物質の動きを発表してもらいたいものです。
ただ、天気予報で風向きは出していますので、風向きに注意して行動をしたら良いと思います.

(この記事は一部、読者の方のご協力を得ました。ありがとうございました。)

(平成23年3月28日 正午 執筆)」

エコノミストの見解―日本の問題

2011-03-28 13:56:50 | 原発
 エコノミストが日本のリーダーシップ欠如と、その原因である官僚組織のことを指摘している。


 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5744


 是非ご一読ください。

 同時にこのような記事が出るということは、他国が日本の問題点や弱点を熟知しているということだ。

 こんな国、だれが信頼するだろう。

 
 今もアメリカ海軍に助けてもらっているが、関東大震災の後、セオドアルーズベルトが海軍を派遣してきて、威力を誇示したのを思い゛出さずにはいられない。

 他国に助けてもらう情けない国になり下がったのだという自覚が必要だ。