白夜の炎

原発の問題・世界の出来事・本・映画

世界は見逃していない・・・日本政府のウソと誘導

2011-03-16 19:39:03 | 原発
アルジャジーラの日本の災害特集に寄せられたコメント。

 ポイントは以下の通り。 


 ①日本政府はウソをついている。「アレックス・ジョーンズは政府がウソをつく傾向がある。と指摘」

 ②公式発表は事態の深刻さを過小に示すようように展開している。



"dded: 15 Mar 2011 13:09
We don't know the truth about Japan's nuclear disaster

Uploaded by TheAlexJonesChannel on Mar 15, 2011

http://www.infowars.com/we-dont-know-the-truth-about-japans-nuclear-disaster/

"In a special video, Alex Jones addresses the tendency of governments to lie, with focus on Japan's nuclear meltdown crisis. From the onset of Japan's post-earthquake disaster, it's officials have been downplaying the risks and keeping its population, and the peoples of the world, in the dark about the true scale of dangers. Now, with the explosion of a third reactor, other reactors in jeopardy, and a total chain reaction threatening to unfold, it is obvious that reassurances were issued only to keep create a more positive public image."

http://www.youtube.com/watch?v=RKl6P40WXSE
Leonard, Raymond, New Hampshire, United States

放射性物質は数カ月は出続ける・・・

2011-03-16 19:23:33 | 原発
 WIRED NEWS日本語版が、福島原発から放出される放射能汚染物質の飛散シュミレーションを載せている。

 http://wiredvision.jp/news/201103/2011031621.html

 明瞭なグラフィックがのっているのでわかりやすい。

 作成したのは「ウェザーアンダーグラウンド」のJeff Masters。

 彼が「米国国立海洋大気圏局が開発した、誰でも利用できる大気汚染物質のモデリング・システムを使って、放射性煙流[plume]の広がりを示すモデルを作成した」とのことである。

 主たる関心は汚染物質がアメリカ等にどのような影響を及ぼすかということであるため、残念ながら日本国内への影響は不明。

 ただし「今回の放出は、燃料棒の放射性物質が完全になくなるまで数ヵ月間続く可能性がある。」
との予測はそこに暮らすほかない私たちにとっては深刻な問題だ(なおこの見解はNYTも同様とのこと)。


 なおMasters氏本人のブログは以下の通り。

 http://nihongo.wunderground.com/blog/JeffMasters/comment.html?entrynum=1764

 

東京で放射線に異常値

2011-03-16 19:04:03 | 原発
 石川宏さんのブログに東京における放射線―アルファ線・ベータ線・ガンマ線の合計-のデータがあります。

 日野市のご自宅で測っているようです。

 (http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html)

 明らかに異常値が出ています。

 放射性物質が飛来して、そこら辺に付着したり落ちたりして、それが発した線量ということです。

 もちろん風に舞ったまま飛ばされていったものも多いでしょうが、ここには検出されていない。

 ヨウ素などの危険物質の検出をしっかり行うのは政府の義務ではないのか。

 なお下に「原子力・エネルギー教育支援情報提供サイト あどみん」の関連する図表のアドレスを示します。


 http://www.atomin.go.jp/atomin/data/img/contents/diagrams_src/pdf/41.pdf

 http://www.atomin.go.jp/atomin/data/img/contents/diagrams_src/jpg/43.jpg

軍隊は死を前提に存在することを思い出すべきである。

2011-03-16 18:46:39 | 原発
 下のニュースに接して次のように考える。


「NHK 自衛隊ヘリ 水投下を断念

NHK - ‎32 分前‎

政府の対策本部からの要請を受けて、福島第一原子力発電所の3号機へ水を投下する準備を進めていた自衛隊のヘリコプ
ターは、上空を飛行中の隊員が受ける放射線量が規定された上限を大幅に超えたことから、16日の作業を断念しまし た」

 確かに過酷な状況である。

 破壊された原子炉に水を注入する50人に関してニューヨークタイムズが賞賛の言葉を送っているが(URLは以下のとおり)、それと同様の過酷な作業になるであろう。

(http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16workers.html?pagewanted=1&_r=1&ref=global-home)

 しかし、東電社員はやっているではないか。

 東電のトップはダメだが、現場は素晴らしい。

 それはおそらく日本の職場の多くがそうであるように、現場が支えているのだ。


 自衛隊がその東電以下でどうするのか。

 自衛隊は要するに軍隊である。

 軍隊は戦争を遂行する組織である。

 敵弾がこちらを狙って撃ち込まれるさなか、その銃弾に向かって戦い、そして打ち破ることが任務だ。


 死を前提としているのだ。

 そして自衛隊員には一人一人の意思で、志願でなったのである。



 自分自身―つまり私自身は安全なところにいながら勝手なことを言うが、敢えてはっきり言いたい。


 自衛隊員には死を前提とした命令を下し、水の投下の任務を遂行させなければならない。

 それは何百万という人命、この国の将来のための戦いなのだから。

被爆の可能性を政府・東電は隠蔽し、大マスコミと御用学者が隠ぺい工作を公然としている

2011-03-16 14:03:34 | 原発
 下記のブログに武田邦彦教授の放射線・放射能に関する説明があります。

 http://blog.goo.ne.jp/torumonty_2007/e/f191ac9d270f7c18d4407eec95b54ed1


 福島第一原発の破損した炉から出る放射線は、ある程度のところで弱まりますが、放射性物質は風に乗って飛散し、その先々で放射線を出したり、それ自体が有毒であったりします。

 だからこそどのような物質が、どこに向かって流れていくかが重要なのですが、国も東電も、おそらくは意図的にそれをしません。

 こんな国が国民主権の民主主義国家と言えますか。

 テレビに映る御用学者は東電の代わりに口をきいているだけです。

 もうこうなったら自分たちで被災地に物を届け、人を救い出すしかありません。

確かにずさんだが―もっと人と資材を投入せよ

2011-03-16 13:51:36 | 原発
 東電は4号機の火災に関して、鎮火を確認していなかったことを認めた。

 ただ現場には人がいなくなっているはず。

 疲労も極限をこえているだろう。

 東電は直ちに、そしてほかの電力会社や政府関係機関、大学も、直ちに人を出すこと。

 自衛隊が送ればよい。

 鎮火も自衛隊のヘリでやれ。

 東電は政府の管制下に置き、無能な経営陣を排除して、政府と自衛隊の指揮下で必要なことを技術者が確認して実施するのがベスト。


 東電の責任はある程度したら徹底的に追求し、遡及立法をしてでも刑務所に送ること。

 そして他の原発について全面的見直しが必要。


「15日の4号機火災の鎮火、東電が確認怠る

読売新聞 3月16日(水)12時45分配信

 福島第一原子力発電所4号機で16日朝に発生した2度目の火災を巡り、東京電力は同日の記者会見で、「1度目の火災で鎮火したことの確認をしていなかった」と、確認を怠っていたことを明らかにした。

 火災場所は前日と同じ4号機の北西部分で、社員が目視で鎮火したと思い込んでおり、同社のずさんな対応が浮き彫りになった。」

4号炉内使用済み核燃料棒、再臨界の可能性

2011-03-16 12:40:16 | 原発
 4號炉プール内の燃料棒が再臨界の可能性を示し始めた。

 だからテレビに出ている専門家、特に東大の教授のコメントは信用できない。

 こんなことはあり得ない、と言っていたのだから。

 

「韓国、ホウ酸を緊急支援へ 福島原発事故、日本が要請

 【ソウル共同】

  韓国知識経済省当局者は16日、福島第1原発の事故で、韓国政府が日本側の要請を受け、中性子を吸収し核分裂を抑えるホウ酸約53トンの緊急支援を行うことを決めたことを明らかにした。

 同原発4号機の使用済み核燃料プールが、再び連鎖的な核分裂を起こす状態(再臨界)となる可能性が否定できないとして、東京電力がヘリコプターによるホウ酸散布の検討を始めたことに関連しているとみられる。

 同当局者によると、韓国が自国で必要な備蓄分を除いたほぼ全量を支援する。ただ韓国の使っているホウ酸が日本の原発などにそのまま投入できるかどうかを調べる必要があり、16日中にサンプルを日本に送ってチェックする。

 韓国は、李明博大統領が震災直後から日本に最大限の協力を行う方針を表明し、支援に全力を挙げて取り組んでいる。」

福島第一原発3号炉はプルサーマル炉―その危険性について

2011-03-16 11:48:52 | 原発
 福島第一原発の三号炉はプルサーマル炉なので、それについて書かれたものを調べたところ、以下のブログ記事を発見しました。アドレスは以下の通りです。
(http://blogs.yahoo.co.jp/icarus777z/64133318.html)

 プルサーマルに伴う問題点は以下の通り。

 ①核廃棄物は可増える。

 ②事故が発生した場合超ウラン元素の発生が大きくなる。
 
 ③燃料棒の破損が生じやすい・・・対策はあるが三号炉には適用されていない可能性が大きい

 ④そして何よりもこの指摘。
 「水蒸気管破断のようなPWRの冷却水温度が低下する事故や、給水制御弁の故障のようなBWRの炉内  圧力が上昇する事故が発生した場合において、出力上昇速度がより速く、出力がより高くなる。(燃料体の設  計および原子炉内での配置を工夫することによって対処が可能[4])」

 ⑤そして何よりも燃料の一部にプルトニウムを用いていること―これは私見。プルトニウム自体の毒性が非常に高い。

 放射性物質は風に乗って飛散するが、炉から発生する放射線は風向きとは関係なく同心円状に広がっているはず。

 あまりにも深刻だ。


「プルサーマルと福島第一原発 3号機

 ・・・爆発を起こした福島第一 3号機はプルトニュウムを用いたMOX燃料(再処理)を使ったプリサーマルが行われており、これは北陸電力の隣石川県の志賀原発と同じですのでちょっと調べてみました。

 福島第一原発プルサーマルが臨界 10月末から営業運転 2010年9月18日16時33分

 福島第一原発3号機(福島県大熊町)のプルサーマル発電で、東京電力は18日午前、原子炉を起動させた。当初、17日夜に原子炉起動を予定していたが、非常時に炉内に水を送る装置の作動準備が整わないことを示すランプが点灯したままだったため、調整して動かした。



 東電によると、起動から3時間後の午後1時20分、核分裂が連続する臨界に達した。試運転を経て10月26日に営業運転に移る予定。プルサーマル発電は国内3基目で、東電では初めて。

 数年前からプルサーマルの計画があったようですが、昨年2月に福島県から認可、9月から実施された様で、今回の事故に至るまで半年弱の状態でした。

 プルサーマル wiki
 もんじゅのような高速増殖炉では、高速中性子によってプルトニウムを核分裂させるが、プルサーマルでは、通常の軽水炉と同様に、熱中性子によってプルトニウムを核分裂させることから、このような名称が作られた(和製英語)。



 通常、軽水炉ではウラン235とウラン238を混合したウラン燃料(二酸化ウラン)を核分裂させることで熱エネルギーを生み出すが、ウラン238が中性子を吸収し2度のβ-崩壊を経てプルトニウム239が生成され、そのプルトニウム239自体も核分裂する。

 その結果、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均約30%となる(プルサーマル発電を行なわない場合でも、運転中の軽水炉の中にはプルトニウムが存在し、ウラン同様に発電に利用されていることに注意)。それに対し、プルサーマルではMOX燃料と呼ばれるウラン238とプルトニウムの混合酸化物(Mixed Oxide)を燃料として使用する。

 プルサーマルで使われるMOX燃料はプルトニウムの富化度(含有量)が4~9%であり、MOX燃料を1/3程度使用する場合、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均50%強となる。



欠点

 しかし、プルサーマル方式は、元々ウラン燃料を前提とした軽水炉でプルトニウムを(一部)燃やすこともあり、経済的な課題のほか、技術的に見て課題点が多い。



再処理に関わる部分

 軽水炉からの高レベル核廃棄物をそのままガラス固化させる場合と比べ、事故が発生する可能性が飛躍的に高まる

再処理によって核廃棄物は却って増える
(一般的な資源のリサイクルと異なる点)


 冷戦終結後、ウラン資源の需給は安定しており、再処理で製造したMOX燃料では経済的に引き合わない状態になっている(つまり、プルサーマル計画自体が不経済)。

 再処理を行なうと核燃料の高次化が進むため、最大でも2サイクルまでしか行なえない(高速増殖炉の場合はこの問題は発生しにくい)[3]。

 これに対し原子力関係者は使用済み燃料の発生量や再処理工場の能力などから1サイクル目が終わるのは来世紀などと考え向き合うことを避けている。

 ・・・・


MOX燃料の軽水炉での燃焼に関わる部分

 高速増殖炉と比べて燃焼中に核燃料の高次化が進みやすく、特にアメリシウム241が生成されやすくなる。核燃料の高次化が進むと、反応が阻害され、臨界に達しなくなってしまい、核燃料として使用できなくなる。

 上記と関連し、事故が発生した場合には従来の軽水炉よりプルトニウム・アメリシウム・キュリウムなどの超ウラン元素の放出量が多くなり、被ばく線量が大きくなると予測される。


原子炉の運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが低下する。[4]

 燃え方にムラが生じ、よく燃えるところの燃料棒が加熱・破損しやすくなる。もっとも、

 これは現行の方式ではコストを下げるために一部の燃料棒のみにMOX燃料を入れるから起きる現象で、コスト面を犠牲にして全燃料棒にMOX燃料を入れるように変更すれば回避できる。

 水蒸気管破断のようなPWRの冷却水温度が低下する事故や、給水制御弁の故障のようなBWRの炉内圧力が上昇する事故が発生した場合において、出力上昇速度がより速く、出力がより高くなる。(燃料体の設計および原子炉内での配置を工夫することによって対処が可能[4])

 ・・・・・

MOX燃料


 MOX燃料(モックスねんりょう)とは混合酸化物燃料の略称であり、使用済み燃料中に含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜたものである。

  主として高速増殖炉の燃料に用いられるが、既存の軽水炉用燃料ペレットと同一の形状に加工し、核設計を行ったうえで適正な位置に配置することにより、軽水炉のウラン燃料の代替として用いることができる。これをプルサーマル利用と呼ぶ。



MOXとは(Mixed OXide)の頭文字を採ったものである。



問題点

 ウラン新燃料に比べ放射能が高い(特に中性子が著しく高い)ため、燃料の製造については遠隔操作化を行い、作業員の不要な被曝に十分配慮して行う必要がある。

 ウラン中にプルトニウムを混ぜることにより、燃料の融点が下がる。これにより燃料が溶けやすくなる。また熱伝導度等が、通常のウラン燃料よりも低下する。これにより燃料温度が高くなりやすくなる。

 核分裂生成物が貴金属側により、またプルトニウム自体もウランよりも硝酸に溶解しにくいため、再処理が難しい。

 FPガスとアルファ線(ヘリウム、ガス状)の放出が多いため、燃料棒内の圧力が高くなる。

 性質の違うウランとプルトニウムをできる限り均一に混ぜるべきであるが、どうしてもプルトニウムの塊(プルトニウムスポット)が生じてしまう(国は基準を設けて制限しているが、使用するペレット自体を検査して確認することはできない)。


追加 東芝原発設計者会見

外国特派員協会 3/14(第4回)福島原発に関するCNIC記者会見 中継

追加 東京電力 原子力発電所



地震前稼動状況
 福島第一 1、2、3号機稼動中→緊急停止 4、5、6号機停止中
  1号機:12日水素爆発
  2号機:14日燃料棒露出
  3号機:14日水素爆発
 福島第二 1、2、3、4号機稼動→緊急停止
  1号機:14日圧力抑制室100℃以下、午後5時から原子炉冷温停止中。
  2号機:14日圧力抑制室100℃以下、午後6時から原子炉冷温停止中。
  3号機:12日午後0時から原子炉冷温停止中。
  4号機:14日午後3時から原子炉冷却中。」

35年に3回の耐震基準改定―IAEAが不安視していた

2011-03-16 11:19:15 | 地震
 日本の耐震基準についてIAEAが不安視していたことが判明した。

 ポイントは35年回に3回しか見直しを行っていないこと。

 近年の地震が耐震基準を上回っていること、である。

 日本では日本の原発は耐震性を十分に考慮されていると、マスコミも学者の口をそろえていたが、具体的な事実はこうだったということだ。

 今の放射能被害についても同様である可能性は強い。


「【ロンドン=橋本聡】

 英紙デーリー・テレグラフ(電子版)は15日、2008年に国際原子力機関(IAEA)のスタッフが、日本の原発の地震対策に不安を表明していたと、内部告発サイト「ウィキリークス」から入手した米公電をもとに報じた。

 公電は、08年12月に東京で開かれた主要8カ国(G8)による原子力安全保安グループ会合の内容を東京の米国大使館が記したもの。

 ・・・それによると、IAEAの発表者は日本の原発について「耐震の安全基準が過去35年間で3回しか改定されていない」と発言。IAEAとして安全基準を再調査していると語った。

 IAEAの発表者は「近年のいくつかの地震は一部の原発の設計基準を上回っている」とも指摘し、深刻な問題だと述べたという。