白夜の炎

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TPP反対―「週刊金曜日」を読んでみよう。

2011-03-05 18:56:05 | 政治
*以下は「週刊金曜日」からの抜粋。(http://www.kinyobi.co.jp/backnum/tokushu/tokushu_kiji.php?no=1819)

「2011年3月4日 837号 特集記事  菅政権がノーテンキに進める   TPPは日本を壊す」

「平成の開国」の旗印のもと、TPP(環太平洋戦略経済連携協定)交渉参加に向け、菅内閣はその舵を急速に切り始めた。

 日本経済が浮上する唯一の道との声も聞こえてくるが、果たして本当にそうなのか。

 肝心の中身は見えてこない。そんな中、農業従事者をはじめ、日本医師会や日弁連、消費者団体なども反対の声を上げ始めた。

横田一 +本誌取材班

◆自民党 森山裕衆議院議員に聞く
(「TPP参加の即時撤回を求める会」会長)
菅内閣が参加強行なら徹底抗戦も


◆共産党紙智子参議院議員に聞く
(日本共産党農林・漁民局長)
民主党反対議員との連携用意あり


■安心を保障する皆保険が崩壊し、地域医療が瓦解してしまう!?
 山岡 淳一郎


マイケル・ムーア監督の映画『シッコ』をご存じだろうか。国民皆保険制度がない
米国では、貧困などで五〇〇〇万人が保険に入れず、満足な医療が受けられない。
そう、TPPは、日本の医療を「米国並み」に引き下げる恐れが強いのだ。


■土地改良事業でわかった農業土木に巣食う“寄生虫” 石堂 徹生


オレンジや牛肉、米など農産物の輸入が自由化されるたび巨額の予算が組まれた。
たとえば、一九九三年のガット・ウルグアイラウンド対策では約六兆一〇〇億円。
これらは、どこに使われたのか。農業版公共事業、「土地改良事業」の現実を報告する。 」

 是非読もう。アメリカ並みの不公正社会実現に導かれるのがTPPだ。

カダフィの功績

2011-03-05 18:28:50 | 国際
 以下は、日刊べリタ(http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201103042156375)掲載の、「去れ、カダフィよ、去れ!――NATOの介入を招くな!」(チャンドラ・ムザファ)からの抜粋。

 カダフィが実現した業績を紹介している部分を抜き出した。

 「・・・カダフィには、もしただちに民衆の願いに耳を傾ければ、民衆は、治世の最初の20年間における彼の並々ならぬいくつかの成果によって、民衆は彼を記憶し続けるだろうと請け合ってやる必要があるかもしれない。

 彼の成果とは、1970年に在リビアの巨大米軍基地を閉鎖させたこと、石油資源の国有化、石油輸出国機構(OPEC)を改組して、石油産業への西側の支配に挑戦する強力なカルテルに作り直す上で彼が中心的な役割を果たしたこと、砂漠を灌漑するため巨大な人口の河を造成したこと、低所得者向けの住宅建設などインフラ整備を推進したことなどであろう。・・・」

 だからこそ彼はアメリカやイギリスに憎まれ標的にされたといえる。

 この論文の後半は、このままいけばアメリカのマケインやリーバーマン、ウォルフォウィッツ等の右派が石油資源目当てに、人道を名目に介入するに違いないとしている。

 だからムザファはカダフィにリビアをされと忠告する。

 反カダフィ派もリビアの革命である以上、外国の石油目当ての貪欲な権力者に頼るべきではない。

 誰かに頼れば、彼らは必ずその分の支払いを求めてくるのだから。